ちょっと古い本ですが、
昨日の9.11テロ捏造をご紹介したので、ついで(?)に。
ヨーロッパで反ファシズムのメッセージとして反響を呼んだ本。
童話のような語り口調の、背筋がぞっとするお話です。
ある日、茶色以外の猫を
処分しなければいけない法律ができる。
何でも、茶色は都市生活に適していることが
証明されたらしいのだ。
仕方がなく、飼い猫を処分した主人公。
しばらくして、その法律は犬にも適応された。
いやおうなく飼い犬を処分する友人のシャルリー。
それから、「街の日常」という新聞が廃刊される。
ペットを処分する新しい法律に反対していたからだ。
新聞は茶色新報だけになり、
日常会話でも茶色という言葉を使わなくてはならなくなる。
ある日、シャルリーの家に行くと、茶色い犬が飼われていた。
主人公も茶色い猫を飼い始めた。
慣れてしまうとなんてことないものさ。
茶色に守られた安心ってのも悪くない。
面倒に巻き込まれることもない。
しかし昨日、びっくりすることがおこった。
シャルリーが逮捕されたのだ。
「以前」飼っていた犬が茶色じゃなかったから。
最近茶色を飼ったからって考え方が変わったわけじゃない。
そんな理由で。
そこで主人公は思う。
「最初からもっと警戒するべきだったんだ。
いやだというべきだったんだ。
でも、どうやって?
政府の動きはすばやかったし、俺には仕事があるし、
ごたごたはごめんだから、おとなしくしてるんじゃないか。」
そしてとうとう、朝早くに自警団が主人公の家にやってくる…。
茶色という色は、ヨーロッパではナチスを
連想させる色なんだそうです。
それにしても、ぞっとする内容。
イラストが多い、絵本のような本です。
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