夕張の総合病院が財政破綻した。
その病院では、准看護婦、検査技師、事務職員の給与水準は
全国のそれよりも高かった。
また、医師よりも給料の高い准看護婦もいたという。
別に、能力によるものならなんの問題もない。
問題なのは、公務員だからという理由で
平均以上の給与を与えていたことだ。経営は赤字である。
このように、日本の医療の問題点をつぎつぎと告発し、
解決策を提示している本です。
入院はできればしないほうがいいと著者は言います。
病院にはたくさんの菌がいて、
中には抗生物質が効かないような進化を遂げた菌もいる。
病院に長く滞在するのは、
病気になる可能性を高めるだけだそうです。
また、医療ミスも頻発している。
中には、患者が吸引している加湿器に
アルコールを入れて中毒死させるという
単純でおそろしい事件もおきている。
日本の医師たちは、学閥などの身内意識で
お互いにミスを公表しようとしない。
患者としては泣き寝入りするしかない現状もあるという。
薬の飲みすぎもだめ。
基本的には人間の体に備わっている自然治癒力を信じて、
たばこをやめ、運動をすることで治癒する症状も多い。
少子化の日本で、産婦人科と小児科の医師が
減っているということも書いてありました。
医師の数が少なくなると、
必然的に一人の医師にかかる負担が大きくなる。
休みもなく、お産は安全なのが当然と思われている現代に、
ミスをすると訴訟沙汰になる。
リスクだけが大きく感じられて、
産婦人科の医師が地域の病院から姿を消しているのだそうだ。
妊婦さんも、地域の病院ではなく総合病院に通う傾向があって、
いざ、総合病院の施設が必要な難しい症状の患者さんを
受け入れることができなくなることもあるという。
患者の側にも問題はあるってことだな。
医療費も高騰し、今まで受けられたサービスが削られる現代、
貧乏人のとれる対策として、
・プライベートな付き合いができる医師を見つけておく
・普段から予防摂生を心がける
・自分の病気や医療に関する情報を集めておく
などの事柄が挙げられています。
貧乏ならば情報で勝負、と書いてあったので、
素直に情報を集めてみようかと思う私です。
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