2007年06月03日

となりのクレーマー




クレーマーの定義とは。

・通常では苦情といえないものを大げさに騒ぎ立てる。
・一回のクレームで複数の事象を取り上げる、連続技を持つ。
・相手とのやりとりを、「苦情ゲーム」として愉しんでいる。
・恐喝にはいたらないが、対応に困るような脅しをしかけてくる。
・訴え先が一箇所ではなく、関連先全てが対象になる。
・家族もクレーマーと認めている。

読んでる人間としては面白かったです。
でも、実際に対処したらたまらないだろうなあと思う。

著者は大阪デパートにお勤めで、
客のクレームに対処する部署に勤めている。
その著者が、今までの体験からクレーマーの定義、
対処法などを教えてくれる。

体験談をひとつご紹介。

店頭に、見た目からコワイ系、
いわゆるヤクザのような人がやってきた。
宝石店、眼鏡店などに置いてある無料の洗浄器で、
ペンダントを洗ったところ、
先についている石が取れたのだという。

石は彼の申告によると、1カラットのダイヤモンド

質入するので、どうしてもなおしてほしいという。
質屋があいている7時までがタイムリミットだとごねはじめる。

時間は夕方の5時ごろ。

もともと無料で使わせるものなので、
店が責任を取る必要はないはずなのだが、
風体が恐ろしくて店員はつい、その男の言うことに
「対応」してしまう。

押し問答の途中、男が「車を動かしてくる」という。
路上駐車しているのだ。

そこで、店員の機転により、ペンダントを男に返す。
もし、預かったままだと、帰ってきたときに
「石をすりかえられた。1カラットのダイヤを返してもらおう」
とつけこまれる原因を自ら作ってしまうことになる…。

他にも、説明を聞いて買って帰ったはずのコンロの使い方を間違え、
傷ついいたテーブルを弁償しろという人、
店員の言葉じりをとらえて何度も呼び出す人、
もうめちゃくちゃである。

そんなクレーマーへの対応策は、

・非があれば真摯に謝罪する。
・感情を抑え、話をきく。
・性格にメモをとる。

何より、こちらが正しいと思うことは譲らないことが大事みたいだ。
真摯に、礼儀正しく、時には相手の懐に飛び込み、
こちらの正当性を理解してもらう。

今、学校に対して、
子供が窓を割ったのは校庭に石が落ちていたから。
学校が悪い」なんて言ってくる親がいるんだそうです。

常識が通用しない相手というのは、確実に増えているみたい。

実体験で、例も豊富、しかも楽しく読めるし、
対応策のなどのまとめ方もうまい。
新書というサイズもいい。通勤のお供にオススメの一冊。



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posted by momo at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス、営業系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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