平日日刊話題の本の情報をお届けします。
自己啓発、料理、動物、経済、趣味のコレクション、
一緒に本を楽しみましょ♪
2007年08月31日
たかがペットとはいえ、
一緒に暮らしていると大事な家族の一員に思えてくる。
そのペットが死んだときには、
家族を亡くしたみたいに悲しくて
心にぽっかり穴が開いたような気がする。
そんな経験をお持ちの方に。
絵本です。
「天国のちょっと手前に、『虹の橋』と呼ばれている場所がある。
生前、とくに誰かと親しくしていた動物が死ぬと、
ここへ行くんだ。
それでずっと病気だったり、
年をとってしまった動物たちは、
ここに来て健康と元気を取り戻す。
たったひとつのちっちゃな不満を除けば、
彼らは幸せに暮らしているんだ。
そう、後に残してきた、とても特別な誰かに逢いたい、
と願う切ない思いを除けばね。
彼らは、いつもみんなで走ったり、遊んだりしているけれど、
でもある日、そのうちの一匹が立ち止まると、
遠くをじっと見つめるんだ。
その目はキラキラと輝き、
体はたまりかねたように小刻みに震え始める。
そして突然みんなから離れると、みどりの草の上を、
一目散に飛ぶように走り始めるんだ。
そうやって、
あなたと、あなたの特別な友達は、
ついに出会って再会を喜び合い、抱き合うんだ。
『もう二度と離れるものか』というように。
そして、あなたたちは一緒に、
『虹の橋』をゆっくりと渡っていく…。」
イラストもかわいい。
私、「特別な友達」に出会えて
走っていく犬の瞳が潤んでいるイラストで号泣しました。
ペットを亡くされて、
辛い思いをされている方へのプレゼントにしても
素敵な一冊です。
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生活、ほっこり系
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2007年08月30日
先週から戦争とか格差とか、
なんだか現代に絶望しそうな本ばかり読んできたので、
ここはひとつ、タイトルもそのまま。
「絶望に効くクスリ」を。
漫画家、山田玲司さんがさまざまな人物に会い、
インタビューしている本。もちろん漫画です。
これを読んでいると、
自分のつまらない悩みなんか
まだまだたいしたことがないんだ、とか、
こんな風に生きている人もいるんだ、といつも励まされる。
この本に出てくるのは、
・解剖学者 養老孟司
・日本テレビ 土屋敏男(電波少年のT部長)
・ダンサー アキコ・カンダ
・作家 猪瀬直樹
・作家 宮城まり子
・ギタリスト 野村義男
・文筆家 伊勢華子
・ピアニスト 舘野泉
どの人の言葉も含蓄があり、深く感動できるんだけど、
私が好きな話は宮城まり子さんと野村義男さん。
小説家吉行淳之介と不倫の恋に落ちた女優、
宮城まり子の壮絶ともいえる愛し方。
病魔に侵され、
時にひどい欝になり作品を燃やしてしまったという吉行氏。
宮城氏は言う。
「だからいつでも燃やせるように暖炉を作ったの。」
こんな風に支えるだけの愛情っていうのもあるんだなあ。
そして、その優しさと強さが、
ねむの木学園という障害児を預かる施設を作ることに
つながるのかなあ、なんて優しくも強くもない私は思う。
無邪気なんだ。
ただ、自分のやりたいことをしたの、彼女は言う。
無邪気といえば、野村義男もそうである。
野村義男。ええ、私の世代のアイドルですよ。
アイドルのヨッちゃんが
地味なギタリストになっていたのを、一時は笑いはしたが、
今では十分に成功したといえるのではないでしょうか。
ただギターが好きなだけ。
仕事がない時代にはそれなりに苦労もしたようだが、
それでもそう言って笑う。
貯金をはたいてギターを買って、
残りが120円くらいになったと言って笑う。
好きなことに没頭して笑えるというのは素敵なもんだと思う。
他にも、左手だけでピアノを弾く舘野氏。
世界の子どもたちの言葉を集める伊勢氏。
道路公団に命がけの戦いを挑んだ猪瀬氏。
こんな人もいる。
暗いニュースばかり読んでいると、
私みたいな凡人はすぐにやけっぱちになってしまうけど、
決して世の中いやなことばかりじゃない。
後ろ向きになってるひまなんてないな。
そう思える一冊である。
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アイ ラブ コミック♪
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2007年08月28日
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日記
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2007年08月25日
2005年、日本人がイラクで武装勢力に殺された。
その日本人は、イギリスのハート・セキュリティ社で働いていて、
イラクには警備員として派遣されていた。
ハート・セキュリティ社は、PMCと呼ばれる種類の会社である。
今、イラクに展開する米軍は
PMCといわれる民間企業なしでは組織として機能しない。
PMC。プライベート・ミリタリー・カンパニー。民間軍事会社。
本書では、いまや各国の軍事活動に
なくてはならないものであるPMCの実態、
活動を詳細にレポートしている。
戦争と経済活動の関係としてみるのも大変興味深い一冊である。
PMCは主に後方支援に携わる。
たとえば、米軍の食料補給は、
ケロッグ・ブラウン・ルート社が全面的に請け負っている。
物資の搬送(武器弾薬も含む)、
非政府組織や公共施設の警備、
新兵の訓練から果ては捕虜の尋問なども、
PMCが仕事として「受注」しているのが現状だ。
捕虜の尋問に関しては、
もともとこれは敵の情報を知る大変重要な仕事で、
本来は訓練を受けた専門家があたるものであるという。
だが、軍の人手不足、いい加減な新規参入会社の受注などの
「素人による」尋問が、
問題の捕虜虐待事件に結びついたと本書では述べられている。
イラクでは今、PMCバブルの真っ最中なのだそうだ。
なにしろ、仕事はあふれるほどある。
そのため、知識や経験のない人間が簡単に会社を設立し、
仕事をしている例も数多く報告されている。
だが、もともとはPMCは
軍のエリートたちが除隊後に始めたサービスであったそうだ。
アメリカに利するゲリラ組織を援助するヴィネル社。
若王子氏誘拐事件の解決に暗躍したコントロール・リスクス社。
戦闘まで請け負うエクゼクティブ・アウトカムズ社。
元デルタ隊員というエリートだけを採用している
トリプル・キャノピー社。
これらの会社の活躍も記されているが、
PMCが海兵隊員を助けたというエピソードなどを読むと、
どっちが本来の軍隊なのかわからなくなってしまう。
実際に、給与面でも、訓練の内容でも
軍隊より民間企業の方が各段にいい。
そのため、もっとやりがいのある仕事を求めて
軍を辞める軍人は大変多いそうだ。
もっとも、恵まれているのは先進国の人間だけで、
安い給与で働かされている発展途上国から集められた兵士、
ではなく警備員の実態も報告されている。
最後に、PMCが行う
危険地域を取材するジャーナリストのための合宿の様子が
述べられていて、
ここまで至れりつくせりなのかとため息をついた。
また、マスコミをコントロールして
世論を誘導する企業もあると知り、
現在の戦争は単なる兵隊の殺し合いではないことも実感させられた。
戦争と一口で言っても、
それが大規模な経済活動であることを改めて確認させられる。
そして、それをビジネスにしてしまう民間企業の貪欲さにも
感嘆、脱帽してしまう。
その強さ、したたかさ。
勝者はいったい誰なのか。
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硬派!社会派系
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最近、憲法9条の改正についての議論がときどき聞かれるようです。
本屋さんでも9条に関する本や、戦争に関する本がよく並んでいる。
私は戦争なんかいやだ。体験談なんかを読むたびに思う。
だって庶民は苦しいだけみたいなんだもん。
さて、ではその戦争とは何なのか。
戦争学なるものを紹介しているこちらの本、読んでみました。
「病気に勝つなら医学を学ぶことと同じように、
真に平和を欲するなら戦争を学ばなければならない。
戦争は外交で得られない妥協を戦場で獲得するのだ。」
冒頭に、イギリスの戦略家リデル・ハートの言葉を引用している。
国際社会を構成する単位は国家であると著者は言う。
国際連合や、国際法は拘束力を持たず、
具体的に行動するのは国家だからだ。
国家同士は常に対立関係にあり、
地政学的、国体の対立、国力の不均衡などの原因で
衝突するのが常である。
人間同士なので、情緒的な問題が戦争に発展する場合もある。
戦争をとらえるのに、社会的な役割ではちがうアプローチがある。
庶民にとっては、平和を希求するのであれば、
社会学的な見地から戦争を眺めることが必要である。
指導者は、兵たちを鼓舞するためのカリスマ性がなくてはならない。
また、国家戦略として、
近隣に強国を作らせないという勢力均衡政策を
採ることも必要である。
わが国は第二次世界大戦において敗北を喫しているが、
その際にアメリカに文化的に占領されてしまった。
ちなみに、無条件降伏という言葉がありますが、
これは基本的に軍隊のみに適応する言葉なんですって。
軍隊を無力化することは戦争の終結として当たり前のこと。
ですが、国家を無条件で降伏させるということは
今までの歴史ではありえなかったこと。
この辺の言葉の違い、知らなかったので勉強になりました。
第二次世界大戦は、有色人種の白人種からの差別への戦いであり、
日本はその先鞭を切った、誇りを持って語ってもよいことである。
国土そのものを防衛線とするのは浅薄な考えであり、
太平洋において日本が戦闘を行ったのは決して侵略ではない。
現在も、石油を輸入に頼る日本としては
アジア海域での安全が死守すべきラインである、と著者は説く。
好戦的であれ、という本ではない。
むしろ、生き残るために、誇りを失わないために
戦争を直視しようという内容。
賛否はあると思いますが、まずその議論に加わるために、
なかなか読み応えのある一冊でした。
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硬派!社会派系
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知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
さすが夏目漱石である。
理屈通りにいかない人生を、
この文章で見事にあらわしていると三十路の私は納得する。
中学生の頃に聞いたときは大して何の感動も受けなかったけど。
さてさて。
そんな住みにくい人の世には、
理想論だけでない人生の知恵が必要。
きれいごとだけではなく、
なるほど、と思わされる言葉が多い一冊です。
1ページにひとつの言葉と解説。
どこから開いてもいいので、一日のはじめに
気まぐれで言葉を拾ってみてもいいかもしれません。
・八方美人になる。
仲間内の主流を観察し、その場に溶け込むことが大事。
特に下っ端のうちはこのような態度でいることが必要である。
・わかりやすく、はっきりと話す。
難しい言い方をすればいいというものではない。
感じよく、伝わるように人に話そう。
・真実を上手に伝える。
ありのままを知らせることがいいこととは限らない。
誰かが辛い思いをする真実なら、和らげることも必要。
・世間が認めているものにけちをつけない。
ひとり意見を異にすると怪しまれるし、
まちがっていればばかにされる。
・胸のうちをあかさない。
自制して多くを語らないこと。
もらしたこと全てに対して
必ず代償を払うことになるからだ。
・愛情に執着しない。
愛情が深まりすぎると、敬意は薄れていく。
度がすぎれば侮りのもと、というわけである。
・斜陽の姿をさらさない。
何事も引き際が大事。
華のあるうちに引くことが重要だ。
たいていの自己啓発書では、八方美人にならない、
愛情を大切に、などと書かれていることが多い。
しかし、それだけでは大やけどをすることがあるのも人生。
大人向けの名言集です。
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自己啓発系
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2007年08月22日
リッツ・カールトンに泊まってみたい!
そう思わずにはいられない。
話題のリッツ・カールトンについて書いた本。
著者のお泊り体験談という形で、
いまいち体系的な理屈がないのが残念だが、
それでも、「こんなことがあってもう最高!」
という著者の話は楽しい。
また、リッツ・カールトン東京の総支配人である
ドゥブランク氏による補足があるので、
それなりにはまとまっています。
主婦業と社長業を両立させている著者は、
ある日リッツ・カールトン大阪で行われたセミナーに参加する。
そして、全世界にあるリッツ・カールトンを制覇、
全部に宿泊してみたいという欲求にかられる。
宿泊代は決して安いものではない。
しかし、なんとか安い部屋を探し、
エコノミークラスでリッツ探訪の旅に出かける。
そこで、信じられないようなサービスを受けることになる。
朝はコーヒーを飲まなくてはしゃきっとしないという著者。
日本からコーヒーポットを持ち込みます。
リッツでは、従業員は客の好みや、
ふと気づいたことなどをメモして
専用の箱に入れるような仕組みができています。
著者がコーヒーを自分で沸かしているのを知ったホテルは、
以後、著者が泊まる部屋にコーヒーポットを用意してくれた。
世界のどのリッツに宿泊してもだ。
顧客の情報がきちんと全世界で共有されている。スゴイ。
タイで頼んだスープがおいしかったというのを覚えていてくれて、
アメリカでもそのスープが特別に供される。スゴイ!
また、あるとき、自由の女神の見える
ニューヨークの部屋に泊まった著者のもとに
チョコレートの自由の女神像がサービスされる。
なんと、女神の顔のところに著者の写真が貼ってある。ニクイ!
誕生日には、従業員用のエレベーターに乗せられた。
各階に停止するので不思議に思うと、
そこに従業員が並んでいて、
「おめでとうございます!」と祝福の声をかけてくれた。
これは泣く。
リッツ・カールトンでは、
全従業員がすべての仕事に対応できるように違う
職域の仕事のトレーニングを積む。
転職の多いホテル業界では抜群の定着率を誇っている。
社員食堂は無料で、ホテルのコックが考案したメニューが出る。
従業員にはそれぞれ、自由に使える予算と決定権限がある。
客へのサービスは現場のアイディアで行われることが多い。
いやあ、すごい。
サービスとは何か、ものすごいエピソードの数々である。
リッツ大好きな著者の楽しいお話を聞く、という感じなので、
気楽に読めるのもいい。
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ビジネス、営業系
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舞台は京都。
大学院生の主人公は、後輩である黒髪の乙女に恋をしている。
この恋を、「何とか外堀から埋めていくべく」悪戦苦闘する姿と、
乙女の不思議ぶりを描いた恋愛ファンタジー。
森見さんは独特の文章を書く方で、これが好きになれるか、
どうかでずいぶんとその評価が違ってくると思う。
文章を少しを引用してみます。
「たとえば、手近な人間のほっぺへ、やむを得ず鉄拳をお見舞い
する必要が生じたとき、人はこ拳を堅く握りしめる。
親指は拳を外からくるみ、いわば金具のごとき役割を果たしている。
しかしここで、いったんその拳を解いて、
親指をほかの四本の指でくるみこむように握りなおしてみよう。
こうすると、男っぽいごつごつした拳が、
一転して自身なげな、
まるで招き猫の手ののような愛らしさを湛える。」
これが、乙女の得意とするおともだちパンチである。
こうすれば、余分に人を傷つけず、
自分を守ることができるのである。
やや長くなりましたが、こういう書き方にシビレてしまった方、
次へ行きましょう。
ケッ、いまどきもったいぶった、回りくどい洒落かましてんじゃ
ねえ、という方、あなたは間違っていません。
売れている本だからといって、全てが自分に合うわけじゃないし。
私も、実はこういう文体苦手なんですよ。
さて、内容を。
四章に分かれている。不思議な事件に巻き込まれる乙女と、
それを追いかける主人公という構成。
一章。
知り合いの結婚パーティに出席した主人公と乙女。
乙女は一次会で帰ってしまい、
バーで錦鯉を養殖していた男に出会う。
竜巻で鯉を失い、春画を売りに行こうとする男に絡まれる乙女。
それを助けに来た羽貫さんと樋口さん。
樋口さんは天狗であると言い、
空を飛ぶ不思議な芸を見せる。
成り行きで、先斗町に三階建ての電車で現れる李白さんと
飲み比べをすることになる乙女…。
二章。
乙女は昔なくした絵本を探しに古本市へ。
それを追いかけて古本市へ来た主人公は、
古本の神様という少年に出会う。
乙女の本を取り返すべく、
李白老人の供する悶絶激辛火鍋に挑む主人公。
不思議な絵本「ラ・タ・タ・タン」は果たして乙女の手に渡るか。
三章。
学園祭である。
乙女の姿を探して校内を歩く主人公。
そこで、一度しか会ったことのない女性に再会するまで
パンツをはきかえないというパンツ総番長に出会う。
ゲリラ的に行われる演劇。錦鯉のぬいぐるみを背負って歩く乙女。
象の尻。
舞台の上で、主人公は乙女に愛の言葉を…。
四章。
京都にひどい風邪が流行する。羽貫さん、錦鯉センターの男、
知り合った人間のお見舞いに奔走する乙女は、
その風邪のおおもとが李白老人であることを突き止める。
幻の風邪薬を手に入れ、李白老人の元へ向かう乙女。
そして、やはり風邪に倒れた主人公は、
夢と現実の間で乙女と共に竜巻に巻き込まれ…。
奇想天外。
ファンタジーである。
私は「千と千尋の神隠し」のイメージで読んでいました。
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話題の小説系
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2007年08月10日
井形慶子さんというと、
おしゃれなイギリス生活の本を書く人、というイメージがある。
だからこの本を見たとき、
今までの本と違う分野なので少々驚きました。
占いの世界を深く掘り下げた、筆者の体験からなるレポート。
筆力があるので小説のように読める。
ミスター・パートナーという雑誌を創刊して、
4人から始めた事業は、
もはや30人ほどの社員を抱える会社になった。
著者はその社長である。
昔、仕事で知り合ったサワダという男性から、著者に、
占い師の取材を行ってほしいと依頼が来る。
それは、サワダ氏が私財を投資して始めた企画であった。
正体は偽って、架空の人物「けい子さん」として、
サワダ氏が選んだ3人の占い師にコンタクトを取る著者。
折りしも、会社はその頃、転換期に入ろうとしていた。
情熱をもって始めた創業期の人間と、
指示待ちで責任感のない新人たちとのあつれき。
いろいろな問題を占い師に相談する。
占い師たちは、お互いにはその存在を知らない。
口裏を合わせているわけではないのに、
その言っていることは3人とも同じである。
しかも現実にも合致していた。
右腕的存在の、トドロキくんが会社を辞めたいという。
ともに創業時から仕事をしてきた大切なパートナーだ。
何度も衝突するものの、占い師たちはみな、
「彼はあなたから離れることはないから安心して。」という。
トドロキくんは会社を辞めるが、
付き合いが切れることはなかった。
他にも、部下のことや一緒に仕事をする編集者のことを相談し、
次第に占い師たちのアドバイスに傾倒していく著者。
占いがいい、悪い、ではなく、彼女らとのやり取りを通して
ある程度人の運命が決まっているもの、ということをにおわせる。
同時に、占いを悪用する人たちの様子も描かれている。
最終的に、占いだけに頼るのではなく、
自分で運命を切り拓いていくという終わり方にはなっている。
会社の創業期から安定期に入った頃の、
働く人たちの意識に揺れる起業家の
迷いの5年間の物語でもある。
サワダ氏の失踪、著者の見た不安の塔の夢など、
ラテンアメリカの小説みたいな幻想的な描写もなかなか。
私は、最後まで読んで明るい気持ちで本を閉じることができました。
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世間話、時事ネタ系
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ファーストフードの歴史、
その経営の内情、
香料という不思議な物質。
これらのことが詳しく書かれていますので、
章ごとにまとめてみようと思います。
1章 ファーストフードの歴史
工場のような生産方式で
ハンバーガーを売り出したマクドナルド兄弟。
それをレイ・クロックという男が
フランチャイズ方式で全米に広め、
真似をしたファーストフードチェーンが続々と誕生した。
2章 子どもは大事なお客さま
子どもはテレビの番組とCMの違いがわからない。
CMで言っていることを真実だと思う傾向がある。
それを利用して、子どもを洗脳していく様子がよくわかる。
3章 マックジョブ
マックジョブとは、単純でキャリアにならない仕事のこと。
ファーストフード店は、若者を低賃金、保険なし、
長時間労働という悪条件で雇用することで利益を出している。
4章 フライドポテトの秘密
大規模な工場で、ポテトは作られる。
昔の個人経営のジャガイモ農家は、
大手の値段設定にあわせなくてはならず、
潰れていくところが多い。
5章 清涼飲料水
子どものうちからファーストフードの味に慣れさせるために、
学校のカフェテリアに出店する大手チェーンが多い。
清涼飲料水の自動販売機があるのも普通の光景だ。
6章 牛や鶏
これは。書けない。その飼育方法、殺され方、怖すぎる。
とりあえず、生物の自然に反する飼育がなされている、
と言っておく。
7章 ファーストフード中毒
アメリカでは肥満の人の数が多くなり、
中には胃を小さくする(切り取る)手術をする人も増えてきた。
これは100人に1人が術後30日以内に死亡する、
危険な手術である。
ああ、怖い。そして、最後の章では、
学校の校庭で野菜畑を作り、
食物のことを基本から教える運動があること。
ファーストフードでも、従業員を人間らしく扱い、
きちんと店の台所で調理して利益を出している店があること。
これらが書かれている。明るい情報で終わるのが救いである。
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世間話、時事ネタ系
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昨年、ウェブ進化論なる本がヒットし、
Web2.0なる言葉が雑誌などで見られるようになりました。
そして、Web2.0を体現する企業として、
さかんにグーグルの名前があげられれています。
あの巨大なマイクロソフトを倒した、
グーグルこそが世界政府に成りうるものである…。
Web2.0バンザイという本が多い中、
Web2.0という言葉のもつあいまいさ、
実態のなさを警告している本。
著者は、「マスコミでは言えないこと」という
メルマガを発行されている方です。
http://www.mag2.com/m/0000125990.html
さて、では、グーグルとは果たしてそれほど巨大で、
無謬の企業であるのか?
グーグルの基本的な姿勢は、
自ら何かを生産するのではなく、
他人の作ったHPを検索させたり、
衛星写真を使ったり、
誰かの作業にただ乗りでサービスを提供している。
インターネット回線にしても、他者のサービスを使い、
自らはその維持費用などを負担していない。
これはYou tubeにも言えるのですが、
大きなデータをダウンロードすることは
回線に多大な負担をかけるもので、
こういうコストを負担しないことに、風当たりが強くなっている。
まだ、旧来のスタイル、Web1.0と揶揄されるヤフーですが、
Webメール、ブログ、SNSなどのWeb2.0といわれるサービスも
一通り提供している。
決してグーグルの一人勝ちではないのである。
そして、Web2.0の特徴として挙げられる「集合知」。
不特定多数の人たちが集まって意見を述べ合い、
知恵を出しあうということですが、
あの悪名高い2ちゃんねるもそれに相当する、という。
要するに、グーグルとアマゾンだけが
Web2.0ってわけじゃないぞ、ということか。
素人が集まる集合知の危うさ。
グーグルが実は膨大な個人情報を握っていること。
そして、グーグルは中国で、天安門という言葉を
検索できないようにしたことがある、
政治的には幼い企業であること。
その幼い企業が、
たとえば米国の支配のもとにおかれたらどうするか…。
楽天的だけではいられないWeb2.0の実態が浮かび上がる。
実は私、これを読みながら違和感がありましてね。
Web2.0という言葉は知っていたけど、
それほどナーバスになることだろうか。そう思いました。
だいたい、普段の会話の中では聞かないし。
一部のIT関連の人とマスコミが騒いでるだけなんじゃないか。
そう思うこと自体が、Web2.0という言葉はBuzz Word、
つまり根拠のない、明確な実体のないものであるという
著者の主張を肯定しているんだな。
インターネットの抱える問題点に興味のある方には必読。
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世間話、時事ネタ系
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2007年08月08日
しまった。
読んでて不快感しか残らないなんて、
内田春菊、やりおるな。
「そこまで書いちゃって、いいんですか──!?
異能の作家が創作の秘密を初公開。
話の作り方からデビューの話まで、
舞台ウラのエピソード満載の異色創作入門!」
これ、本の宣伝文句なんですが、
売るためとはいえ出版社もよくやるよ。
そして、へえ、この人の創作入門なんておもしろそう、
と思った私もバカにもほどがある。
最初に、人称の違いについて少し書かれている。
小説を書くのに、主人公が語る一人称、
主人公と相手が中心の二人称、
客観的な視点で描く三人称。
最初、春菊さんは一人称でお話を書き始めたそうだ。
小説を最初に書く人というのは
たいていそうだと思う。書きやすいのだそうだ。
ちなみに、新人賞の応募作品のほとんどはこのタイプなんですって。
しかし、主人公の語りだと、
主人公がいない場面を書くのが難しくて、
今は三人称の方が楽なんだそうだ。
と、小説の書き方っぽいのはこのくらい。
あとは、基本的に、
「作家相手に話してるんだから、書かれてもいいってことでしょ。」
という解釈のもと、
人の悪口をかきつづられている。
その場で反論できないタイプの人間だから、
後で書くしかないんだそうだ。
日本では、女は男に口答えできない。殴られるから。
家庭のことは外で話してはいけないらしい。
そんな描写が多々見られるが、いつの時代の考えなんだと思う。
殴られたら殴り返す、そもそもそんな男は相手にしない。
私の周りの女の子はたいていそうだけどな。
鬼嫁日記とか読んでないのかな。
男性誌のグラビアを例にとって、
こんな妄想ありえないと憤慨してみせるが、
妄想なんだからいいじゃない。
三浦しをん読んでみろよ。
男性からすると噴飯モノの妄想がくり広げられてるよ。
作家は編集者と寝るべきか。
扇情的なタイトルにしたところが内田春菊らしい、
そう見せかけてこの人らしい
異質な小説論でも書いてくれるのかな。
最初は好意的に思えたタイトルでしたが、
読み終わる頃には、
「お前が誰と寝ようが関係ないよ!」と、
やや乱暴になってしまった夏の午後でした。
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世間話、時事ネタ系
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2007年08月07日
今話題のラブストーリー。
6巻まで出ていますが、
ようやく2巻まで読みました。
あんまりおもしろいのでフライング(?)ですが、早々にご案内を。
これ、人気があるのは知ってたんですが、あまりにもベタな話
みたいなので、どんなもんかなあと思っておりました。
ほんと、ベタですよ。
ストーリーは、運動神経ゼロ、
ほっておくと平らな場所でも転んでしまうような女の子が
ある日恋に落ちる。
相手の男の子、ギリシア彫刻のように美しい彼は、
実は吸血鬼だった、という。
霧深い町、フォークスに引っ越してきたベラは、
学校にいる不思議な兄弟にひきつけられてしまう。
そのうちの一人、エドワードとは同じクラスになる。
ゴールドの瞳、大理石のような肌の彼は、
彼女を不自然なくらいに避ける。
なぜなら、エドワードにとって、
ベラは特別にひきつけられる麻薬のような存在であったのだ。
普通の男の子が女の子に恋をするとき、
「麻薬のように」惹かれることはあるかもしれない。
しかし、エドワードが彼女に惹かれたのは、
吸血鬼として、強烈に「食したい」という本能によるものだった。
だが、転んだり、予測のつかない行動をし、
時に顔を真っ赤に染める彼女を見ているうち、
彼女が死んでしまうことを想像して
恐れている自分にエドワードは気がつく。
2巻では、想いが通じ合った二人が、
人間と吸血鬼という種族の壁に葛藤する場面が多く描かれる。
とりわけ、エドワードの、ベラを吸血鬼として求める気持ち、
一人の男の子として恋する気持ちのせめぎあいが、かわいらしい。
また、人間を殺さないために
クマを狩るというエドワードの家族に恐れを抱きつつも、
「エドワードと離れるくらいなら死んだほうがまし」と、
強く彼を恋するベラの気持ちも切ない。
キスシーンもあるのだが、吸血鬼というファクターをかけると、
ありきたりでないのがいい。
彼はキスをするとき、ものすごい精神力を使って、
ベラを殺してしまわないように、
まるで自分を試すように口付ける。
こんなキスシーンってあまりないような気がする。
設定はベタなんだけど、
ありきたりの吸血鬼像でないところもこのお話の魅力。
エドワードは、太陽の光に当たっても消えたりしない。
ただ、体から光が出るように輝くので、
人のいるところにはいなようにしている。
にんにくも、十字架も大丈夫。学校にも通っている。
移動もすばやい。車の運転でも、
160キロくらいでボルボをぶっ飛ばす。
エドワードの家族、彼らはみな吸血鬼なんですが、
それぞれに個性やエピソードもあり、
これからの展開でどうなっていくのかも楽しみです。
設定は古典的、内容も
ある意味ロミオとジュリエット的なラブストーリーでもある。
だが、エドワードの魅力とベラの一途さに、
私、赤面しながらも大変楽しく読んでいます。
食べる、食べられるの関係でどきどきさせてくれる、
あらしのよるににも似た緊張感と、
それよりも甘い恋の描写に、
これはなかなかはまってしまうシリーズです。
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話題の小説系
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2007年08月06日
今回の直木賞受賞作。
ややネタばれ気味ですので、これから読む方はご注意。
吉原一の花魁、葛城が突然姿を消した。
男が一人、彼女に関わった人たちの間を歩き、
葛城という女性の抱える謎に迫っていく。
引手茶屋の内儀、お延は言う。
葛城が消えたことで迷惑をこうむっただけで、
話すことはないもない。
舞鶴屋の見世番、虎吉は言う。
女房を吉原に沈めた虎吉に、
葛城は「人の世は深き井戸。暗うて底は見えぬもの。」と言った、
賢い女であった。
他にもさまざまな人が、葛城は賢く、芯が強く、
年下の子供にも優しい女性であったと言う。
葛城のひととなり、花魁になるための修行、
吉原での決まりごとが一通り語られ、
本の三分の二を過ぎたくらいからやっと事件は核心に迫り始める。
舞鶴屋抱え船頭、富五郎は、
ある夜吉原の外まで送っていった若侍のことを話す。
きつい白粉のにおいがする、堂々とした侍であった。
指切り屋、お種は言う。
何度か、葛城の着物を仕立て直して
古着として売ったことがある。
そして、若衆の衣装が欲しいという葛城のために、
小袖と袴を用意してやった。
女衒、伝蔵は、葛城を仲介したときのことを思い出した。
身なりのいい侍に連れてこられた葛城は、
もう14という年齢で、
これからの地獄も知っていただろうに、
唇を真一文字に結んで、あきらめとは程遠い顔をしていた。
蔵前札差、田之倉平十郎は、
かつて見聞きした秋山家という家の末路を話してくれた。
組頭、河野某にいびられた秋山という殿様は、
ついに刃傷沙汰におよび、お家はお取り潰しになった。
平様と吉原界隈で呼ばれ、上客である平十郎は、
葛城がその秋山家の最後の生き残りであることを知っていた。
そして、最後に、葛城が消えた夜、
葛城の部屋で殺された男がいたことが語られる…。
最後の事件までが長いと言えば長いですが、吉原の風俗、
しきたりなどが細かく書かれていて面白かったです。
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話題の小説系
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2007年08月02日
ヒッピーという名前は知っていたけど、
実際にどんな人たちなのか私はぜんぜん知らない。
思いつくのはフォレスト・ガンプの映画くらいです。
興味があって手に取ったこの本、紹介文に
「エコ」も「ロハス」もみんな、ここからはじまった!
とあります。
読んでみるとなるほど納得。
著者は、子供時代をアイオワのコミューンで過ごしました。
お金はあまりなかったけど、
犬やら馬やらヤギやらに囲まれて、
自分の食べるものは自分で作る生活をしていたそうです。
その著者が、ヒッピーのファッション、音楽、
必読図書などをわかりやすくまとめています。
まず、ヒッピーのヘアスタイル。
基本的にシャンプーはあまりしない。カットもしない。
男性はジョン・レノンかボブ・マーレイ風に。
女性は前髪も切らずにストレートに伸ばす、
ジョーン・バエズ風がおしゃれ。
アクセサリーはバンダナや
ネイティブ・アメリカンみたいな羽根をつけましょう。
ヒッピーに欠かせないのはマクラメ編み。
毛糸かひもとリングでできる、簡単な編み方です。
方法が載っていますので、私も挑戦してみようかしら。
Tシャツだって自分で染めてしまいます。
きれいに洗って乾かしたTシャツを、
ひもや輪ゴムで縛って模様をつけます。
胸のところに点線で円を描く「お陽さま結び」のやり方も。
そうしておしゃれしたら、散歩にでかけよう。
ヒッピーは歩く。
裸足で、草の上を、犬を連れて、でんでんむしやなめくじや、
木立、花、雲、鳥や木の実を見ながら歩く。
もちろん信号なんて無視しちゃえ。
瞑想をし、マントラ(呪文)を唱え、ヨガのポーズを決める。
コミューンの作り方、サイケな文字の書き方、壁画の描き方、
抗議集会のオーガナイズのやり方など、
ヒッピーライフには欠かせないノウハウ(?)も。
かつてヒッピーだった方、ヒッピーに憧れる方、
少しだけ現実から息抜きをしたい方に。
LOVE&PEACE!
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生活、ほっこり系
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けっこう知らないことが
多いんだなあ、と
本をぱらぱらめくりながら思う。
日本のものの名前が、イラストや写真と一緒に紹介されています。
テーマが、
・食べる 和食の食材と器、道具
・装う 和装と伝統芸能
・住まう 和風建築と生活道具
・祈る 神社仏閣と冠婚葬祭
に分かれています。
かわいらしい和菓子には、
それぞれ素敵な名前がついています。
日本のお菓子は季節の風物を象徴しているそうで、
十二ヶ月の代表的なお菓子がイラストで紹介されています。
たとえば、今の季節だと水という干菓子がある。
砂糖を煮詰めたものを水の形にしたもので、涼しげなのがいい。
また、五月は落とし文といって、
ねりきりで餡を包んだものが代表的。
公然といえないことを
わざと路上に落としておく手紙のことを落とし文と言ったらしく、
ネーミングも風流。
装うというテーマでは、半襟、帯揚、袖、たもと、
おはしょりなど、着物の基本的な言葉を解説している。
また、帯の種類、結び方の名前ももちろん書かれています。
染色、織物、和風の柄の種類の名前もあって、
昔の人もけっこうおしゃれだったんだなあ、と思う。
普段(私には)縁のない、能や歌舞伎の舞台の名前、
楽器の名前なんかもあって勉強になりました。
生活を解説したものでは、町屋のつくり、
かやぶき民家のつくりなんかがあって、
床几(家の前におかれた椅子みたいなもので、
そこで商品を並べたりする。)や、
犬矢来(建物の壁際に置かれる囲い)など、
いろいろな工夫がしのばれる。
囲炉裏端には座る順番が決まっていて、
主人の座る横座、主婦のカカ座、客の客座、
子供や使用人が座る木尻座と名前があることを初めて知りました。
これ、英語版があるといいなあ。
きっと喜ぶ人、いると思うんだ。
江戸時代の小説が好きな人は、
この本をそばに置いて読むと楽しいかも。
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生活、ほっこり系
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