「交渉術を使うことは、決して相手を欺くことではないし、
モラルが低いことでも、情に薄いことでもない」
という考えのもと、
どうしたら交渉を自分の有利に展開できるのか、
いくつかの方法を教えてくれている。
方法は、アマゾンのレビューでも見られるので、
私はこの弁護士の方が実際に扱った、
面白い交渉を少しご紹介してみようと思います。
日本企業の米国子会社、X社が、
ヒスパニック系アメリカ人の元従業員に訴えられた。
訴状は、民族差別があったというもの。
あきらかにうその訴えなのだが、
その地区にはヒスパニック系の住民が多く、
裁判になったら
ヒスパニック系の陪審員を相手に勝てる可能性は低い。
和解金の交渉になるが、本社から3000万円までしか出せない、
と事前に明言されていた。
そのため、交渉が切羽詰っても、
それ以上を提示することは子会社の社員はできなかった。
このように交渉は最初から
ボトムラインを決めておくことが大事。
それができなかったばかりに、
ライセンス料を相手のペースで決められてしまった
失敗談も載っています。
しかし、米国という国は毎日いたるところで交渉を
皆がしてるんだなと思う。
中古車を買うとき、スポーツジムに入会するとき、
ガレージセールで買物するとき…。
著者は、交渉はある意味
ゲームとして割り切ることも大事だと言っています。
日本だと、友人相手に議論したり交渉したり、
ということはあまり歓迎されることではありません。
しかし、海外では友人だからこそ、思ったことを主張し、
話し合うのだと考えているそうです。
言いたいことをうまくいえない方、営業職の方、
もちろん海外でビジネスをご検討の方にもおすすめ。
読みやすいです。
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