2011年05月18日

決定版 世界の海賊FILE―7つの海を席巻した海のアウトローたち







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決定版 世界の海賊FILE―7つの海を席巻した海のアウトローたち
歴史雑学探究倶楽部  ¥ 500  学研パブリッシング (2010/06)

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海賊と聞いて、思い浮かべるものは何だろう。手足がびょびょー
んと伸びる少年? ジョニー・デップのあのユーモラスな演技?
それとも手がかぎ針になった、おひげのフック船長?

いろいろあると思うのだけれど、総じてあるのがファンタジック、
架空のものというイメージなのではないだろうか。

話はそれるが、私が住む愛知県には、その昔「水軍」と呼ばれる
集団があったのだそうだ。常滑市に拠点を置いた千賀水軍のお殿
様は、現在の大河ドラマのヒロイン、お江さんの最初の夫である。

とはいえ、愛知県の水軍さんは、海上における物資輸送のプロ集
団であり、一般的に言われる海賊行為をしていたわけではない。

だがしかし、古来より海に生きる人たちはいた。

私、高校では世界史を選択したんだけど、そういう歴史はあまり
学んでこなかったんだよね。でも海にも、陸と同じような人の営
みがあり、歴史があった。

それはよりダイナミックで、奔放であったように感じられる。歴
史の裏側、表に出ない人々という意味で、私にはとても興味深い
物語のように感じられた。その意味で、この本を手に取ったとい
うわけだ。

500円のペーパーバック。の割には読み応えがあった。

フランシス・ドレイク、キャプテン・キッド、黒ひげなど、有名
な海賊の生涯について、解説されている。

キッドさんは実はかわいそうな人で、この人、英国から海賊船の
取り締まりの役目をおおせつかっていたんだって。自らは、海賊
だとは考えていなかったみたい。

海の上での略奪行為をよしとせず、そのせいで部下の不満は高ま
るばかりだった。こいつの下では儲からん、というわけだろうな。

部下たちの裏切りにあって逃亡。その頃にはなんと、英国政府が
キッドを国家の敵として追っていた。(その辺りの事情は不明)

ボストンで捕まり、裁判にかけられるが、航海日誌や通行証はす
べて燃やされていた。仕組まれた裁判の後に縛り首。なんだか運
の悪い、かわいそうなおじさんだったみたいだ。

その他、フェニキアから大航海時代まで、海に生きた人々の歴史
も。豪傑女性の物語、海賊達の決まりごと、内容は盛りだくさん。

うれしいのは、アジアにおける海の歴史も網羅されていることだ。
アフリカまで行った中国の海軍とか、台湾の大海賊とか、アジア
も実にドラマチック!

そして少ないながらも、日本の海賊についての記述もある。取り
上げられているのは三重県の九鬼水軍、瀬戸内の村上水軍、青森
の安東水軍。

海賊というのとは、ちと違うのかな? たとえば村上水軍などは、
古来は瀬戸内において略奪行為を行ったり、航行する船から通行
料を取ったりしていた。

しかし時代がさかのぼるにつれ、彼ら海の人々も、権力に取り込
まれてしまうことになる。戦国大名の配下にくだり、海での戦い
に従事したそうなのだ。

戦国時代の終わりには、水軍の長たちはそれぞれ、権力者から地
位を与えられ、国家の一部となってしまう。

なお来島村上氏は、海から遠ざけられ、山間の土地に領土を与え
られた。


晩年には、その屋敷の庭に池を作り、玩具の船を浮かべて心を慰
めたとか。そんな一説を耳にしたことがある。













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posted by momo at 08:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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