2006年12月20日

ツレがうつになりまして。




くりまんじゅうみたいなだんなさんがかわいい、
マンガ形式のうつ体験記。

ユーモラスなタイトルとイラスト。
すごく読みやすいんだけど、内容はけっこうヘビーです。

30人いた会社で、リストラが行われた。
本に出てくるだんなさん、
「ツレ」さんは、会社に残った5人のうちの一人。

最初は「選ばれた」と意気揚々ですが、
しだいにその業務の多さに疲労を覚え始めます。
無理だろう、そりゃあ。

食欲がなくなり、だんだん元気がなくなってくるツレ。
眠れなくなり、自分の存在意義を深く、
そしてネガティブに考えはじめます。

会社を辞めることにしたものの、辞表を書くのに8時間もかかって
しまう彼。

その頃には医者にかかっていて、投薬も始めていました。

薬の効果が出ても、ゆり戻しがやってくる。
気分のいい日があっても、また、
落ち込む日が交互にやってくるそうです。

大好きなクラシックを聴いても楽しくない。
テレビはNHKが一番落ち着く。
民放はうるさく聞こえるそうです。

また、ゆっくりとすごすのが治療につながるんだけど、
そうしていると自分が役立たずに思える、
どうにもいたたまれない気分になるそうです。

ご夫婦のうつ闘病記で、奥様のマンガの合い間に、
うつをわずらわれたご主人本人の手記が載っています。

うつの患者さんが衝動的に自殺したがる、というのは
知識としては知っていたご主人。
そうして、実際に自分もうつになって、
その衝動がこみ上げてきたときの心境も語っておられます。

自殺しようとして、
ドアのノブに紐をかけて首をつろうとしたご主人。
奥様のイラストはかわいくて、こっけいに描いてあるんだけど、
実際に目の当たりにしたら、私だったら泣いてしまう。

本当はすごくつらい話だろうに、そのプロ根性に脱帽です。
また、いまだからこそ、というのもあるんだろうな。

私、いやなことがあると、
簡単に「もう、うつだよ」なんて言ってたのを猛反省です。
もっともっと、深刻なことなんだ。

こころの風邪と言われるうつ。
わずらっている人は多いのに、理解はまだまだのような気がします。

もし、身近にそんな方がいれば、
この本は理解の一助になるかもしれません。
読みやすいので、ぜひ本屋さんで探してみてください。




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posted by momo at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 世間話、時事ネタ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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