2007年03月17日

名作のさわりを書いて楽しむみんなの古典





集中力がいまいち足りない私。
先日母から送られてきた荷物に、こんな本が入っていました。

こういう本、ブームですねえ。

えんぴつで書く奥の細道なんかもありますもんね。
私は塗り絵のほうがよかったんだけど。

ちなみに、一度ベルサイユのばらの塗り絵に
チャレンジしようかと思ったのですが、
自分のセンス、才能を省みてやめました。
やめて正解だったな。

こちらの本には、古典の授業で一通り習った、
有名な作品の有名なフレーズが並んでいます。

A5サイズの小さめの本なんですが、切り離し可能なのがいい。

納められている古典は、
伊勢物語、竹取物語、枕草子、
源氏物語、更級日記、方丈記、
平家物語、徒然草、百人一首からいくつかの句、
奥の細道などなど。

最後に辞世の句があるのがシブイ。

はじめに、現代語訳、解説がついているので安心です。

一応内容を知って、
それから薄く印刷されている文字をえんぴつでなぞる。
おお、きれいな字を書いている自分がうれしい。

それにしても日本語ってきれいだな。

百人一首の、
「ひさかたの 光のどけき春の日に 
しづ心なく 花の散るらむ」

(うららかな春の日に、どうして桜の花は落ちついた心なしに
散ってゆくのだろう)

桜の散る風景が見えるようでとても優雅。

枕草子の有名な一節、

「春はあけぼの。ようよう白くなり行く、
山ぎは少しあかりて 紫だちたる雲の細くたなびきたる」

(春は明け方がいい。山際の空がだんだん明るくなって、
紫がかった雲が細くなびいている様子がいい)

こんなのも、しみじみいいな、
と思えるようになったということは、
それだけ歳をとったということか。

高校生の頃は上っ面を覚えるのに必死だったけど。
(そしてすぐに忘れてしまったけど)。

最後の辞世の句は、
死を直前にした武将が詠んだものをいくつか載せています。

武士の本懐とは、死ぬこととおぼえたり、だったっけ。

これに載せられているものは、どれも現世の無常観、
むなしさみたいなものを詠んでいて、
サムライの死生観がちょっと伺えるような。

「露と落ち 露と消えぬる我が身かな 
 浪花のことも 夢のまた夢」   
 豊臣秀吉

「嬉やと 二度さめて一眠り 浮世の夢は暁の空」  
 徳川家康

「風さそふ 花よりもなほ 我はまた 
 春の名残をいかにとやせん」
 浅野内巧頭長矩

「あらたのし 思いは晴るる 身は捨つる 
 浮世の月にかかる雲なし」
 大石良雄

たまにはいいです。こういう時間のすごし方も。
 


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posted by momo at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活、ほっこり系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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