文句なし。
どこからも文句のつけようのない典型的なサクセスストーリー。
DVDにもなっています。原作に非常に忠実なので、
そちらでも十分に楽しめます。
主人公サンティアゴは、メキシコから不法入国して
アメリカで生活している。
メキシコ男らしい、支配的な父親の元、造園業の仕事をしている。
ハリウッドの高級住宅街の芝生を整えている彼らの生活は貧しい。
そんな中、彼の楽しみはサッカー。
仕事の合間をぬって、仲間たちと試合をしているところを、
もとサッカー選手のグレイに才能を見出される。
アルバイトをしてお金をため、
イギリスに行きたいと願うサンティアゴ。
だが、父は猛反対だ。
祖母の助けによって、夜中にこっそり彼はアメリカをあとにする。
単身、なけなしのお金を持ってイギリスに来たものの、
グレイがチームに持っているコネは強力ではない。
グレイの強引な交渉で、なんとか練習生になるサンティアゴ。
一度目のトライアルでは、
ロスでは経験したことのない雨と芝のせいで、
普段の実力を出せずに失敗した。
絶望するサンティアゴだが、
グレイは彼の才能をどうしてもあきらめきれなかった。
パーティにもぐりこみ、監督に直談判するグレイ。
なんとかもう一度、
一ヵ月後にトライアルを受ける約束を取り付ける。
次第に才能を発揮するサンティアゴ。
チームのスタープレイヤー、ガバンも、
彼の才能を評価していた。
「夢なんて見ても無駄だ」。
父親にそういわれて育ってきたサンティアゴ。
トラブルが起こるたびに、あきらめが彼を襲うが、
次第に強く、上を目指したいという気持ちに変わっていく。
周囲の助けのもと、彼はチームの一員になる。
私が一番ぐっときたのは、その父親が、
サンティアゴの試合を見に
サッカー中継をしているバーに向かうところ。
ヒスパニックが、イングランド人の集まるバーに現れるのは
違和感たっぷり。
でも、サンティアゴの活躍に、
思わず「俺の息子なんだ!」と誇らしげに叫ぶ父。
家族の前では、決してサンティアゴを許す様子を見せない
不器用な父親の愛情に涙です。
貧しいヒスパニックの少年が、
「緑の芝生と、両端にゴールがある場所」
を自分のホーム(家)に変える、感動のサクセスストーリー。
いや、よかったですよ。ほんと。
いやな人間が一人もいないのもまた見事。
これ、3部作の第1部なんだそうです。
続きが楽しみです。
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