2009年11月06日

かならず成功する読みきかせの本






赤木さんが子供たちに本を読んでやる理由は、
「子供たちが幸福になってほしいから」なのだそうだ。

赤木さんは、子供にとって、
本に触れている時間は「金色の幸福な時間」なのだと考えている。

後になって、本が好きな子になるとは限らない。
だが、その幸福な時間を過ごしたことは
子供の心にずっと残っている。

この本では、子供たちに本を読みきかせてやるときのコツが
いくつも紹介されている。

本書は、読みきかせの「セミプロ」を一応の対象としている。

とはいえ、それほど大げさなものではなく、
大勢の子供の前でお話会をする機会がある、というのが
本書のセミプロの定義だ。

もちろん、ご家庭での応用も可能。

家庭で本を読んでやるとき、
大人は「文字を声にすること」だけを意識しよう。

子供が楽しければいい、と考えて、
子供のペースで本をめくってあげよう。

本は子供に選ばせ(図書館などへ連れて行くといい)、
子供が気に入っている絵があったらずっと見せてあげる。

後ろからでも前からでも、好きなようにめくらせ、
文字を読んであげることに徹しよう。

次に、グループでお話会をするときの方法が紹介されている。

本を10冊ほど選んで、読む担当を決める。
当日、子供たちの前に本を並べて選ばせて、
担当の人が読むという方法をとればいい。

担当を交代して何冊か読むのだが、
担当からはずれた人はだっこボランティアになるとよい。

子供たちの間に座って、子供をだっこしてあげるのだ。

だから、お話会には
「本なんて読めない」という方が参加してもよい。

特に男性がこの役をやってくれると、
男の子たちの目の輝きが違ってくる。

お話会には、ぜひじゅうたんを持参したい。

子供たちはじゅうたんが大好きだ。
「これはお話のじゅうたんです。乗って!」と声かけてやると、
期待で胸をわくわくさせて乗ってくる。

聞く準備が、これでできるのだ。

この本には、絵本が多数紹介されている。
実用的な知識を得られる絵本、
わくわくさせてくれる絵本などさまざまある。

ただ、普通の絵本ガイドとは少し違っているのは、
その絵本がどのように子供たちに
受け入れられるのかが解説されている点だ。

たとえば、たむらしげるさんの「ありとすいか」。

ぎっしり描きこんである絵が特徴で、
大人が見ると酔いそうに感じることもあるが、
どういうわけかある時期の子供には非常に魅力的に映るらしい。

子供の前でたくさんの本を読んできた人だから書ける、
超現場主義(?)、ガチンコ絵本ガイドといえそうだ。

週末におすすめしたい一冊。












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posted by momo at 07:28| Comment(0) | TrackBack(0) | たまには教養系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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