2006年11月24日

風雲児たちが巻き起こす携帯電話崩壊の序曲 




この本が出たのが2005年12月。
約1年前です。
その当時の携帯電話に携わる業界のことを詳しくまとめた一冊。

本書は、ソフトバンクの孫氏が、
総務省にしかける「戦い」から始まります。

携帯電話の電波って、総務省が管理してるんですね。
管理していて、許可の出た周波数を携帯キャリアが利用している。

そこに、ソフトバンクも参入させろ、
というのが孫氏の主張でした。

通信がスムーズな800メガヘルツ帯を割り当ててもらうために、
孫氏は新聞広告でこう主張する。
「使用者の声は圏外ですか」。

免許を持っているキャリア(ドコモ、auなどの携帯会社)が
市場を独占しているせいで、
消費者は割高な料金を払っている、というもの。

当然既存の業者は面白くない。
彼らにしたら、そこまでインフラに投資してきた自負があるからだ。

だが、彼らに対抗する新勢力はソフトバンクだけではなかった。

免許制の周波数を使う通信ではない、
携帯通信のシステムが新しく立ち上がろうとしている。

それはインターネットを使う、IP電話だ。

駅の構内とか、一部の飲食店とか、
そういったところでしか使えない無線LANを、
どこでも使えるようにする。
携帯がどこでもつながるように。

その事業に取り組んでいたのがライブドア。

東京電力系のパワードコムと提携し、
電信柱を使った無線LANのシステムを作ろうとする。

インターネット電話の携帯端末ができると、
携帯電話よりも安い値段で、
電話を使えることになるそうです。

スカイプというソフトがありますが、
使われてる方いらっしゃいます?

うちは実家が遠方なので、興味があるんだけど、いかんせん、
実家がインターネットにつながっていないという…。

でも、無線LANが各所で使えるようになると、
スカイプ端末を持ち歩けば、
誰でも無料で通信ができるようになる。
こんな未来図もあるみたいです。

本の中ではまだ、ソフトバンクのボーダフォン買収や
ライブドアの失墜の話は出てきません。

(しかし、この本が出たたった2、3ヶ月でこんな大きな
動きがあるなんて、編集部も思ってもみなかったでしょう。)

番号ポータビリティなどで注目される通信業界ですが、
その内実を知るのにはもってこいの一冊。

孫氏の0円広告に、なぜあれほど反感が集まったのか。
この本を読むとわかる気がします。



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posted by momo at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス、営業系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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