2007年07月03日

LA QUINTA CAMERA〜5番目の部屋




ポップなイラストのような画面。
白が多くて、洗練された印象を受ける。

舞台はイタリアのとあるアパート。
住人はみんな独身の中年男である。

家主のマッシモ、
街角で歌を歌っているルーカ、
トラックドライバーのアル、
ストライプスーツに口ひげ、個性的なチェレ。

部屋が5つあるので、ひとつあまったその部屋に、
留学生を受け入れている。

デンマーク人のシャルロット、脚本家だというおばあちゃんなど、
留学生も個性豊かで、いろいろな出会いと別れがある。

アパートを舞台に繰り広げられる一話完結の短編マンガ集だ。

ある日、アパートに短期で部屋を借りたいという男がやってくる。
イラストレーター志望。
彼女とともにこの町にやってきて、
二人で住める部屋を探しているのだという。

ルーカはその日も街角で笛を吹いていた。
ルーカを写真に撮りたいという女の子が現れ、二人は仲良くなる。

アパートに帰ったルーカは、
イラストレーター志望の男とも親しくなり、
男はルーカの絵を描き始める。

ルーカは彼女に恋をしている。

でも、彼女はイラストレーターの恋人だった。

あっけない恋の終わりに、ルーカは服を着たままシャワーを浴びる。

彼女とのこと、忘れようとしてるんだろうなあ。
でも、彼女と過ごして楽しい気分になった思い出も、
全部忘れたいのか?と、マッシモが問う。

泣きながら「ううん。」と言うルーカ。

とってもシンプルで、後味のいいお話が納められている。

実はこのオノナツメという漫画家さんのことは、
このメルマガの読者の方にメールで教えてもらいました。

シンプルな絵、独特の優しい世界観に、
人気が集まっている漫画家さんだそうです。

これは、はまる人ははまりそう。
雨降りの午後、
ゆっくりとコーヒーなんか飲みながら読むには最高の本です。



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