2010年09月30日

江戸城と将軍―CG&浮世絵大ビジュアル






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江戸城と将軍―CG&浮世絵大ビジュアル 徳川幕府265年の系譜
¥ 1,680   双葉社 (2009/10)

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ほんま、CGってありがたいよね。

私は「失われた○○の歴史ジャジャーン!」みたいなテレビ番組
が好きなんだけど、このCGとこれを操ってくださる方のおかげで、
いつもとっても楽しい思いをさせていただいている。

そんなわけで、大奥大ヒットの今、この本が手元にやってきたの
で読んでみた。見てみた。やっぱりすごいよねえ。

徳川将軍家についての詳しい解説から、江戸城の仕組み、そこで
働く人たちの暮らしぶり、仕事が紹介されている。ビジュアル本
なのでわかりやすい、眺めているだけでも楽しい。

最初にババーンと描かれるのは家康が建てた天守閣だ。江戸城に
は天守閣があったんだってね。

この初代の天守閣は二代将軍秀忠、もしくは三代目の家光の折に
移動、取り壊しがなされたそうだが、正確な時期は未だ謎のまま。

CGで再現されたそれは高さ約72.4メートル。大阪城、安土城、姫
路城をはるかにしのぐ高い天守閣だったそう。石垣だけでも13
メートルあったというから、さぞ荘厳だったんだろうねえ。

そして、やっぱり大奥だ。本丸御殿と呼ばれる江戸城の中心部で、
その約半分を大奥の建物が占めていた。上空から見た様子が再現
されているが、なんだかとっても複雑よ。

瓦屋根の長い建物が複雑に組み合わされるように建てられている。

御鈴廊下と呼ばれる将軍が通る廊下があって、それをいくつか曲
がって行くと将軍寝所という部屋がある。その横には御殿内向と
いう部屋があり、それは御台所、つまり正室の控え室だった。

その裏手には女性たちが暮らす建物がある。長局と呼ばれるのだ
が、今で言う単身者用のマンションみたいなものだったそう。

もちろん立場や地位でいろいろと差はあるという。一般的な部屋
が再現されていたが、格子窓のついた畳敷きのもので、なかなか
過ごしやすそうだった。

ものすごく浅はか、そして下世話で申し訳ないのだが、私は大奥
とはつまり、アハンウフンの官能なまめかしい世界だと思ってい
た。おかしな話だけど、ちょっとかわいそうなどろどろ女の世界
だと考えていたふしもあったんだ。わかるかな。

でも実際にはこの大奥には、行儀見習いのためにやってくる若い
お嬢さんもいたのだそうだ。ここで上流マナーを学んでエリート
江戸女子になるというわけだな。

もちろん将軍に見初められたりもするかもしれないが、実際のと
ころ、ほとんどの女子は憧れだけを抱いたまま、実家に戻って普
通の結婚をしたのではないだろうか。

ちょっぴり上流の文化に触れて、ついでにささいなゴシップも仕
入れて、垢抜けて戻っていくお嬢さんも大勢いたんだろうな。

朝起きると「おめでとうございます」、一日二度、三度着替えを
して美しく着飾ったこと、将軍と御台所に総出で挨拶をするのに
かかる時間が約一時間半だったなど、大奥の暮らしぶりも詳細。

しかし何もかもが大仰なのが江戸城での生活なんだなと、ため息
が出る場面も多数ではあった。

将軍のご飯、食べ残しの重さを量る小姓までいたんだってね。健
康状態を計るためではあるが、将軍も大変だな。

将軍の寝室、トイレもきれいに再現されている。また、ここでは
取り上げなかったが、江戸城で起きた種々の事件についての記載
もあり、江戸城のビジュアル面、中の人間模様まで深く楽しむこ
とができる。

江戸好きの方にはおすすめ。ムック本。





歴史再現のCGって好き。
ありがたいと思うわ。








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posted by momo at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | たまには教養系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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