2011年03月06日

うまくいかない自分から抜け出す方法








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うまくいかない自分から抜け出す方法  大川内 麻里
¥ 1,470  かんき出版 (2010/3/17)

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「素直になりなさい」 こう人に言われて、あなたはどんな風に
受け取りますか?

「自分に素直に、自由にふるまっていいんだ!」と考える人と、
「人に素直に、従順に振舞えということだな」と考える人がいる
のだそうだ。

ポジティブになろう、がんばろうと思っても、ささいなことで失
敗してしまう人、しかもその失敗を何度もくり返してしまう人は、
自分の心の奥をもう一度、見つめ直すと楽になれるかもしれない。

「交流分析」と呼ばれる考え方を、とってもわかりやすく紹介し
たもの。人の心を5つのパーツに分けて、心の構造を知ろうとい
う学問だ。

自分の心の動き、他者の心のありよう。そういったものを冷静に
見ることで、人間関係や人生をよくしようと語っている。

人の心には5つの要素があるようだ。

CP 父 ○○しなければならない、が口癖。道徳に厳しく、責
めるような考え方をする。

NP 母 面倒見がよく、他人に優しい。程度を過ぎるとおせっ
かい、過干渉になる。

FC 自由な子供 感情を優先する。自由奔放、わがままである
が、想像力が豊かでもある。

AC 人の顔色を伺う子供。従順で協調性があり、引っ込み思案。

A 大人 論理的。上の四つと違い、感情に支配されることがな
い。冷たい人にも見える。

これら5つの要素の強弱で、性格が分かれる。厳格で人を責めが
ちな人は、他に比べてCPの要素が強いといえる。NPとFCが
高い人は、楽天的で人懐こい性格であることが伺える。

本書では、自分がどのタイプに当たるかの診断項目がある。それ
をした上で、低い要素を高めていくことが、うまく生きてゆくコ
ツなのだそうだ。

もちろんそのやり方も記載されている。自分の欠点を客観的に見
て、対処できるように、ちゃんと配慮がされている。

人に対するときも、この要素での判別が使える。たとえば上司な
どが、CPの要素で接してきているとき、ACで対応するのが一
番スムーズだといえる。

「ラーメン食べに行こうよ!」と、友達がFCの顔で言ったとき
は「行こう、楽しそう!」と、あなたもFCで応じてあげよう。
「君に合わせるよ」などと、ACで応じると感情の阻害が生じる
ことになる。ちょっと、寂しさが残る。

また人は、NPを装いながらCPの感情を押し付けてくることも
ある。本音と建前が違う、そういうことが往々にしてある。

「あなたのためを思っているのよ」、言葉自体は相手を案じるN
Pであるが、本音は相手を思うままにしたいCPのそれである。

そのような、隠された本音とコミュニケートする方法も説明され
ている。


著者の方は、恋愛において苦しい思いばかりされて生きてきた。
その原因を探ることが、本書を書くきっかけになった。

また、親が子にするコミュニケーションの間違いも多く取り上げ
られている。根拠のない不安や、度重なる失敗の原因が、実は成
長段階において植えつけられた「縛り」である場合も多い。

読んでいて、ちょっと怖くなる場面もあった。自分自身を省みて、
だ。

しかし面白かった。筆致は誠実。安心して一読をおすすめできる
本であると思う。

ちなみに、冒頭に書いた「素直になれ」の云々。自由に振舞おう
とするのがFC、従順であろうとするのがACの考え方だそうだ。






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posted by momo at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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