2007年04月27日

ニューヨーク地下共和国







主人公ゼムは、18の民族の混血で、自由を愛し、
ヨットで生活している。
職業は建築家。ニューヨークに事務所を持っている。

彼のいとこ、カウフマン派証券会社勤務。
巨大なエネルギー商社の会計に疑問を抱き、調査を進める。

ゼムの顧客にウラディミールというロシア人富豪がいる。
アメリカの政界にもつながりのあるウラディミールは、
9月11日には外に出ないようにゼムに忠告した。

そして、その日、ニューヨークで同時多発テロが起こった。
それを知っていた人間がいる。
そのことから、カウフマンは
大掛かりな株の取引が恣意的に行われ、
テロで儲けた人間がいることを知った。

そして、カウフマンは同僚に殺害される。

テロ以来、アメリカはおかしな方向に向かい始めた。

フォスター大統領はイラクに戦争をしかけ、
たくさんの貧しい若者が生活のために軍隊に入った。
ゼムの知り合いの黒人少年、ジョージもそうだ。

愛国者法が制定され、確たる証拠がなくても
逮捕ができるようになってしまった社会に、
ゼムは友人たちと抗議を始める。

劇作家のナタリー、写真家のジャック

だが、警察は彼らを不当に拘禁する。

そんな中、ゼムはウラディミールの美しい妻、
ソーニャと恋に落ちる。

ニューヨークはその後、自由の女神が爆破され、
ラジコンの飛行機が白い粉をまいた。
それは「ニューヨーク地下共和国」なる
テロ組織によるものであった。

地下を捜索していた警察によって、原子爆弾が発見される。
それは、ウラディミールがかつて、スターリンの命令によって
アメリカに持ち込んだものであった。

真実が語られないまま、ゼムは警察の手によって…。

とまあ、こんな話です。
え?まとまってない?

そう、アクションや面白そうなネタがてんこ盛りなんだけど、
最後までまとまりがなく、
ばらばらのまま終わってしまった小説でした。

梁石日は、こんなこと私ごときが言うのもなんだけど、
文章がうまくない。

文末が「だった」「した」など「た」で終わることが多すぎて、
読んでいてどうしようもなく退屈なのだ。
台詞が長すぎるのも難。

それが、血と骨とか夜を賭けてみたいな、
ストーリーに迫力があるものだと
その淡々とした語りが生きてくる。

でも、今回みたいな創作モノになると、
一気に世界が瓦解していくからつらい。
そう思うのは私だけでしょうか?

タイトルからしておもしろそうで、かなり期待したのになあ。



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posted by momo at 12:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 話題の小説系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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