2007年05月15日

ひなたの狼




いろいろなドラマ映画
漫画の題材として取り上げられている新撰組。

今回、そんな中で一風変わった漫画をご紹介。

表紙の絵が、きれいな女性のような人物。
はあ、まーた沖田さん女みたいに描かれてるんだな、
なんて思っていると、土方さんのほうでした。
これは斬新。

現在5巻まで出ていて、最後は芹沢鴨の暗殺まで。
これで完結となっているのがあまりにも惜しい。

ストーリーをざっとご紹介。

江戸で道場を開いている近藤勇のもとに集まった若者たち。
京都で将軍を護衛する浪人を集めているという話を聞いて、
上洛する決意を固める。

しかし、京都についてみると、清河という浪人が、
外国人を打ち払うために再び江戸に帰ることを主張する。

大多数が帰っていく中、近藤一派と
芹沢鴨という水戸浪人の一派だけは京都に残った。
これが後に新撰組と呼ばれる集団になる。

彼らは会津藩が身元を預かることになり、
京都の護衛の仕事をはじめた。

残った芹沢は乱暴な男で、商家に入っては金銭をせびり、
遊郭の代金を踏み倒し、
呉服屋が取り立てによこしたお梅を無理やり自分の女にしてしまう。

大阪では相撲取りと伐り合いの大喧嘩を演じ、
乱暴狼藉の限りを尽くす芹沢。

そんな芹沢を、土方は暗殺することに決めた。
江戸から一緒に来た、沖田総司、原田左ノ助らとともに、
眠っている芹沢に襲いかかる…。

司馬遼太郎の、新撰組血風録で読んだことのある
エピソードが多い。
奇をてらった新撰組ではなく、じっくりと丁寧に、
歴史を描こうというのが作者の意図のように思えます。

絵はきれい。髪型が現代風
(土方はおかっぱ、沖田もさっぱりした短髪です)なので、
違和感を覚えつつも読みやすい。
ただ、ちょっと人物の見分けが難しいかな。

私が気に入ったのは沖田総司。
いつも女性みたい、もしくはかわいらしい少年剣士として
描かれる沖田さんですが、
今回は背がひょろっと高く、やや目が離れていて、
ひょうきんないでたちです。

実際に、文献によると色が黒く、ひらめみたいな顔だったという
話もあるらしいですし。

土方像にしてもそうですが、
従来のイメージを壊したというところでは面白いかも。

ほんと、5巻で終わるのは惜しいなあ。
私としてはこのナイーブで繊細な歳さんが、
函館で奮戦するところが見たい。

銀魂、ピースメーカーで新撰組に興味を持った方、
ぜひこちらもどうぞ。



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