平日日刊話題の本の情報をお届けします。
自己啓発、料理、動物、経済、趣味のコレクション、
一緒に本を楽しみましょ♪
2007年12月08日
わかりやすい文章、
最後にまとめがあるという親切な構成。
さすが脳が冴えている人が書いた本という感じ。
非常に読みやすいのでどなたにもおすすめの一冊。
その中で、興味深いものをいくつかピックアップしてみます。
・生活のリズムを整えることが脳を安定させる。
朝は決まった時間に起きて、足、手、口を動かそう。
散歩、掃除、ガーデニング、音読などが脳の準備運動としてはよい。
・集中力を高めるために、「試験を受けている」生活を。
実際にテストをするということではなく、
何かをするのに時間を区切ってやろうということ。
時間内に仕上げようという気持ちが集中力を高める。
・家事こそ「脳トレ」である。
面倒くさく思える雑用や家事は、
脳の司令塔である前葉等のトレーニングに最適。
仕事に行き詰ったときは、机の整理をしてみよう。
情報を整理するのに役立つ。
・意識して目や耳を動かす、使う。
人から話しかけられてぱっと反応ができない人は、
ラジオの言葉を書き取ったり、
散歩に出て外の光景を見るなど、目や耳からの刺激を取り入れよう。
・報告書、まとめ、ブログを活用する。
脳に情報を入力するだけでなく、出力することも大事。
また、出力する(人に伝える)ことを意識して
情報を入力することにもつながる。
・「たとえ話」を使って相手に伝える。
相手の立場に立って、わかりやすいように
情報を伝える訓練をすることで、脳は総合的に鍛えられる。
私が印象的だったのは、
「脳は楽をしたがるものだ。」という一節。
何も強制されない環境にあると、
原始的な機能である感情系の快ばかり
求めるようになるのが脳なのだそうだ。
意識して鍛えるということが大事なのだと
あらためて認識させられました。こちらのブログがあなたのメールBOXに届きます。
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自己啓発系
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講演会でお話した内容を元に書かれた本。
なので、データや資料が少ない。
それを念頭に入れて読みすすめるといい。
著者は、子供の授業参観に行ってその様子に愕然とする。
過半数の子供が、居眠りをしたり、立ち歩いたり、
後ろを向いて私語をしたりしているからだ。
これをみた著者は、子供たちは「意思を持って」
学ぶことから逃げていると考える。
学ぶことに無関心、無気力であればぼんやり前を向いて
担任の顔を見ていてもいいわけだから。
昔の子供たちは家庭の中で労働をすることで家庭、
ひいては社会に参加し、その居場所を確保していった。
お手伝いをしてほめられ、
家族の一員として認められていったのだ。
だが、今の子供たちは最初に消費することで社会参加を体験する。
お小づかいをもらい、コンビニなりへ行ってモノを買う。
お金を持てば、大人と同じ扱いがされることを学ぶ。
学校で授業をきかない子供たちは、
教育を消費するものをして考えている。
「どうして勉強をしないといけないのですか?」と
教師に問う子供がいるが、それはつまり、
「授業中、おとなしく聞くという苦役を対価として
支払うだけの価値はあるのですか?」ということなのだ。
(しかし、私の中学時代の先生は、
「勉強するのはよい人間になるためです。」と
はっきり言い切りました。
なぜ勉強するのかという根源的な問いに、
大人も自分なりの哲学を語ってやってもいいのではないかと思う。)
消費者としての子供たちは、
勉強に意味がないと感じるとそれを放棄してしまう。
それは大人になった若い世代でも同じことである。
仕事をはじめ、「人よりつらい仕事をしているのに
対価が十分ではない」と感じると、それから逃走してしまう。
それが、ニートや正社員として働きたがらない
若い人の心象である、と著者は言う。
消費者である以上、支払ったものと同等の対価が、
時間のずれをなくして与えられるべきという考え方が、
今の若い人たちの勉強や労働からの逃避行動の根幹にある。
この考え方は斬新だと思う。
ただ、やや若い世代の現実とは乖離している部分もある。
若い人が労働に対してすぐに対価を求めるのは、
年功序列で給料が上がる保証がないことに対する
恐れのせいではないか。
ニートや非正社員の増加は社会構造の問題でもあるはずだ。
若い人個人の責任だけではないのだ、と
まだ若い世代でいるつもりの私は言いたい。
あわせて、山田昌弘氏の新平等社会、
城繁幸氏の若者はなぜ3年で辞めるのか? も
読まれることをおすすめする。こちらのブログがあなたのメールBOXに届きます。
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硬派!社会派系
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こんな適当な本、見たことない。
いや、高田純次らしい適当さだったらいいんだけど、
これはひどい。
第一章は高田純次と精神科医の和田秀樹の対談。
高田純次は、
「俺に憧れているという人は、俺のことを、ごはんを食べて、
くだらないこと言って、酒飲んで寝ると思ってるんじゃないの?」
と自分のイメージを分析する。
彼は意外に働くのが好きで、
忙しいほうが精神的には楽なのだそうだ。
小さい頃の夢は警察官。
理由は、警察官の息子にいじめられたから。
和田医師の出した、
シゾフレ・メランコ心理テストなるものによる分析は、
バランスのいい人。
第二章、これが最悪。
和田医師が高田純次の発言を分析しているのだが、
こんなの読みたい?
高田純次の話芸はその瞬間だけで消えていくからいいのであって、
こんな深読みする必要なんてあるか?
とはいいつつ、少しだけ、高田語録と和田分析をご紹介。
高田 「俺は100メートルを9秒で走れたよ。バイクで。」
さすが高田純次。もう十分笑える。
そこで和田医師の分析はというと。
100m走るというとすぐに陸上競技を想像しますが、
裏にある前提条件を読めない人はだまされてしまう。
物事を比べる際は前提条件を
きちんと考えられるかどうかがポイントになる。
???
第三章も同じような感じなので割愛して、
第四章で高田純次の独白。彼の半生が語られる。
若い頃はデザイン学校に通って横尾忠則に憧れていた。
妻と出会ったのはサラリーマン時代。
一年ほど同棲して入籍。五年後に子供ができた。
人生で一番うれしかったのは公団住宅の抽選に当たったとき。
それまで風呂のない部屋だったので、
自宅で風呂に入れることがうれしかった。
子供ができてからサラリーマンを辞め、劇団に入った。
夜中から朝方まで肉体労働をしていた。
笑点で初めてテレビに出て、
元気が出るテレビに出演が決まったときは赤飯を炊いた。
お金がないと言う人に言いたいことは、働けということ。
今はホームレスでもやっていけそうな時代だけど、
やっぱり働いた方がいい…。
ああ、この人が適当なだけの人だったらこんなに
テレビには出ないのだろうな、と思う。
しかし本は適当である。
だいたい著者は和田秀樹とするのが妥当な内容。
四章あるうち三章まで和田先生が書いてるんだから。
それもたいがいとってつけたような内容で、
「適当論」というより
高田純次の人気に乗っ取った「やっつけ仕事の見本」という
タイトルがふさわしい。
それはだめでしょ。こちらのブログがあなたのメールBOXに届きます。
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世間話、時事ネタ系
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たかのてるこ。
旅行関係の本をたくさん書いている方ですが、
本職は映画会社の社員さんなんだそうです。
有給休暇を16日間とって(うらやましい)、キューバへ。
一人旅ではなく、彼であるともやんが一緒なので心強い。
青い空、ココナツの木。キューバは社会主義国家なのだが、
街中に掲げられているスローガンやチェ・ゲバラの肖像を、
著者はポップアートみたいだと言う。
自転車タクシーの運転手、アレクシスと親しくなり
夕食に出かける著者。
そこでいきなりダンスに誘われ、
ラテンのセクシーなダンスに腰がひけてしまう。
しかしキューバではダンスと音楽は日常に溶け込んだ、
いわば必需品みたいなもの。必死で踊る様子がおかしい。
また、絵描きのミルトンや女優のミネルバと知り合いになり、
そこのサロンに集まるアーティストたちとも仲良くなる。
キューバを旅していて、著者がどうしても納得できない、
好きになれないところがある。
それは、キューバの人たちが「たかり」をすることだ。
といっても、あれをくれ、これを買え、というわけではない。
ただ、一緒にレストランに行くと、
勘定は当然外国人が持つものと彼らは思っている。
ミルトンやミネルバはそういったことはしない。
著者を公演に招き、舞台に上げ、
ともにアートを作り上げることで著者との友情を深めていく。
しかし、アレクシスはキューバ人が普段入れない
高級なレストランに入りたがり、
めったにのめないビールを著者のおごりで注文する。
支払うのに困る金額ではないが、
それでももやもやしたものが残る。
キューバでは、医療費も、子供の教育費も無料である。
しかし、アメリカの経済制裁下にあり、
砂糖と観光くらいしか産業がないこの国は、
底抜けに明るく見えても人々の生活は豊かではないのだ。
現地では、外国人はチャボという通貨を使い、
現地人はペソで買物をする。
はっきりとした二重の経済が、そこにはある。
ものが乏しいキューバでは、ヒッチハイクで
車を共有することが当たり前。
アレクシスの「たかり」も
その考えの延長上ではないかと考える著者。
音楽とダンスと家族愛。
めったやたらにテンションが高い友人たちとの交流を
おもしろおかしく描きながら、
キューバの人たちが抱える問題にもさりげなく触れている。
とにかく出てくる人がみなパワフル。
ちょっと疲れたときはおすすめの一冊。
写真もおもしろい。コンドームを頭からかぶった女優、
ミネルバの写真は必見。こちらのブログがあなたのメールBOXに届きます。
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世間話、時事ネタ系
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美代子は大正14年、浅草で生まれた。
17歳で芸者になって、終戦直後に幼馴染の浩と結婚した。
一緒になったものの、
二人の家は適当な木材とトタン屋根を寄せ集めた
4畳半ほどの掘っ立て小屋。
おまけに美代子の両親も一緒なので、
若夫婦はなかなか二人きりになれない。
外で、あわただしく夫婦関係を結ぶ二人。
その甲斐あって(?)美代子は二人の子供に恵まれる。
夫浩の始めた商売は軌道に乗り、
夫の両親を呼び寄せて暮らし始めるが、
夫の母が強烈な嫁いびりを開始。
明るく受け流していた美代子だが、
我慢できなくて別で住んでいた実の両親の元へ帰った。
夫が間に入ってくれていったんは穏やかな生活に戻るものの、
夫の女遊びが次々と発覚。
恨むまもなく彼は癌で死んでしまう。
生計をたてるため、芸者に戻り小美代という名前で
お座敷に出る美代子。
色で売るような性格ではない。
子供がいることもあけっぴろげに話し、
それがかえって人気になるのであった。
ご縁があって会社社長という黄金山を旦那に迎える美代子。
旦那といっても本妻がいてのこと。
だが、本妻はさばさばした様子で嫉妬の色もない。
本妻から野菜やら漬物やらが送られてくる不思議な生活が始まる。
本妻がうれしそうなのも当然、黄金山はけちで嫉妬深くて、
美代子がお座敷に出るのも嫌がる。そのくせお手当ては雀の涙。
それでも美代子は、これも縁だからと
黄金山が亡くなるまで世話をする。
黄金山が亡くなった後、弁護士の恩田先生とご縁を結ぶ。
穏やかで優しい彼との生活は幸せなものだった。
恩田の本妻が亡くなったのを機に、二人は入籍する。
ホテルで結婚式もあげるのだが、
ホテル史上最高齢、88歳と68歳のカップルの結婚式は
なんだかくたびれるものだった。
脳梗塞で倒れた恩田の介護をし、彼の死も看取る美代子。
群ようこの描く女性は皆、どこかひょうひょうとして
運命を受け入れる。
といって苦しみや嘆きがそこにあるわけではなく、
「まあこんなものかしら。」という風に明るく流されていく。
美代子もそんな感じだ。あっけらかん、さばさばとしていて、
土地を売ったり買ったり、たくましく楽しそうに生きている。
有吉佐和子や橋田壽賀子が描くような
葛藤やねたみといったどろどろした感情がない分、
単調で深みがない小説になっているきらいもある。
と思う、私は。
それでもまあ、口当たりがよく、
読み終わるとこちらも「よっしゃ、楽しくやりますか。」と思える。
文章も非常にシンプルなので、
週末に読む癒しの一冊としてはおすすめ。こちらのブログがあなたのメールBOXに届きます。
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話題の小説系
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