2007年問題。
団塊の世代が退職することに付随するさまざまな問題のこと。
人数が多く、日本を引っ張ってきた世代が
現役を離れるとどうなるか。
いくつかの側面から分析、予測した本。
箇条書きでポイントを紹介してみようと思います。
・団塊退職・人口減少がマクロ経済に及ぼす影響
2010年までは、団塊退職による経済効果は
プラスになると思われる。
企業の人件費の圧縮につながるし、
退職金というまとまったお金を手にした
シニア消費層が拡大することになる。
しかし、以降は消費減退、景気調整局面になる。
団塊ジュニアの住宅需要が落ち着き、
金利上昇の可能性が高いからだ。
・団塊退職・人口減少が促す企業改革
仕事のアウトソーシング化が進む。
より高収益の経営が求められ、
社員に求められる資質も変化する。
・団塊退職・人口減少で変わる消費構造
社会構造による高齢者への富の移転は止まらない。
高齢者の中でも経済的な格差は拡大する。
「若さ」と「費用対効果」を重視する、
新しいタイプのシニアマーケットが生まれる。
・団塊退職と金融ビジネス
今までのシニア層より、団塊の世代は投資ということに
違和感なく向き合える。
インターネットなどにもなじんでいる世代だ。
彼らに対し、適正なアドバイスができるサービスが必要である。
また、家を担保にしてお金を貸す
リバースモーゲージにも注目が集まる。
これは、亡くなった時、もしくは必要でなくなったときに
家を売るという条件でお金を貸してくれるシステム。
子供に不動産を残そうという意思がない場合、
生前にお金を使いきることができるので、
これからの高齢化社会に必要とされるサービスである。
経済用語が多い。
それでも、これからの未来をのぞき見してるみたいで、
楽しく読めました。
できれば団塊ジュニアに焦点をあわせた経済本も読んでみたい
もんです。
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