平日日刊話題の本の情報をお届けします。
自己啓発、料理、動物、経済、趣味のコレクション、
一緒に本を楽しみましょ♪
2006年12月28日
今年は経済的なニュース、
しかも良くないニュースがたくさんあったように思います。
ライブドア問題、税金の問題、少子化問題、格差問題。
来年はどうか、明るい話題が増えますようにと
願わずにはいられません。
さて、日経新聞から出た、
来年の経済のキーワードをまとめた一冊をご紹介。
いくつかのQ&Aから、気になる話題をピックアップしてみます。
まず、気になるこれ。
問 いざなぎ景気を超える景気拡大といわれていますが、
その特徴は?
答 設備投資、個人消費の内助の日本柱が回復している。
バブル景気に比べて穏やかなペース。
原油高や米国経済が不安要因である。
いまいち実感がないのは、企業の設備投資や
人材の採用が慎重であるからだそうです。
ふーん。来年もこのペースで進んでいくのかなあ。
問 人口減少は日本経済にどんな影響を及ぼしますか?
答 日本の人口は2005年に減少に転じ、
50年後には1億人を割り込むといわれています。
人口減は経済活動の停滞や、市場の縮小につながります。
地方はすでに深刻な影響が出ているとか。
行政が破綻するなんて、ちょっと前では考えられなかったことです。
問 これから税金は全体として増える方向なのですか?
答 膨らむ社会保障費をまかなう必要性から、
中長期的には増税の方向です。
有力な増税候補は消費税です。
首相の「卒業旅行」に数十億円かけたりして、
税金はまだまだあまっているような気がするのは私だけでしょうか?
問 消費者金融への規制強化や、グレーゾーン金利について
教えてください。
答 多重債務者問題が深刻になり、営業活動への規制を強化する方向です。
出資法と利息制限法で異なる上限金利を一本化すべきという
意見が強まっています。
お金を借りたときの金利について、
二つの法律があったといのが問題のようですね。
ちなみに、私の妹の愛読書はミナミの帝王です。
これを読んでいると、気安く借金をしようという気持ちはふっとびますよ。
その他、企業買収や携帯番号の番号持ち運び制度なども
詳しく説明されています。
今年一年のまとめにいかがでしょうか。
来年はいいことがたくさんありますように!
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世間話、時事ネタ系
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文句なし。
どこからも文句のつけようのない典型的なサクセスストーリー。
DVDにもなっています。原作に非常に忠実なので、
そちらでも十分に楽しめます。
主人公サンティアゴは、メキシコから不法入国して
アメリカで生活している。
メキシコ男らしい、支配的な父親の元、造園業の仕事をしている。
ハリウッドの高級住宅街の芝生を整えている彼らの生活は貧しい。
そんな中、彼の楽しみはサッカー。
仕事の合間をぬって、仲間たちと試合をしているところを、
もとサッカー選手のグレイに才能を見出される。
アルバイトをしてお金をため、
イギリスに行きたいと願うサンティアゴ。
だが、父は猛反対だ。
祖母の助けによって、夜中にこっそり彼はアメリカをあとにする。
単身、なけなしのお金を持ってイギリスに来たものの、
グレイがチームに持っているコネは強力ではない。
グレイの強引な交渉で、なんとか練習生になるサンティアゴ。
一度目のトライアルでは、
ロスでは経験したことのない雨と芝のせいで、
普段の実力を出せずに失敗した。
絶望するサンティアゴだが、
グレイは彼の才能をどうしてもあきらめきれなかった。
パーティにもぐりこみ、監督に直談判するグレイ。
なんとかもう一度、
一ヵ月後にトライアルを受ける約束を取り付ける。
次第に才能を発揮するサンティアゴ。
チームのスタープレイヤー、ガバンも、
彼の才能を評価していた。
「夢なんて見ても無駄だ」。
父親にそういわれて育ってきたサンティアゴ。
トラブルが起こるたびに、あきらめが彼を襲うが、
次第に強く、上を目指したいという気持ちに変わっていく。
周囲の助けのもと、彼はチームの一員になる。
私が一番ぐっときたのは、その父親が、
サンティアゴの試合を見に
サッカー中継をしているバーに向かうところ。
ヒスパニックが、イングランド人の集まるバーに現れるのは
違和感たっぷり。
でも、サンティアゴの活躍に、
思わず「俺の息子なんだ!」と誇らしげに叫ぶ父。
家族の前では、決してサンティアゴを許す様子を見せない
不器用な父親の愛情に涙です。
貧しいヒスパニックの少年が、
「緑の芝生と、両端にゴールがある場所」
を自分のホーム(家)に変える、感動のサクセスストーリー。
いや、よかったですよ。ほんと。
いやな人間が一人もいないのもまた見事。
これ、3部作の第1部なんだそうです。
続きが楽しみです。
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話題の小説系
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最近の自己啓発書の流行は、
ただひたすらにポジティブでいようというものでは
なくなっています。
むしろ、ネガティブな部分に焦点をあわせ、
どうして従来の自己啓発では成功できなかったのかを
分析する本がはやっているような気がします。
目標を達成するためにがむしゃらにがんばっているのに、
疲れ果てちゃって今ひとつ効果が出ない。
そんな方におすすめする一冊。
幸せになりたい。みんなそう思ってるのに、
どうして幸せになれないのか。
その原因を自分自身の中に探り、解決しようという本です。
幸せになるのを阻害している、自分の思い込みを
「ビリーフ」という言葉で表しています。
ビリーフとは、人間の心の奥にある思い込みのこと。
成功したいという気持ちがアクセルだとすると、
このビリーフはブレーキ。
たいていの人は、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるので
うまくいかないのだと言っています。
それでは、ビリーフとは具体的にどんなもの?
たとえば、挨拶したのに無視されてしまったとき。
「人に好かれなくてはいけない、嫌われてはいけない」。
こんなビリーフを持っている人は、
嫌われたと思ってすごく落ち込んでしまう。
それを、「人に好かれるに越したことはない」と言い換えることで、
軽く受け流せるようになります。
失敗が怖くて行動に移せない人を縛るビリーフは、
「いつも完全でなくてはならない」。
どんどん仕事を入れてしまう人は、
「楽しむべきではない」。
うまく断れない人は、「自分の気持ちを優先するべきではない」。
いろいろな人の例が出てくるので、
当てはまるものがいくつかあるかもしれません。
ビリーフは、誰でも複数持っているのが普通だそうです。
じゃあ、具体的に成功するにはどうすればいいのか。
それにはまず、自分の望む人生のビジョンを描くことが大事。
何でもオーダーしていいレストランに入って、
「じゃあ、何か温かいもの」と注文してしまう客。
「具体的に言っていただけないとお出しできません」
というレストラン。
これ、人生のたとえなんです。
何でも望んでいいのに、具体的には何も望んでいない私たち。
それが凡人であり、それも幸せではあると思うけど、
こういう風に表現されると、
「じゃあもっと具体的に人生に要求してみようか」
という気持ちになります。
具体的に、自分のビジョンを描く。
それに対し、実際に取り組んでいく目標を箇条書きにする。
また、それに自分のビリーフを書き込んでいく。
夫婦仲が良くなりたい、という目標に対して、
「私は配偶者に愛されなければいけないと思っている」。
これも立派なビリーフ。
これを、「愛されるとうれしい」と書き換えると、
ぐっと心が楽になりませんか?
タイトルにノートという言葉を使っている通り、
書き込むスペースがたくさんあります。
コピーして使うもよし、一冊いっぱい書きなぐるもよし。
書き終わる頃には、
目標の達成はぐっと近くなっているのではないでしょうか。
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自己啓発系
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2006年12月22日
サンタさんはどうしていい子と悪い子がわかるの?
どうして世界中にプレゼントを配れるの?
サンタさんはどうして煙突から入ってくるの?
そんなありがちなクリスマスの疑問に答えてくれる絵本。
絵が細かくて、字もけっこう多い。
内容も、大人が読んでも十分おもしろい本でした。
では、サンタさんの秘密って、どんなものがあるんでしょうか。
まず、サンタさんの住んでいる場所。
それは北極です。
氷の下に、いろいろな施設があるサンタさんの家の絵があります。
施設ってどんなものかというと、
プレゼント工場や、倉庫、企画部、CIAなどがあるんです。
この絵本によると、クリスマスの用意という
大変な仕事をこなすのは、
実際にはサンタさんではありません。
世界中から集められたこびとが、その仕事をするのです。
こびとたちは、最初に研修を受けます。
トナカイ飼育法、クリスマス文化講座、おもちゃ工場、
お客様係、えんとつの上り下り方法などなど。
研修を受け、スキルを身につけたこびとたちは
それぞれの仕事にとりかかります。
世界中のこどもたちの手紙を整理し、
良い子か悪い子かの調査をする。
その調査係がCIA、つまりクリスマス・インテリジェンス・
エージェンシーの仕事なんですね。
そして、24時間稼動の工場でプレゼントを作る。
ちょっとどきっとしたんだけど、
ちゃんと8時間交代制のようで安心しました。
低賃金・劣悪環境下で作られたプレゼントなんて、
夢がないですもんね。
(そういえば賃金については触れられいなかったような…)
できたプレゼントは倉庫で整理され、
サンタさんよりも早く、世界中の「秘密の島」に配られます。
そこで待機させておいて、
サンタさんが最終的に戸別配達をするという仕組みたいです。
物流もしっかりしてるのね。
本当はやせているサンタさんは、
防寒用の分厚い服を脱いでえんとつから家に入り、プレゼントを配る。
朝に、子供たちが喜ぶように、そっと。
イブの日にプレゼントを配リ終えたサンタさんたちは、
クリスマスにはパーティをするそうです。
なんだかちょっと現実的で、面白い本でした。
「サンタさんって本当にいるの?」といい始めたお子様に
読んであげるのもいいかもしれません。
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生活、ほっこり系
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2006年12月21日
「欧米の戦争・戦略関係の大学、
陸軍士官学校などでは必ず文献リストのトップに挙げられる名著」
(アマゾンの読者レビューより)
翻訳本としては長い間絶版状態が続いていました。
内容も深く、また読み応えあり、
文庫にしては飛びぬけて高い値段ですが、
それだけの価値のある一冊です。
戦争というと、どうしても戦車とか、戦闘機とか、
兵士の勇敢さがクローズアップされがちです。
でも、それらをスムーズに機能させるのは、兵站、
つまり「軍隊を動かし、かつ軍隊に補給する実際的方法」
がうまくいくのが最低条件。
16世紀からノルマンディー上陸作戦まで、
ヨーロッパで行われた軍事活動を、補給の面から分析しています。
16世紀のヨーロッパの軍隊は、ものすごい大集団だったんですって。
家のない人たちの集まりで、
兵士、兵士の家族、召使、商人などが集団で動いていた。
オランダのある伯爵には、942台の荷馬車をつれて、
そのうち129台が、幕僚とその荷物だったのだとか。
なんだかのんびりしてますな。
その当時、補給部隊などを軍隊が持つことはなく、
基本的にはその場で調達するのが常。
だから、集団である軍隊が一箇所にとどまることができず、
食料と馬のえさを求めて、
戦場を移動するのが当時の軍隊行動の基本だったんだって。
それにしても、この馬のえさというのがクセモノらしいですね。
たくさん食べるし、集団だし、なくてはならないし。
そんな中で、ナポレオンは軍需品や、
食料の倉庫をつくり、輸送隊を作った。
ただ、道路事情の悪さから、効果は今ひとつなかったみたい。
ナポレオンのロシア遠征の失敗はロシアの冬の寒さのせいと
世界史の授業では習いましたが、
実際には、
・ロシアの道路事情の悪さ
・物資輸送路としてあてにしていた川が浅すぎて、
補給がうまくいかなかった
など、補給面での失敗もあるようです。
でも、実際には現地調達がうまくいって、
それほど飢えはなかったみたいですが。
20世紀にはヒットラーがロシアに遠征していますが、
彼もロシアの道路事情には苦労させられたらしい。
ヒットラーの時代には、軍隊に自動車が登場しますが、
・タイヤが足りなかったこと
・ロシアで現地調達したガソリンが、
ドイツ軍の自動車には適さず、精製施設がさらに必要だったこと
上記の点で、自動車を生かしきれたとは言いがたいそうです。
戦争っていうのはつくづく、大規模な消費活動なんだと
実感させられる。
素人の私が読んでも、何の役にも立たないし、
理解もできてはいないと思うけど、大変知的で、
飽きない一冊でした。
お正月の長期休暇に、少し時間のある方はいかがでしょうか。
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たまには教養系
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1912年初版、
アメリカ生まれの自己啓発書の図解バージョン。
自己啓発書にはいろいろあるけど、
ナポレオンヒルほど力強くなく、
どちらかというとジェームズ・アレンのような、
哲学的で、ソフトな印象の成功哲学です。
まず、本書ではお金持ちになること=いいことと
考えを変えることが大事だと説いています。
十分なお金がなければ、
才能や精神を最高にまで昇華させることは不可能。
言えてるな。
資本や人脈は関係ない。
自分の考え方を変えることがまず最初にやるべきことです。
世界にはまだまだたくさんの富がある。
富が足りないから貧しい人がいるわけではない。
誰かから奪うことでお金持ちになるわけではないのです。
現在が貧しくても、
ほしいものを想像し、そのイメージを明確に持つこと。
こういうと、「そんなことで金持ちになんてなれるもんか」
なんて言われそうですね。
でも、「思考をすることは重労働で、
たいていの人間はそれを怠っているから貧しい」って言われると、
自分の身を省みてしまいます。
けっこうね、どの自己啓発書にも同じようなことが書いてある。
最初から貧しくて当然と思っていることが、
実は大きな問題なのかもしれないなあ。反省。
アメリカ人なので、キリスト教の考えがそこかしこに見られます。
清貧を説くキリスト教ですが、
「人を貧しくしておきたいと神が考えているというのは古い考え」
と一刀両断。
人が生きて、最高の人生を送り、
命を増やすことは神の意思にかなうことである。
そのために、お金がたくさんほしいというのは
決して矛盾しない、と著者は言っています。
また、貧しい人たちへの施しについては、
「ほとんどのチャリティーは、
それ自体が撲滅しようとしている悲惨な状況を長引かせるだけ」
と厳しい。
貧しい人たちに必要なのは援助ではなく、想像力である、と。
100年ほど前に書かれたのに、いまだに売れている本書。
内容も古くなく、私は好きな一冊です。
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自己啓発系
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もともとは、航空券を買ったときのポイント還元サービスだった
マイレージプログラム。
それが、今ではクレジットカードの利用でも
マイルがもらえるようになり、
まったく飛行機に乗らない「陸マイラー」もたくさんいるようです。
この本は、ANAのカードでマイルをためる方法をまとめてます。
私は、あんまり計算が得意ではなくて、
「ポイント?めんどくさ」という主婦にはあるまじき人種です。
でも、読んでると、
世の中自分以外みんなマイルをためているみたいな気分になりました。
そのくらいすごい。徹底してる。
さて、じゃあどんな風にみんなマイルをためているのか。
まず、ANAカードを作るのが大前提。
それも、コンビニなどで決済できるEdy機能がついているものにすること。
買い物をするときはこのカードを使う。
食費、服飾費、通信費、居酒屋での支払い、
コンビにでの買い物、交通費、光熱費、通信費などなど。
これでだいたい月間20万円くらい使うとしたら、
それだけで約2000マイルをゲット。
Edyを使うときは、
1、ANAカードでEdyに一万円チャージ(これで100マイルがつく)
2、Edyで一万円分買い物する(50マイル)
同じ一万円でも、骨の髄までポイントゲットって感じですね。
また、クレジットカードだけではなく、
レンタルビデオショップ、TSUTAYAのカードや、
楽天市場での買い物でもマイルはたまるらしい。
住宅ローンはみずほ銀行で、
株の売買は大和証券かマネックス証券で、
ガソリン給油は出光かエネオスで、
中古車売るならカーセブン、
車検に出すならロータスクラブ、
英会話はECC、
などなど。
提携先が多いので、日常生活でちょっと意識すると、
マイルのたまり具合がぜんぜん違ってきそうです。
他にも、ネット上の無料会員登録で稼げる方法も紹介されています。
すごいなあ、すごいなあと思いながら読んでいた私。
メルマガを書くために、アマゾンの商品情報を見たところ、
「こんなの初心者向けです!」ってな書評を見てびっくりしました。
世の中もっとすごい人がいるのね。
とはいえ、基本的なことは押さえているようなので
マイラーデビューを考えてる方にはオススメの一冊かも。
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世間話、時事ネタ系
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スタンプが好きな私。
中学生くらいの頃、集めようとしたんだけど、
あれってけっこう高いんですよね。
大人になったらいっぱい買おうと思ってた私。
最近、何気なくヤフーオークションを見たんだけど、
すごいことになってますね。
ご存知でした?
消しごむはんこって。
消しごむに図案を彫ってるはんこなんですが、
女の子やら、動物やら、かえるやら、小さな文字まで、
とにかくいろんなデザインがある。
趣味で作った方が出品されてるみたいです。
それにしても、消しごむに彫るってどうよ。
手先の器用な人っていいなあ。
津久井智子さんは、消しごむはんこの第一人者といえる方。
消しごむはんこの本を何冊か出していらっしゃいます。
その中でも、この季節に合わせた、
年賀状向けの図案を満載した本が出ていました。
基本的に、図案をトレーシングペーパーで消しごむに書き写して、
彫刻刀とカッターで彫っていくのがそのやり方です。
カッターで線をなぞり、彫刻刀で隙間を掘っていく。
詳しい方法も写真で解説してくれていますので、
この本からはじめても大丈夫。
この本のいいところは、図案がたくさんあるところ。
干支も12種類のデザインが全部載っていますので、
今後12年間は年賀状も困らなさそうです。
年賀状のイラスト集って、子供っぽいか教科書っぽいかで
いまいちなものが多い。
でも、こちらは、かわいらしくてちょっとレトロ。
センスがよくて、こんなのが来たらきっとうれしい。
また、かまくらや子供の絵など、年末年始にぴったりな図案も。
いくつかのデザインを組み合わせることで、
オリジナリティのあるはんこを作ることもできます。
紙以外にスタンプするインクも紹介してくれているので、
自分ブランドのかばんなどもできるみたいです。
もともと消しごむに彫るのが消しごむはんこですが、
最近では「はんけしくん」という、
はがきサイズの消しごむが付録についてきます。
今年の年賀状は手作りはんこでひとつ、いかがでしょうか。
私ですか?
やっぱりパソコンで作ることになりそうです…。
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生活、ほっこり系
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出典がはっきりしなくて申し訳ないですが、
「ヨーロッパの道徳教育の基本はキリスト教。
日本では、それにあたるのは武士道である」
みたいな話を聞いたことがあります。
ブッシュ氏は、演説でしょっちゅう神という言葉を使うし、
昨日見たサッカーの試合でも、
選手は自然に十字架をきっている。
キリスト教圏の人たちにとって、
キリスト教の教えは日常に溶けこんでいるんですね。
この本の帯に、
「『ダ・ヴィンチ・コード』『十戒』『インディ・ジョーンズ』。
あの言葉も、こんな事実も聖書がルーツだった!」
という言葉があって、これで強烈に興味がわいたんです。
確かに、映画を観ていても、本を読んでいても、
キリスト教が背骨にない人間には理解しがたい部分というのはある。
それは、キリスト教を背骨に持った人が創ったものだからなんだろうな、
というのはうすうすわかってた。
いつか聖書を読んでみたいと思ってたものの、
できなかった私にはすごく面白かった一冊。
項目ごとに分かれていて、ちょっとした辞典みたいなので、
気軽に読めるのもよし。
聖書で出てくる地名、有名なところも解説あり。
イエスが生まれたナザレ、
ノアの箱舟がたどり着いたアララト山、
エルサレムの丘のひとつで、
イスラエルの王ダビデが他民族から奪った土地、シオン。
ちなみに、その後、シオンとはエルサレム全体を指すようになり、
イスラエルの民に与えられた土地という意味になったのだとか。
また、
モーゼが海を割った十戒の有名なシーンや、
湖の上を歩いたり、水をワインに変えたキリストの奇跡も、
「聖書のハイライト」として説明されている。
ダ・ヴィンチ・コードで、
ヒロインが水の上を歩こうとするシーンがあるけど、これが由来なのね。
また、今日一般的に言われていることと聖書の実際と違う点も
いくつか書かれています。
モーゼが、十戒という映画で海を二つに割りますが、
これは実際には「葦の原」だったんだそうです。
うーん、ちょっと迫力がないなあ。
まが、イブが食べたのは、
別にりんごとは聖書には書かれていないんだとか。
「食べてはいけないもの」というのが、聖書の言葉だそうです。
知ってたら、きっと映画や旅行が楽しくなる。
そんな知識がたくさんの本でした。
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たまには教養系
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2006年12月20日
おもしろかったです。
恋愛なんてマニュアルじゃないさ、って思ってる私だけど、
けっこうおもしろかった。
男は3語であやつられる。
あやつられている自分自身のことを、笑えるように書いてあるの
が面白いんだ。
奥さまとのやり取りも絶妙。
さて、著者の方は男女のコミュニケーションを研究されている
心理学者の方。
女性の心理をつかむための起業研修なども行っているそうです。
そういったセミナーや講演会で話す、実際に使える超実践ネタ。
これがこの本に書かれています。
実際にセミナーで話すときは、最初はおっかなびっくりだった
んだとか。
男性にむかって、「男をあやつれる」ってのも失礼ですもんね。
でも、話してみると、「確かに、それには弱いですな」と反応
は上々。
女性の方にも人気で、これを心がけて結婚にいたった方もいらっ
しゃるそうです。
じゃあ、どんなものがあるのか。
男性の方も女性の方も、必見のワザをいくつか。
「すごーい!」
かたいビンのあけたら、奥さまがすかさず「すごーい!」。
おかげで、「人生全てが肯定された気分になった」。
こんなんでよければ連発してあげるよう!
どこがすごいの?と突っ込まれても、
「なんかすごいですよ!」と返してしまえばいいんだって。
「○○さんみたいな人、なかなかいないですよ!」
男性は誰でも、「俺は本当は眠れる獅子なのさ」を持っている。
そこをくすぐる言葉。
また、素敵なラベルを貼ってあげるのも大事。
「やさしいね」
「陰で努力してそうだよね」
「こだわりがあるんだね」
こう言って、本質を見てるのよ的なアピールも効果的。
陰で努力してそうだよね、なんて言われると、
「朝食は毎日とってるしなあ」「今朝は日経新聞読んできたよ」
と、ちょっとした努力を思い出して気分が良くなるんだって。
かわいいのう。
実際に読んでみると、結構納得。
でもこれ、男性にあてはめるのはもったいないよ。
女性の私もどんどん言われたい。
子供さんがいる方は、子供さんにこんな言葉をかけてあげると
自信を持った、いい子になりそうです。
ちなみに、いろいろな言葉がある中で、最後にあげられているの
は「ありがとう。」
これは基本ですよね。
ここまで長い文章を読んでくださって。
みなさんほんとうに
ありがとうございます!!!!
本当に、いつも感謝しています。
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生活、ほっこり系
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最近の新書のタイトルの付け方には感動する。
もうここまでくると、コピーライターのワザと言いたいですね。
サラリーマンは2度破産する。
このタイトルもいいですね。
1度でも大変なのに、2度ですか。
では、いつ破産するのか。
それは、
・子供の教育費が大きな負担になる、高校、大学への進学時期。
・老後(住宅ローンが残っている場合)
じゃあ、どうしたらいい?
収入がたくさんあること=生活が豊か、貯蓄が多いわけではない。
貯蓄の多い家の特徴は、
・将来のイメージが明確で、夫婦で共有してる。
・必要なお金は先にとっておく習慣がある。
・モノを買うとき、比較検討が徹底してる。
・上手に運用している。
・長期的に考える。
このように、長期的視野を持って、
たくさんお金がいる時期に備えることが必要。
そう、この本は、サラリーマン、破産と
過激な言葉をタイトルにしてますが、内容はいたって堅実、地味。
節約、ライフプランのたてかた。これが本書の中身です。
節約するべき大きな支出は、一般的な家庭ではやはり住宅ローン
と生命保険といえそうです。
住宅ローンを組むときには、返せる額を借りるべきであって、
借りられる額を借りてはいけない、とのこと。
確かに。
また、生命保険についても詳しく説明してくれています。
んんん?
ここまで読んで気がついたんだけど、これって私が大好きな
「すてきな奥さん」に載ってることじゃないか。
(すてきな奥さんは主婦向けの月刊誌です)
また、会社で福利厚生がしっかりしているところは
なるべくそれを利用しよう、とも。
住宅ローンなども会社のものを利用するといいそうです。
収入を増やす手段として、オークションで不用品を売るとか、
投資をしてみようとか。
著者はあんまりくわしくはないみたいで、
後ろのほうにちょこっと、おまけみたいに記述してます。
編集部の入れ知恵&ページ数のつじつまあわせ大作戦に
見えちゃうのが悲しい。
男性の方にはきっと目新しい内容だったんですよね。
でも、これだったらすてきな奥さんのほうが、
おいしいレシピや、収納ワザなんかも載っててお得ですよ。
もっとも、タイトルにだまされて変な本を買わないのが
一番の節約なんですよね。
それは間違いない。それにしても、この本男性には評価が高いみたいですね。
家計のやりくりの基本書が新書になったという点では画期的なのかな。
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ビジネス、営業系
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映画、7月24日通りのクリスマスの原作。
映画とはちょっと違う内容でした。
本田小百合は、平凡で、ちょっと空想好きのOL。
ポルトガルに惹かれていて、会社ではずっとガイドブックをみている。
でも、実際に旅行しようと思っているわけではないのだ。
小百合のひそかな楽しみは、自分が住んでいる街、
長崎をポルトガルのリスボンにたとえること。
見慣れたバス通勤も、
リスボンの風景を空想しながら楽しく通っている。
小百合には弟がいる。
格好よくて、街では目立つ存在だ。
弟をほめられることが、ちょっとした優越感でもある。
会社の安藤さんは、小百合をときどき夕食に誘う。
安藤さんの奥さんは、小百合の高校時代の同級生なのだ。
結婚生活の退屈を、小百合の訪問で紛らわしている。
奥さんが一番輝いていたのは高校時代。
高校で一番もてる聡史とつき合っていた頃が、一番楽しかった。
その頃の思い出話を延々と聞く小百合。
いい人なんだ。
そんな平凡な日常に起こる二つの、ちょっとした事件。
同窓会で出会い、再燃した聡史と安藤の妻の関係。
弟にできた、地味な彼女。
相談にのるうちに、聡史とつき合うことになった小百合。
そして、弟の彼女が妊娠してしまう。
地味な自分。
情熱的な恋愛をしたことなんてない自分。
どこかで「分をわきまえている」自分。
弟の彼女を、小百合が認められないのは、
同じカテゴリーにいるはずの地味な女と、
輝いている人のカテゴリーにいる弟が並んでいるせい。
彼女も言う。「間違ったことはしないつもりだった。でも。」
そして週末、小百合は聡史のいる東京に出発する。
弟の彼女からかかってきた電話に、こう答えて。
「私も、間違ったこと、してみる。」
映画では、地味な女性がおしゃれに変身する話みたいだったけど、
小説はちょっと違う。
楽しいコメディというより、しっとりした恋愛小説でした。
その点、実は期待はずれだったんだけど、
読んでるうちにすっかり小百合に肩入れしちゃいました。
恋愛って、がつがつ探している人もいるけど、
大多数は、ひっそり、
ちょっと空想なんかもしながら待ってたりするんじゃないかな。
心はいつも女の子。
そんな私のオススメの一冊です(笑)
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話題の小説系
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くりまんじゅうみたいなだんなさんがかわいい、
マンガ形式のうつ体験記。
ユーモラスなタイトルとイラスト。
すごく読みやすいんだけど、内容はけっこうヘビーです。
30人いた会社で、リストラが行われた。
本に出てくるだんなさん、
「ツレ」さんは、会社に残った5人のうちの一人。
最初は「選ばれた」と意気揚々ですが、
しだいにその業務の多さに疲労を覚え始めます。
無理だろう、そりゃあ。
食欲がなくなり、だんだん元気がなくなってくるツレ。
眠れなくなり、自分の存在意義を深く、
そしてネガティブに考えはじめます。
会社を辞めることにしたものの、辞表を書くのに8時間もかかって
しまう彼。
その頃には医者にかかっていて、投薬も始めていました。
薬の効果が出ても、ゆり戻しがやってくる。
気分のいい日があっても、また、
落ち込む日が交互にやってくるそうです。
大好きなクラシックを聴いても楽しくない。
テレビはNHKが一番落ち着く。
民放はうるさく聞こえるそうです。
また、ゆっくりとすごすのが治療につながるんだけど、
そうしていると自分が役立たずに思える、
どうにもいたたまれない気分になるそうです。
ご夫婦のうつ闘病記で、奥様のマンガの合い間に、
うつをわずらわれたご主人本人の手記が載っています。
うつの患者さんが衝動的に自殺したがる、というのは
知識としては知っていたご主人。
そうして、実際に自分もうつになって、
その衝動がこみ上げてきたときの心境も語っておられます。
自殺しようとして、
ドアのノブに紐をかけて首をつろうとしたご主人。
奥様のイラストはかわいくて、こっけいに描いてあるんだけど、
実際に目の当たりにしたら、私だったら泣いてしまう。
本当はすごくつらい話だろうに、そのプロ根性に脱帽です。
また、いまだからこそ、というのもあるんだろうな。
私、いやなことがあると、
簡単に「もう、うつだよ」なんて言ってたのを猛反省です。
もっともっと、深刻なことなんだ。
こころの風邪と言われるうつ。
わずらっている人は多いのに、理解はまだまだのような気がします。
もし、身近にそんな方がいれば、
この本は理解の一助になるかもしれません。
読みやすいので、ぜひ本屋さんで探してみてください。
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世間話、時事ネタ系
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2006年12月08日
ママチャリに乗って、
縄文地図を片手に東京をまわる。
東京にお住まいの方には面白い一冊ではないでしょうか。
アースダイバーというのは、ネイティブアメリカンの神話のこと。
まだ陸地がなかった時、一羽のカイツブリが水底に潜った。
必死の思いで泥をすくって持ってきて陸地を作った、というもの。
東京が、
古代からの無意識の上に成り立っている都市であるとする著者は、
自分がアースダイバーになろうと決意する。
東京という海の底の、無意識という泥をすくい上げたのが
この本ということでしょうか。
縄文時代は、今よりも地球より高温で、
海面も100mくらい高かったそうです。
そこで、東京を
・洪積層 縄文時代から陸地だったところ。
・沖積層 縄文時代は海だったところ。
に分けます。
沖積層である、湿り気を帯びた地帯というのは、
人間の情欲が集まりやすい。
新宿は、見事に乾燥地帯と湿地帯が入り組んでいる。
乾燥地帯には大きくて華やかなデパートが並び、
歌舞伎町のような湿地帯には、
人間の肉体を商品とするような店が並んでいる。
面白かったのは東京タワーについての考察。
東京タワーは、縄文時代以来の死者の王国であった。
(根拠を示すものがないので、ちょっと戸惑うんだけど。)
まあ、とにかく、東京大空襲があったし、
東京タワーの周りには墓地がたくさんある。
タワーを作っている鉄も、
朝鮮戦争で使用された戦車をつぶしたものだそうです。
エッフェル塔が、天と地を結ぶ橋だとすると、
東京タワーは、ギリシア神話の死の神、タナトスの塔だといえる。
縄文時代から人は、岬を神聖視していた。
今、テレビ局などの電波塔が立っているのは、
ほとんどがその岬の跡だ。
大学は、権力から自由であった場所、
すなわち死に関係がある場所に作られている。
巻末にアースダイバーマップ(縄文時代の海と陸の図)つき。
歴史関連の本かと思って楽しみに読み始めたんですが、
私にはちょっときつかった。
あんまり事例がはっきりしないのと、
著者の方の思索がどんどん飛んでいくので。
哲学は今ひとつ、な方は、
巻末の地図だけを眺めているだけの方がよさそう。
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たまには教養系
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2006年12月07日
蟹工船ってネットで調べてみたら、
東京にこの名前のカニ料理屋さんがあるみたいですね。
オーナーさんはこの小説読んだのかしら?
私は、蟹工船を思い浮かべたら、
座敷で優雅にカニ料理なんて気分にはどうしてもなれないけどなあ。
さて、どこが話題の本なんだ?なんて怒られてしまいそうだけど、
本日はプロレタリア文学の名著、蟹工船をご紹介です。
この小説が、今、漫画になって売れています。
私は新聞広告で見たんだけど、なぜ今?と思ってしまいました。
ご存知の方が多いとは思いますが、
一応簡単に蟹工船のあらすじをご紹介。
時代は昭和初期。大日本帝国だったころの話です。
北はオホーツク海で蟹漁をする漁船、博光丸。
ぼろぼろの船の中で、猟師の男たちが蟹をとり、
缶詰に加工する仕事をしている。
監督は猟師たちを人間とも思っておらず、
ひどい労働環境で働かせる。
それは仕方のないこと。
最初はそう思っていた彼らだが、
仲間の学生の啓蒙によって労働環境の改善を求めるストを打つ。
しかし、帝国軍が船に乗り込み、
指導的立場にあった学生たちを逮捕していってしまう。
代表を立てたために、かえって弱点を教えてしまった。
今度は、首謀者なんていない。みんなが、闘う。
そうすれば、資本家も、みんなを逮捕なんてできないだろう…。
日本がまだ貧しく、目に見えて格差があった時代。
下のものは徹底的に搾取されていた時代。
そんな時代に生まれた共産主義文学ですが、
この蟹工船がいまだに人気があるのは
そんな主義主張だけではないと思います。
もう何年も昔に読んだ本ですが、
その情景がありありと今でも思い浮かぶ。
荒れた北の海、無骨で無邪気な猟師たち、
潮と汗で「すえたにおい」のする服。
なんつーか、リアル人間、リアル労働者が描かれていて、
決して明るい小説じゃないんだけど、
読んだあとに深く感動できる。
現代の小説にはない骨太さが人気の秘訣なんでしょうか。漫画の蟹工船はこちら↓
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たまには教養系
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2006年12月06日
加賀友禅で使われる絵柄を、
現代風のイラストに仕上げたポストカードブック。
一枚一枚をはがきとして使えるようになっています。
レトロな感じのイラストがとてもかわいいんだけど、
その一枚一枚に、その絵柄の意味が書かれています。
現代では、ひまわりの模様の浴衣なんかもありますが、
本来、着物の図柄にはいくつかのパターンがあるみたいですね。
私は普段着物は着ないんだけど、こういう、
植物を文様にして意味をこめるあたり、
奥が深くていいなあと思います。
加賀友禅は、石川県で作られた着物の生地で、
京友禅とはちがうものだそうです。
身近な植物を、絵画的に描く染色の手法で、
虫食いの様子も描いているんだとか。
友禅というときらびやかなイメージがあるけど、
加賀で作られものは素朴な感じがするんですね。
いくつかある文様から、
説明文が素敵なものをピックアップしてみました。
松
一年中使える文様。
平安時代から衣装のデザインとして使われている。
長生きの象徴。
躑躅(ツツジ)
江戸時代、元禄から享保にかけて流行したツツジ。
ツツジには毒があって、
それを食べた羊が足踏みしてうずくまったことから
この漢字が使われるようになった。
紫陽花
万葉集にも読まれている日本古来の花。
花の色が変化するため、
心変わりの花として嫌われたこともあるが、
夏の代表的な花として浴衣などに使われる。
藤
高貴な色、垂れ下がる様子が連想させる稲穂。
豊作を予兆する神聖な木として、家紋にもよく使われている。
なるほどなあ。
鉄線
こんな花知らなかった。
かたいツルを持つ植物なので、結びつきを大事にする結婚衣裳、
訪問着などに使われる。
鉄線唐草といって、唐草模様に描かれることが多い。
唐草
古代エジプトで生まれ、中国を経て奈良時代の日本に伝わった文様。
絶えず続くということで、
婚礼調度、長寿延命、子孫繁栄の象徴になった。
きれいなイラスト、質のいい紙。
贈り物にしてもいい本です。
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生活、ほっこり系
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夫に、スーパーでバイトでもすれば、
と言われて激怒する妻。
「何よ!店員の仕事なんか簡単だと思って!
どんなにがんばっても私にはできなかったんだから!」
客が来ると笑顔で接客し、レジを打ち、お金をもらう。
もらったお金をレジにしまい、おつりを渡す。
さらに、ちょこっとした質問なんかにも答えなくてはいけない。
同時にたくさんのことをできない彼女にとっては、
とても大変な仕事だ。
そんな、一見普通、でも、ちょっと人と違う行動をする人。
周囲の空気を読めず、暗黙の了解というものが通じず、
ひとつのことをやりだすとそれに熱中してしまう人。
上記のような症状を持つ、高機能自閉症/アスペルガー症
候群といわれる脳を持つ女性について、夫の視点で書いた本。
私はこの病気、いや、障害というべきなんだろうか、
についてはぜんぜん知識がなかった。
どこか行きたい所ある?週末に、
車で出かけるときにそう声をかけると、
「どこかってどこ?具体的に3箇所上げてみて」
と答えが返ってくる。
(言葉についてはとても厳密に意味を確かめるんだそうです。)
電話が突然鳴るのには対応できない。
情報を仕入れて整理することに長けていて、
夫の趣味であるモトクロスに関しては今では夫以上に物知りだ。
読んでいると、ちょっと変わった人だなあ、
このくらいなら周りにもいそう、
(もしくは自分にもあてはまるかも)というところが多々ある。
たとえば、予定が狂うのがいや、というのがあるんだけど、
これは私にもあてはまる。
ただ、予定が狂ったときにパニックになったり、
もとの予定に執拗にこだわるというのがやっぱりちょっと違うと感じる。
全体的に、表現が軽く、ユーモアにあふれ、
読みやすくはしてあるんだけど、やっぱりところどころで、
なんというかしみじみと「異星人っぷり」があふれ出してくるのがすごい。
人と違うことで、社会に出てもうまくいかず、
子供時代は問題児扱いされた彼女。
結婚生活という、初めての他人との生活で
アルコール依存症になってしまう、
「暗黒の時代」についても記述されています。
持ち前の好奇心を生かして、ネットなどで情報を集め、
自分が高機能自閉症だと自覚したのが30代半ばでした。
人とうまく会話ができないので、
ワイドショーなどを見て軽い会話のやり方を学ぼうとする。
電話での即時になされる会話は難しいので、Eメール、
ファックスを使ってコミュニケーションを図る。
ウツになったときは
ガーゼの毛布に包まって寝転がってしまうけど、
日々カイゼンに努力している姿には圧倒されます。
読んでいて、夫の視点で書かれているので、
妻をそこまで異星人扱いするのはどうかな、と思う。
でもあとがきを読んで納得しました。
実際に書いたのは妻、自閉症を持つ本人だったんです。
強烈な個性を持つ、印象的な一冊でした。
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世間話、時事ネタ系
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タイトルは石油の終焉ですが、
エネルギー問題がテーマになっている、
非常に読み応えのある一冊です。
最初に、文明の発達とエネルギーについて書いてあって、
なるほど、
文明の発達は使えるエネルギーの増加によって支えられてきたのが
よくわかります。
石油が、エネルギーの主役になったのって、
せいぜいここ100年くらいのものなんですね。
それまでは、石炭が主なエネルギー源だった。
石炭業者たちはこぞって、石炭の枯渇を認めようとせず、
石油にとって代わられることは否定していたという。
さて、100年の間、エネルギーの主役の座にあった
石油はの現状はどうなのか。
本来、産出量が少なくなる→値段が上がる、のが正常な市場です。
ですが、著者は、OPEC諸国の政治的な駆け引きによって
石油の値段は適正な競争下には置かれていないと主張しています。
現在、OPEC諸国以外でも石油はとれますが、
そのほとんどが「採取が難しい石油」。
この話は本書では繰り返し出てくるのですが、
石油採取の現状は、「低い枝のものはほぼ取り尽くした。
あとは、取るのが難しい高い枝のものだけ」。
たとえば、北極ではまだかなりの石油埋蔵量があるそうですが、
掘り出す技術と、運搬を考えると不可能に近いみたい。
環境にも負担がかかりすぎるそうです。
また、アゼルバイジャンなどでは、
明らかに石油の枯渇が見られるということも書かれていました。
結果的に、イージーオイルを手に握っているOPEC諸国が
石油の価格を調整できる、と著者は言っています。
それでも、エネルギーの需要は依然増加の一途をたどっている。
中国では産業が発展し、
今まで以上にエネルギーを消費する傾向が高まっている。
本書では、現状で開発途上にある代替エネルギーも
いくつかあげられています。
植物を使ったバイオマス、アルコール燃料。
これは最近よく話題になっていますね。
もうひとつ、水素電池というものも開発されているようです。
非常にクリーンなエネルギーですが、
実用化されていないのが残念。
全体的に、石油の将来に対しては非常に悲観的。
実際に、現在の技術で採掘、
利用できる石油は減少の一途をたどっている。
ただ、いろいろな政治的な思惑にとらわれて、
対応策はとられていない。
減少を認めず、ぎりぎりまで生産能力を上げ、
現在の需要に対応する。
そうすると、ある日いきなり、
石油の値段が高騰する事態に陥る、
という論旨ですが、考えるとすごく怖い。
「燃費を考えずにオフロードの大きな車を買ってしまう」
(まあ、そんな人種はアメリカ人くらいだと思いますが)
人には、ぜひ読んでいただきたい一冊。
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硬派!社会派系
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2006年12月01日
私が行く本屋さんでは、いろいろと工夫がされていて、
今週でた新作と、よく売れた本がわかるコーナーがある。
人気本のコーナーにあったので、ふと手にとってみました。
まだ人気あるんだ、この漫画。
近所のお姉ちゃんにコミックをもらって、
その世界にあこがれていた子供の頃。
ふわふわのドレスとか、リボンとか、
まねをした絵を描いたりしてたなあ。
フランス革命をテーマに、
マリー・アントワネットの生涯を描いた、
ベルサイユのばら。
その漫画を題材にした新聞コラムが本になりました。
32年ぶりに出た新作の、池田理代子本人による4コマ漫画と、
記者の方の解説コラムの組み合わせ。
漫画は、本編のパロディみたいな感じです。
王宮を守る近衛兵隊長で、男装の麗人オスカル、
アントワネットの恋人、スウェーデン人のフェルゼン、
オスカルの幼馴染で、後に夫となるアンドレ、
懐かしい面々が、3頭身になって活躍しています。
朝日新聞の土曜日版で、コラムとして掲載されていたようです。
記者の方がすごく楽しそうな気がするのは私だけ?
錠前作りが趣味のルイ16世。
機械オイルがこぼれて顔についたのを、天然痘と間違えられる。
地味で、政治よりも趣味に没頭ていた性格を、現代ならきっと
アキバ系のオタクだったにちがいない、と解説しています。
また、アントワネットを気遣うあまり、ストレス太りしてしまう
母マリア・テレジアもかわいい。
解説では、マリア・テレジアの偉大な女王ぶりに触れています。
アントワネットとフェルゼンの仮面舞踏会での出会い、
黒い騎士を追いかけるオスカル、
町の酒場でけんかしたオスカルを抱えて歩くアンドレ。
原作のファンなら懐かしい名場面が、
これでもかってほどパロディになってる。
往年のファンの方には必見の一冊です。
私、どうしても読みたくなっちゃって、
原作も読み返してしまいました。
小学生の頃は、ドレスとバラしか興味がなかったけど、
改めて感動しちゃった。
平凡で、失礼ながら軽薄な女性であるアントワネットが、
女王であったためにおきた不幸。
当時のフランスの国家財政難の原因は、
アメリカ独立戦争に加担したせいだそうですね。
女王一人の贅沢で国が傾いたわけではない。
でも、外国人である彼女は、
国民の憎悪の対象になりやすかったんでしょうね。
歴史ってほんとはすごく面白い。
世界史を履修したかどうかを損得ではかるなんて
間違ってると思うよ。
なーんて、受験から遠く離れた世代だから気楽に言えるのかな。
でも、ほんと、面白いのに〜。
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アイ ラブ コミック♪
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賛否両論ある一冊。
私がこの本を手に取ったきっかけは、
本屋さんでのちょっとした出来事でした。
高校生の女の子たちの一群が入ってきて、
「読書感想文書いた?」「まだあ」なんて会話。
懐かしいなあ、なんて思ってたところ、
そのうちの一人が「あおぞらは?」って。
その内容をちょっとばかり知ってたので、びっくりしました。
こんな本の感想を書かれても、先生も驚くだろうなあ、って。
女子高生中心、なんでしょうか。
よく売れているこの本。
星野夏という女子高生の手記という形をとっています。
(じゃあ小説じゃないか…)
信頼していた先輩に裏切られ、中学生でレイプされてしまった夏。
彼女をおもちゃのように扱う男の子たちに絶望し、
援助交際、下着売り、リストカットなどの自傷行為を繰り返します。
心配する家族に話せるわけもなく、
死んだような毎日を送っています。
高校に入り、彼女はこぅちゃんという男性と知り合います。
男性に対する恐怖心は消えなかったけど、
誠実に接してくれるこぅちゃんに、次第に心を開く彼女。
思い切って過去を告白したところ、
こぅちゃんは彼女をいたわり、
変わることのない愛情を注いでくれる。
そんなこぅちゃんが、バイクで事故にあってしまう。
治る見込みのない彼のために鶴を折り始める夏。
彼女の必死さに打たれ、クラスメイトからも鶴が集まった。
祈りの甲斐もなく、こぅちゃんは死んでしまう。
再び絶望する彼女に、
クラスメイトは今度は「がんばって生きて」という
メッセージの入った鶴を夏に渡してくれた。
周囲に支えられて生きている、と今は思える。
「みんなひとりじゃないんです。
それをあたしは教えてもらいました。
この原稿から、少しでもそれが伝われば本当にうれしいです。」
夏さん本人の言葉だ。
はっきり言って、文章は稚拙。
思考も幼い。嫌いな人には嫌いな文章だと思う。
私も、正直に言うと受け付けない部分が多い。
自分に高校生の子供がいたら、
あまり読んでほしくはない一冊。
内容がつらすぎることがひとつ。
非常に「きつい」体験ではあるけど、
文学として浅いというのがひとつ。
でも、こぅちゃんが死ぬところでは号泣してしまって、
だんなに驚かれてしまいました。
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話題の小説系
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