2006年10月03日

いま、イラクを生きる―バグダッド・バーニング〈2〉




ウェブ進化論とか、フラット化する世界とかいう本が出て、
インターネットが変える世界を論じています。

誰でも情報を発信できるツール。
そのすごさを、この本を読んで感じました。

2004年6月から2006年4月まで、まさにいま、
現在イラクのバクダッドに生きている女性のブログです。

新聞やテレビで見ていると、
爆弾が飛んでいるけどそれは光の筋でしかない。
砂漠を戦車が進んでるけど、蜃気楼で揺れて見えるだけ。
自衛隊はイラクの子どもと並んでテレビに映ってた。

アメリカの演説を聞いていても、もう戦争は終わって、
町は復興に向かっているのだと思っていました。

とんでもない。

爆弾が落ち、家は壊れる。
ガラスが割れて、天井が落ちて子どもが生き埋めになっている。
誘拐、拉致はあとをたたず、拷問による死が日常である。

私が恐かったのは、
治安部隊を名乗る兵士たちが突然家に入ってくるところ。

親戚の誕生パーティのときに、この事件に遭遇します。
突然、知らない男たちが入ってきて、親戚を連れ去ってしまう。
こんな理不尽が「フツウ」に行われることがあるなんて。

おまけに、ライフラインが復興していないので、
普段の生活もとても大変のようです。

水が出ない日が続き、
電気は一日数時間しかつかないこともある。
そのため、ブログを更新できなかった日もたくさんある。
産油国でありながら、ガソリン不足で、
半日並ばないと手に入らないのだとか。

ブログ友達を作り、ロックを聴き、
天気のいい日にはカーペットを選択し、
マイケルムーアの作品を海賊版DVDで観る。
普通の女の子の生活もしのばせます。

イラクの新憲法、見つからなかった大量破壊兵器、
政治などイラクの現状を知るのにはとても貴重な本。

文章が、大変強烈なブラックユーモアに満ちています。
2005年に、ユリシーズ賞3位を受賞。
世界的にルポタージュ作品として認められています。



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posted by momo at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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