2006年12月01日

あおぞら




賛否両論ある一冊。

私がこの本を手に取ったきっかけは、
本屋さんでのちょっとした出来事でした。

高校生の女の子たちの一群が入ってきて、
「読書感想文書いた?」「まだあ」なんて会話。
懐かしいなあ、なんて思ってたところ、
そのうちの一人が「あおぞらは?」って。

その内容をちょっとばかり知ってたので、びっくりしました。
こんな本の感想を書かれても、先生も驚くだろうなあ、って。

女子高生中心、なんでしょうか。
よく売れているこの本。

星野夏という女子高生の手記という形をとっています。
(じゃあ小説じゃないか…)

信頼していた先輩に裏切られ、中学生でレイプされてしまった夏。
彼女をおもちゃのように扱う男の子たちに絶望し、
援助交際、下着売り、リストカットなどの自傷行為を繰り返します。

心配する家族に話せるわけもなく、
死んだような毎日を送っています。

高校に入り、彼女はこぅちゃんという男性と知り合います。

男性に対する恐怖心は消えなかったけど、
誠実に接してくれるこぅちゃんに、次第に心を開く彼女。

思い切って過去を告白したところ、
こぅちゃんは彼女をいたわり、
変わることのない愛情を注いでくれる。

そんなこぅちゃんが、バイクで事故にあってしまう。

治る見込みのない彼のために鶴を折り始める夏。
彼女の必死さに打たれ、クラスメイトからも鶴が集まった。

祈りの甲斐もなく、こぅちゃんは死んでしまう。

再び絶望する彼女に、
クラスメイトは今度は「がんばって生きて」という
メッセージの入った鶴を夏に渡してくれた。

周囲に支えられて生きている、と今は思える。

「みんなひとりじゃないんです。
それをあたしは教えてもらいました。
この原稿から、少しでもそれが伝われば本当にうれしいです。」

夏さん本人の言葉だ。


はっきり言って、文章は稚拙。
思考も幼い。嫌いな人には嫌いな文章だと思う。
私も、正直に言うと受け付けない部分が多い。

自分に高校生の子供がいたら、
あまり読んでほしくはない一冊。

内容がつらすぎることがひとつ。
非常に「きつい」体験ではあるけど、
文学として浅いというのがひとつ。

でも、こぅちゃんが死ぬところでは号泣してしまって、
だんなに驚かれてしまいました。



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posted by momo at 09:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 話題の小説系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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