2007年02月17日

グラミン銀行を知っていますか




パンドラの箱を開けると、
たくさんの災いが世界中に飛び出した。
そして、最後に残ったのは希望だった。

こんな神話がありますが、その意味、
私最初わからなかったんです。
でも、最近ちょっとわかるようになってきた。

いやなことがたくさんあると、最後には希望しか残らない。
別の言い方をすると、希望は最後まで残る、ってことかな。

家がない、お金がない、水もない、社会的経験もない。
そんな貧しい女性たちに、
小額のお金を貸し出す銀行があります。

バングラデシュのグラミン銀行を事例にとって、
マイクロクレジットについて詳しく書かれた本をご紹介。

マイクロクレジットとは、先に述べたように、
貧困地帯の女性に融資する制度。

ほんの2千円から2万円程度のお金だそうですが、
それがなくて困っている人たちが世界にはたくさんいる。

貧困層が対象だからといって、
「援助」でお金を与えるのではありません。

融資を受けるのは5人で一組が原則。
女性の地位が低いこの国で、男性が組に入ると
女性の意見がきかれなくなるため、
女性だけで5人組を作ります。

それから、二人の代表が有料の研修を受ける。
口答試験に通らないと融資を受けることはできません。

返済も5人が連帯責任を持って行います。

職業訓練はしません。
基本的に、「生産技術は持っている。資金がないだけ」
というのが銀行のスタンスです。

実際、ほとんどの人が、ミシンを買い、
家畜を飼い、
紅茶を仕入れるなど、
何らかの手段で経済状況を好転させていっているようです。

融資を受けるのをやめる人のほどんどは、
家庭やグループ内でのトラブルが多く、
返済不能になったのは約10%だそうです。

自分のお金を手にして、変わったことは何か。

女性の地位の低い国で、自分に名前があることを堂々と主張
できるようになったこと。
貯蓄を始めたこと。
物乞いをやめようと思えたこと。
子供を学校に通わせられるようになったこと。

実際に、女性たちに会って書かれた本なので、
いきいきとした彼女たちの姿には大変励まされます。

私もがんばろうじゃないか。
そう思える一冊。



????????
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG
posted by momo at 00:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 硬派!社会派系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/33855351

この記事へのトラックバック

グラミン銀行を知っていますか 貧困女性の開発と自立支援/坪井ひろみ
Excerpt: グラミン銀行を知っていますか 貧困女性の開発と自立支援/坪井ひろみ 本書は、著者の博士論文が元になっているそうです。 そのため、調査した内容の羅列と分析がほとんどです。
Weblog: 仮想本棚&電脳日記
Tracked: 2007-03-13 21:44