以前に池上彰さんの
「そうだったのか!アメリカ」という本を読んで以来、
この人の本を手に取るようになりました。
数字、グラフが多く、まとめ方がうまいのか、とてもわかりやすい。
今回は、新聞やテレビでいわれている常識の真偽を確かめます。
日本は本当に格差社会なのか?
本当に少子化が進んでいるのか?
国の借金は各国に比べて大きいのか?
数字、グラフを多用して本当の日本の姿を浮かび上がらせます。
ひとつの問題に対して、○、△、×で
わかりやすく答えをくれています。
では、はたして日本は本当に格差社会なのか?
これは△。
今まで日本ではお金持ちが
クローズアップされることが少なかった。
しかし、今までも実は日本には大きな格差があった。
そして今後とも格差は広がる可能性が高い。
それに関連して、日本人の貯蓄についても述べられています。
日本は10年前までは世界に冠たる貯蓄好きな国民だった。
でも今は、貯蓄率は大幅にダウンしている。
よくいわれる、日本人は貯蓄好きという常識は×。
老後に貯蓄がないとなると、頼りになるのは年金ですが、
日本の年金って世界的に見てどうなの?
日本の年金は安いという常識、判定は△。
厚生年金や共済年金は世界的に見ても決して低い額ではない。
しかし、国民年金では生活ができる金額にはならず、
低い額といえるのだそうだ。
じゃあ、国の社会保障制度に頼れるかというと、
国家の財政もなかなか厳しいものがあるらしい。
日本の財政赤字は多いほう?という問には×。
「多い」なんて生易しいものではなく、「多すぎる」。
ちなみに、日本の財政状況は、ヨーロッパの共通通貨、
ユーロの参加基準には満たないものだそうです。
他にも、日本の投票率は低すぎる→○
日本人は働きすぎ→△
欧米に比べると離婚率は低い→×
など、常識と思っていたものの真実の姿が見えてくる。
へえ、なんて感心しながら読めて、
かつちょっと賢くなった気がする、なかなかいい一冊です。
若い社会人の方なんかにはちょうどいいかも。
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