2007年05月15日

人を動かす 火事場の鉄則




つい数年前までは、
社員をどうやって辞めさせるかが悩みの種だった企業が、
最近では辞めさせないために必死になっているみたいです。

そんな中、部下育成、
リーダーシップに関して書かれた本をご紹介。

コンサルタントが書いたものではなく、
実際に現場でチームをまとめていた人が書いているので、
納得できる論が多くおもしろかったです。

著者はニューヨーク市消防局、FDNYの大隊長。
危険な現場でいかに部下を統率するかが書かれています。

FDNYでリーダーになる人たちには、
下記のようなことが徹底されます。

それは、「真っ先に飛び込み、最後まで残れ」ということ。

命をかける仕事だからこそ、率先垂範して飛び込み、
部下の安全を確保するのがリーダーの仕事です。

どんな危ないことになっても、絶対リーダーは自分を見捨てない。
こういう信頼がないと、消防士たちは安心して仕事ができません。

それを大前提とした上で、どうやって部下を育成するのかに
紙面が割かれています。

・部下を指揮し、共通の目標に向かって努力させる。

・組織の伝統、文化、価値に影響を与え、
共通の目標のために部下をひとつにまとめる。

・指導と助言によって、部下の成長と向上を助ける。

・目標、優先事項、期待をはっきり伝えあうための下地となる
人間関係を築く。

こう、リーダーシップを定義しています。

部下に信頼を置き、権限を委譲する。
雑用をやらせ、何事にも自分が決定権を持っていないと
気がすまない上司は、かえって部下のやる気をなくさせる。

部下と話をするときに、一方的に話しかけるのではなく、
自分の言っていることが理解されているかを意識し、確認する。

努力が必要な目標を設定させ、取り組みを見守り、
フィードバックを与える。
この際に、失敗しても不要にしからないことが必要である。

自分の感情と向き合い、部下に感情をぶつけないように
コントロールする。

ああ、こんな上司がいたら理想だなと思える。

1章ごとに監修されている方のまとめが入ります。
ボリュームがあって、
ビジネス書を二冊読んでいるようなお得な感じ。

やや自己主張が強すぎる感もあるので、読み飛ばして、
サルカ氏(著者)の文章だけを読んでももちろんいいと思います。



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posted by momo at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス、営業系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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