2007年03月24日

鈍感力




鈍感ね、と言われて、
ほめられていると感じる人は少ない。と思う。

でも、鈍感であることって案外得なことが多いかも。

失楽園、愛の流刑地、あじさい日記など、
話題性の高い作品を次々と世に送り出してきた、
渡辺淳一氏の最新エッセイ

「鈍感、それはまさしく本来の才能を大きく育み、
花咲かせる、最大の力です」
渡辺氏に言われたらものすごく納得しますね。

さて、では、どんな風に鈍感であればいいのか。

渡辺氏の前歴が外科医であったのは有名です。

外科医というのは、いつ急患が出るかも知れず、
勤務中は決して気を抜くことができないそうです。

他の同僚が、眠らないために努力している横で、
氏はどこでも寝られる技術を身につけたのだとか。
そのおかげで、仕事にも集中できた。

また、口うるさい上司(この場合先輩の医師)に
辟易していたが、
何を言われても「はいはい」と受け流す先輩がいた。

その先輩は、しかられていても話を聞いていない。
「鈍感」であることで、
他の人が落ち込むときにも平然と、
楽しそうにすらしていたそうです。

仕事場でも、怒られても
鈍感にやり過ごすことができる人こそ伸びる。
それはそうかもしれないな。

氏が作家のたまごであったときのエピソードもおもしろい。
才能のある知人がいたそうですが、
彼は作品が受け入れられないと、
暗くなって自問自答を繰り返すタイプ。

それに引き換え、渡辺氏は、バーのママに、
「才能あるわよ!」と言われて
なんだかわからないけど自信を持ってしまう。

ママは、氏の作品を読んでいないというのだから
笑ってしまいます。

また、恋愛編では氏の本領発揮。

女性は、基本的には一度や二度のデートでは許してくれない。
それを、「もうだめだ!」と思わずに、
鈍感にまた次も誘う。
それができないと、女性と仲良くなることはできない。

部屋に連れてくるにしても、
ほどよくだらしないほうがいい。
女性も、そのほうが楽に過ごせるからである。

身近にいると気になる鈍感な人。
でも、自分がなってしまえば楽しそうな気がしてきた。

簡単に読めます。
リラックスしたいときにいかがでしょうか。



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posted by momo at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 世間話、時事ネタ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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