犬夜叉という漫画をご存知でしょうか?
高橋留美子の作品ですが、
これ、アメリカでものすごい人気があるんだそうです。
犬夜叉マニアなる人たちもいるんだとか。
漫画=子供のものというイメージのあった北米市場で、
日本の漫画を紹介し、浸透させた男性の体験記。
大学を卒業したものの、就職する気がなく、
アメリカで放浪生活をはじめた著者。
あるきっかけで小学館の社員と出会います。
日本の文化をアメリカに紹介したいと思っていた著者は、
日本の漫画をアメリカで流通させてみたいと
思うようになります。
アメリカの漫画は、そのころまだ子供向けのものが多く、
日本のストーリー漫画が入り込む土壌はなさそう。
しかし、徐々に日本のアニメ作品などが輸入されつつあり、
小学館の協力を得て、
ビズ・コミュニケーションという会社を興します。
苦労したのが、日本の漫画は右から開くが、
アメリカンコミックは左から開くという根本的な違い。
これに対し、印刷を反転させるという方法を編み出します。
折からアメリカはコミックブーム。
アメリカンコミックバブルというもので、
たくさんの出版物が世に出ました。
そんな中、カムイ外伝、舞、エリア88の3冊が、
第一号として出版され、人気を得ることができました。
しかし、バブルが終焉すると発行部数は伸び悩み、
苦しい状況に陥ります。
もう一度チャンスが来たのは、
ポケモンのブームがアメリカで起きたこと。
それに乗って、
少年ジャンプをSHONEN JUMPとしてアメリカで発行。
漫画本ではなく、雑誌としては冒険的な試みでした。
流通の複雑さ、
ストーリー漫画というものが全くない市場での奮闘ぶり、
アメリカの漫画愛好者たちの姿。
普段あまり知らないアメリカの一面を見ることができます。
と同時に、日本の漫画ってやっぱりスゴイ!と
なんだか誇らしい気分になれる。
アメリカ人が、日本のサラリーマンが電車で漫画を読んでいる
のを子供っぽい、などと言うらしいですが、
ふふ、日本の漫画は大人が読んでもおもしろいのさ、
なんてほくそえんだりして。
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