出典がはっきりしなくて申し訳ないですが、
「ヨーロッパの道徳教育の基本はキリスト教。
日本では、それにあたるのは武士道である」
みたいな話を聞いたことがあります。
ブッシュ氏は、演説でしょっちゅう神という言葉を使うし、
昨日見たサッカーの試合でも、
選手は自然に十字架をきっている。
キリスト教圏の人たちにとって、
キリスト教の教えは日常に溶けこんでいるんですね。
この本の帯に、
「『ダ・ヴィンチ・コード』『十戒』『インディ・ジョーンズ』。
あの言葉も、こんな事実も聖書がルーツだった!」
という言葉があって、これで強烈に興味がわいたんです。
確かに、映画を観ていても、本を読んでいても、
キリスト教が背骨にない人間には理解しがたい部分というのはある。
それは、キリスト教を背骨に持った人が創ったものだからなんだろうな、
というのはうすうすわかってた。
いつか聖書を読んでみたいと思ってたものの、
できなかった私にはすごく面白かった一冊。
項目ごとに分かれていて、ちょっとした辞典みたいなので、
気軽に読めるのもよし。
聖書で出てくる地名、有名なところも解説あり。
イエスが生まれたナザレ、
ノアの箱舟がたどり着いたアララト山、
エルサレムの丘のひとつで、
イスラエルの王ダビデが他民族から奪った土地、シオン。
ちなみに、その後、シオンとはエルサレム全体を指すようになり、
イスラエルの民に与えられた土地という意味になったのだとか。
また、
モーゼが海を割った十戒の有名なシーンや、
湖の上を歩いたり、水をワインに変えたキリストの奇跡も、
「聖書のハイライト」として説明されている。
ダ・ヴィンチ・コードで、
ヒロインが水の上を歩こうとするシーンがあるけど、これが由来なのね。
また、今日一般的に言われていることと聖書の実際と違う点も
いくつか書かれています。
モーゼが、十戒という映画で海を二つに割りますが、
これは実際には「葦の原」だったんだそうです。
うーん、ちょっと迫力がないなあ。
まが、イブが食べたのは、
別にりんごとは聖書には書かれていないんだとか。
「食べてはいけないもの」というのが、聖書の言葉だそうです。
知ってたら、きっと映画や旅行が楽しくなる。
そんな知識がたくさんの本でした。
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