2008年01月11日

楽しいロンドンの美術館めぐり




早稲田大学エクステンションセンターの
人気講座なのだそうだ。

小難しい文章ではない。わかりやすくて、ちょっとセレブな(?)
観光ガイドを読んでいるような気分になります。

それにしてもロンドンには
たくさんの博物館や美術館があるんですね。
そんなことも知らなかった私はただ驚くばかり。

これらの博物館ができたのは、18世紀、
ヨーロッパで興った啓蒙主義の影響であるらしい。
世界の文化や美術、歴史を知らしめるための努力には
ひたすら頭が下がる。

ナショナル・ギャラリー、テイト・ブリテン、
ウォレス・コレクション、レイトンハウス、
ギルドホール美術館など、
ロンドンにある博物館、美術館はほぼ本書で紹介されている。

その中で、有名な(私が知っているほどだから有名なんだろう)
ものをご紹介。

まず、やはりここは大英博物館でしょう。

大英博物館の基礎は、18世紀、
医師であるスローン卿によって築かれた。
彼は自分の収集物を、「珍にして奇なり。」と書き残している。

世界の珍しいものを集めた、というコンセプトなのが
なんだか面白い。

この博物館は250年の歴史を持ち、収蔵物の数は700万点近く。
その大部分は倉庫に眠っているそうだが、
それでも15万点の収蔵物が展示されているそうだ。

これだけの展示物がありながら、
この博物館は入場料が無料である。
また、リーディング・ルームという資料室があるのだが、
現在はすべての来館者が入ることができる。

ロゼッタ・ストーンや死者の書、
パルテノン神殿の大理石彫刻群など、見るべきものは多い。

この大理石の彫刻をエジプトから運ぶため、
私財をなげうち、そのために妻を失った貴族がいたそうだ。

人間のコレクションに対する情熱と、
それによって救われた美術品を考えると、
なんともいえない気持ちになる。

また、ナショナル・ギャラリーには
貴重な絵画がたくさん展示されている。

これはもともと一個人のコレクションだったようだ。
紆余曲折を経て、ギャラリーの設立から7年後に
ようやく名実ともに国営、つまりナショナルな美術館として
議会に承認される。

ここにはダ・ヴィンチ、レンブラント、ラファエロ、
ゴッホなどのヨーロッパの有名な画家のコレクションが、
バランスよく収蔵されている。

そして、ここも入場は無料なのだ。すごいや、イギリス!

紅茶でも飲みながら、うっとりとページをめくると、
非常に豊かな気分になれる。こんな本は貴重。




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posted by momo at 14:41| Comment(0) | TrackBack(1) | たまには教養系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その後のツレがうつになりまして。




前作、ツレがうつになりまして。が
発行されたのが2006年3月。
本日ご紹介の本は、ツレさん(著者のご主人)が
うつから回復されている様子を描いています。

(前作の紹介記事はこちら↓
http://wadainohon.seesaa.net/article/29907537.html

漫画。
読みやすく、実際にうつをわずらった方には
非常に評判がいいらしい。

かわいらしい絵で、明るい内容なんだけど
ご本人たちにとって
大変な日々だっただろうということが感じられる。

スーパーサラリーマンで、明るく前向き、
がんばりやさんだった夫。
仕事のストレスからうつ病を発症してしまう。

前作では、うつ病の夫がどんなことをしたか、
うつの患者さんがどんなことを考えているかが
リアルに描かれていた。

今回は、過去を振り返る形で何をしてきたか、
どうすればよかったのかを主に描いている。

まず、うつ病の人に会社を辞めるように言ってはいけない。

彼らの場合は、激務によるストレスが原因だったので、
結果的にツレさんが仕事を辞めたのは正解だったみたい。

だが、患者が会社を辞めたいと言い出すときは、
逃避したいという気持ちからであって、
会社を辞めることを認めると、離婚、自殺まで
考えが発展してしまうことがあるそうだ。

会社の休職制度などを利用して、
なるべく環境を変えないほうがいいらしい。

日記を書いて、自分の考えの癖を理解する方法も
回復には効果がある。

また、「ウチ流 こんなときは こうしてた」と、
闘病生活で気をつけていたことも描かれている。

後ろ向きで愚痴が多くなった夫に、
「病気のせいだよね。薬はちゃんと飲んでる?」ときく妻。

がんばってと励ますよりも、
病気のせいだということを認識させてあげることが大事。

意欲がなく、寝込んでいるときは
「やる気をチャージしている」と解釈してあげる。

病は気からって言うでしょ、などと
追い詰めるような言い方は禁句。

その後、電話をかけられるようになり、
講演会で人前で話すことができるようになる。
順調な回復の様子にはほっとする。

うつになってあきらめたこともたくさんある。
旅行やコンサートに出かけること。人ごみが苦手なのだ。

だけど今、ツレさんは会社を作り、家事をこなしながら
マイペースで仕事をしている。
だらだらすることを覚え、自然に、楽に生きられるようになった。

セクシャルマイノリティーの方の書いた本を取り上げたとき、
彼らのことを「知らない隣人」という書き方をした。

これがいいのか悪いのかは分からないけど、
確かに、自分が知らない、
理解してあげにくい悩みを抱えている隣人はきっといる。

前作がとても評判になったのは、
うつという病気が外からは見えづらいもので、
それをリアルに描いていたからなんだと思う。

上手に言えないんだけど、もし身近にそんな人がいたら、
ほんの少しでも理解できるような努力をしたい。
そんな人間でいたい。

その意味でも、おすすめしちゃうんだな、この本。




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タグ:うつ
posted by momo at 14:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 世間話、時事ネタ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

賞味期限がわかる本




この時期に、
よくぞ出してくれましたというまさに話題の一冊。

野菜、調味料、瓶詰め食品、ベビーフード、
果ては化粧品まで全400品目が掲載されています。

家庭で食べるものはほぼ網羅されていると言っても
過言がなさそう。

まず、賞味期限とはなんだろう、という話から。

食品の表示には二種類あって、ひとつは賞味期限。
これはおいしく食べられる期間という意味なので、
すぎても食べることは可能です。

一方、消費期限というのは、
期限をすぎたら安全ではないことを示しています。
弁当や惣菜、パンなどにつけられるのがこれ。

今、いろんな企業でこの消費期限、
賞味期限の偽装が問題になっていますが、
ではこれ、誰が決めたものなのでしょう。

私はてっきり公の専門機関だと思っていたのですが、
食品を加工したメーカーや販売業者が
決めているものなのだそうです。

それらは、専門機関で微生物や理化学などの
検査を受けてのことだそうですが、
業者主導で決めているのは間違いないみたい。

さて、いくつかあげられている食品の中で
気になるものをいくつか書き出してみましょう。

私が一番気になったのは卵。

これは、採卵後16日から57日というのが消費の目安。
市販品の表示は約二週間ですが、
これは生で食べられる期間ということ。

なので、多少の期限切れであれば
火をよく通せば食べても問題はないみたいです。

もう一つ気になる牛乳は、
やはり開封後は期限以内に飲みきる方がいいらしい。

パックをあけるときには、雑菌が入らないように
指を注ぎ口につけないように注意しましょう。

お豆腐は開封したら、夏ならその日のうち、
冬でも2日以内に食べてしまうのが良い。
小さく切って冷凍すれば、味噌汁の具として利用できます。

砂糖や塩などは品質が安定しているため、
開封後無期限に食することができます。

あんこなどは砂糖がたくさん入っているので、
悪くなることがないという話をきいたことがありますが、
実際そうなんだろうなあ。

食品の保存の仕方、食中毒の原因となる細菌など、
気になる情報が満載。
一家に一冊。食品を無駄にしないためにも
ご一読いただいても損のない本。




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