2008年06月30日

こんな募金箱に寄付してはいけない




世の中の大半の人は、
誰かに親切にしたい、してみたいと考えているのではないだろうか。

でも、いろいろなニュースを見るたびに、
例えば募金や支援物資が横流しされちゃった、ってなことを聞くたびに、
「やっぱりな、世の中キレイ事ばっかりじゃないよ」なんて
言ってしまいそうになる。複雑なもんだ。

そんな現代の、「善意」の行方を詳細に書いた本。

数年前、ホワイトバンドなるものが流行した。
白いゴム製のリストバンドだ。

もともとは、白いものを身につけることで、
貧困に関心を持っているという意思を示す運動から
生まれたものだった。

ホワイトバンドは意思表示のツールだったのである。

だが、そのCMは、購入資金が貧困にあえぐ人たちへの直接支援、
つまり寄付になるような誤解を人々に与えてしまった。

結果、ホワイトバンドは詐欺だという声が上がったのである。

また、災害が起きると、日本各地から支援物資が集まってくる。

日本の家庭にはたくさんのいらない衣服がある。
中古衣料の寄付、寄贈は特に多い。

が、集めて整理し、被災地に送るのには
手間もお金もかかるのである。
被災地の状況は日々変化するため、
必要な衣料や物資も日を追って変わってくる。

支援の衣料により助かった方も多いが、問題点も残る。

日本で今、声高に叫ばれている「善意」のひとつにエコがある。
特に、身近な問題だけに
スーパーのレジ袋は批判の対象になっている。

スーパーでレジ袋をもらわないために、
エコバッグというものが流行している。

ブランド物のエコバッグを手に入れるために、
徹夜してデパートに並ぶ人までいる。
それは少し奇妙ではないだろうか。

そもそも、レジ袋の削減が地球温暖化防止に役立つかといえば、
異論があるのが現実だ。

レジ袋をゴミ袋にしている人も多く、
レジ袋がなくなったら新たな袋をゴミ用に購入するだけだ。
それでは何も変わらない。

募金、ボランティア、エコ、という問題の、現実を書いた本。

だからといってそれらに批判的なスタンスではない。

むしろ、NPOもNGOも、
霞を食って生きているわけではないのだから、
善意の人たちを取り込める新しいしかけを作ろうと提案している。

募金などに関しても、
きちんと出口を見極めることの重要性を説いている。
無関心が一番よくないと言う。

そして、ボランティアに参加した人の、
「多くの仲間ができた」「新しい知識や技術が身についた」という
肯定的な意見が紹介されている。

いいことをしたら楽しい。ボランティアはする側も、
される側もうれしいwin-winの法則がいい、と著者は言う。

そういうのがいいなあ。







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posted by momo at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 世間話、時事ネタ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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