酒井あゆみさんは、もと風俗嬢だそうで、
いろいろな業界ネタ本を書いています。
他にも、「眠らない女」などの著書があります。
こちらは、今の風俗業界をレポートした本。
酒井さんは、もう引退されているようですが、
ご自分の経験してきた業界と、
今の業界の違いについて書かれています。
バブルが崩壊して、
いろんな会社で成果主義が取り入れられました。
それまでの、人材育成ということは忘れられて、
ひたすら実際の成果だけを追求することがよしとされていました。
そのせいで、今、団塊の世代が退職するときになって、
技術を受け継いだ世代の不在が言われています。
安ければいい、早ければいい、人は少なければいい。
そんな風潮が、風俗界にも現れているみたい。
以前は、女性の「最後の」職業として、働いている人も、
借金などの、簡単には抜けられない理由があった。
それが、風俗に対する意識の変化から、
アルバイト感覚で業界に入ってくる人が多いそうです。
それに対して、お店側がリスクを教えたり、
女の子を守ることがなくなった。
女の子たちは、以前だったら
定期的に性病の検査を受けるのが普通だったそうですが、
今ではそんなことをする店はないそう。
お店を掛け持ちするのが当たり前→以前ではタブーだった
終電を気にする女の子が多い→タクシー通勤が普通だった
面接で落とされることがある→女性であれば就業はたやすかった
最後に、売春は長く続けらる職業か、というテーマがあります。
体力的にも、精神的にも、
リスクが大きいというのが、著者の結論のようです。

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