2011年01月04日

自己信頼[新訳]







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自己信頼[新訳]   ラルフ・ウォルドー・エマソン
¥ 1,260  海と月社 (2009/1/26)

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帯にあった「オバマ大統領座右の書」という文句に惹かれて読み
始めた。薄い本だ。字も大きい。

著者のエマソンさんという人は、19世紀のアメリカに生きた思想
家なのだそうだ。牧師の職を得たものの、形骸化した教会の教え
についていけず、野に下って己の思想を追求した。

形式を否定し、個人の中に神を見ようとした。世間体よりも己の
信念に従って生きることを是とした彼の教えは、過激なものとし
て批判を浴びたこともある。

この「自己信頼」は、彼のそういった思想をまとめたものだ。
エッセイ、散文のような感じ。これまでにも何度か邦訳されてい
るが、現代人に向けたメッセージとして新な訳本が出された。

以下、いくつか文章を抜き出してみる。

・世間の中にあって大衆の意見に従うことはたやすい。ひとりで
いるなら、自分の意見に従うのは造作もないことだ。偉大な人と
は、たとえ群衆の中にあっても、一人のときと同じ独立心を保ち、
にこやかな態度で人と接することのできる人である。

・社会に服従することを拒めば、世間の不興を買ってむち打たれ
るだろう。だから人は他人の表情を見て、相手の機嫌をうかがう
ようになる。

しかし世の人々の渋面は、そのやさしげな表情と同様に深い理由
などない。それは風がふくまま、新聞の論調にあわせて浮かんだ
り消えたりする。

・草の葉や咲きほこるバラを見ると、自分が恥ずかしくなる。

我が家の窓の下で咲いているバラは、過去のバラや、もっと美し
いバラを気にかけたりはしない。

これらのバラはあるがままに咲いている。神とともに今日という
日を生きている。これらのバラに時間はない。ただ、バラという
ものがあるだけだ。

・自分以外のものに依存している人は集団におもねり、数を頼み
にするようになる。政党はひんぱんに集会を開き、若い愛国者は
自分が前より強くなったように感じる。

しかし友よ! 神はそのようなやり方ではなく、まさに逆の方法
によってあなたの中に宿るのだ。

外からの支援をすべて退け、一人立つときにのみ、人は強くなり、
権利を手にする。一人の人間は、一つの町より優れた存在である
はずだ。

他人には何も求めるな。そうすれば万物流転の世にあっても、あ
なたは唯一不動の柱として、周囲のものすべてを支えるようにな
るだろう。


世間からはみ出すことを恐れるな。堂々と個人であれ。

そうエマソンさんは説くが、といって孤立、孤独の人ではなかっ
たようだ。思想家とも交流を深め、生涯の友情を誓った相手もい
る。

流されず、個と立って人と交われ、ということか。

大統領が読んでいるというのもうなずける。リーダーには必要な
心構えなのかも。









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posted by momo at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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