2011年05月24日

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣







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心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣  長谷部誠
¥ 1,365  幻冬舎 (2011/3/17)

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さわやかなブルーの表紙にどどーんと男前の横顔。長谷部選手の
お顔が印刷された帯が巻かれているのだ。いや、よう似合ってる。

私は基本、本は読めさえすればいいので、その辺にはまるでこだ
わりがない。でもこの本に関してだけ言えば、手に入れるなら帯
つきであるほうが絶対的にいいと思う。いい横顔だと思う。

中身もよかったよ。ワールドカップの大舞台で、日本代表のキャ
プテンを勤めた長谷部選手の日々をつづるエッセイ。

活躍の秘訣、心がけていること。若者らしい、素直なお話だった。
先日ご紹介した三浦選手とはまた一味違う、繊細さが感じられた。
朴訥、実直。

長谷部選手には「気がついたら眠っていた」ということがないの
だそうだ。「寝るぞ」と意識しないと眠れない。

そして寝る前には、必ず三十分間、リラックスする時間をとるよ
うにしている。お香を焚いたり、アロマオイルを首に塗ったり、
「心」のメンテナンスを大切にしている。

長谷部選手にとって「心」は特別なものだ。メンタルというのと
は少し違う。車でいうところのエンジン、ピアノでいうところの
絃。調律する、という言い方が一番ぴったりくる。

テニスラケットのガットを調えるような感覚。その意味で、本書
のタイトルを「心を調える。」にした。

彼は自分を、取り立てて目立つところがない選手だと分析してい
る。華やかさ、鮮やかさにおいては他に及ばない部分も残る。

だがだからこそ、組織の穴を埋める選手でありたいと考えている。

あるとき、ドイツサッカー界の有力者、へーネスさんが彼のプレ
イを見る機会があった。そのとき「あまり印象に残っていない」
と感想を述べた。

長谷部選手の代理人は、そのへーネスさんにこんな進言をした。
「確かに、マコトのプレイは目立たないかもしれない。だが90分
間、彼のポジショニングを見ていてくれ。貢献の度合いがわかる」

後日、へーネスさんは代理人に、最初の見解が誤りであったと伝
えてきたという。いわく「マコトは組織の穴を常に埋められる選
手だ。リーグ全体を見渡しても、彼のような選手は貴重だ」

いつも平静でありたいと思う。最悪の状況を考えながらプレイを
している。

ワールドカップのパラグアイ戦、日本がPKで敗れた直後の写真が
掲載されている。

ピッチに伏す本田選手、無念の顔の長友選手。力尽き、皆がしゃ
がみこむその瞬間に、長谷部選手は立ってゴールへと歩み出して
いた。まっすぐに顔を上げ、すがすがしささえ漂わせて。

このときのことを、長谷部選手はこう振り返る。

「負けを想定していた、というのが一番正しいのかもしれない。
自分はいつも、心が乱れることがないよう、悪い状況を考えて備
える癖がついている。だがそれは逃げではない。覚悟を決めると
いうことだ」

だが後になってみると、全力でやったのだから、悔いはないと感
じたようにも思われた。みんな精一杯、持てる力を出しきったの
だから。


好きなお香の紹介や、大好きな歌手、ミスターチルドレンの曲解
説など、なんかかわいいなあと思わせられる箇所もある。素直で、
不器用なお人柄も伺える。

失礼に当たるかもしれないが、女性が苦手というところにも好感が
持てた。そうだろなあと思わせられる部分、ある。

若い人には大変よい指針の書となるのではないか。等身大で、前
を行く人の姿が見られる。












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posted by momo at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | さわやかスポーツ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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