ポップなイラストのような画面。
白が多くて、洗練された印象を受ける。
舞台はイタリアのとあるアパート。
住人はみんな独身の中年男である。
家主のマッシモ、
街角で歌を歌っているルーカ、
トラックドライバーのアル、
ストライプスーツに口ひげ、個性的なチェレ。
部屋が5つあるので、ひとつあまったその部屋に、
留学生を受け入れている。
デンマーク人のシャルロット、脚本家だというおばあちゃんなど、
留学生も個性豊かで、いろいろな出会いと別れがある。
アパートを舞台に繰り広げられる一話完結の短編マンガ集だ。
ある日、アパートに短期で部屋を借りたいという男がやってくる。
イラストレーター志望。
彼女とともにこの町にやってきて、
二人で住める部屋を探しているのだという。
ルーカはその日も街角で笛を吹いていた。
ルーカを写真に撮りたいという女の子が現れ、二人は仲良くなる。
アパートに帰ったルーカは、
イラストレーター志望の男とも親しくなり、
男はルーカの絵を描き始める。
ルーカは彼女に恋をしている。
でも、彼女はイラストレーターの恋人だった。
あっけない恋の終わりに、ルーカは服を着たままシャワーを浴びる。
彼女とのこと、忘れようとしてるんだろうなあ。
でも、彼女と過ごして楽しい気分になった思い出も、
全部忘れたいのか?と、マッシモが問う。
泣きながら「ううん。」と言うルーカ。
とってもシンプルで、後味のいいお話が納められている。
実はこのオノナツメという漫画家さんのことは、
このメルマガの読者の方にメールで教えてもらいました。
シンプルな絵、独特の優しい世界観に、
人気が集まっている漫画家さんだそうです。
これは、はまる人ははまりそう。
雨降りの午後、
ゆっくりとコーヒーなんか飲みながら読むには最高の本です。
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