多分、私の頭が悪いせいだと思うんだけど、
いまいちおもしろく感じられなかった。
新書には何度か、こうやってタイトルにだまされたことがあるが、
今回もその感をぬぐえない。
無血革命って、そんなこと言われたら
幕末の江戸城無血開城を連想させて、
こりゃまたすごい
ドラマチックな提言がされてるように思いません?
それはいい!
ぜひこの年金が不透明な今に求められる本ではないか!
そう思ったのに。
と、ながながと前置きを書いているのも、
あんまり紹介すべきところをピックアップできないからなんです。
この本、私がタイトルをつけるとしたら、
「年金の歴史及び豆知識」ってとこだな。
ね、売れそうにないでしょ。
では、本書に納められている年金トリビアをご案内。
もともと年金とは、
貴族が妾や芸術家に対して与えるものであった。
産業が発展するにつれ、
労働者を確保するためのインセンティブとしての
役割を果たすようになる。
米英で初めて年金制度を導入したのは
アメリカン・エクスプレス社である。
日本では、明治維新後、
武士たちに対する生活保障として始まった。
現在、日本で年金といえば、
企業が従業員のために支払う厚生年金、
公務員のための共済年金、
主に自営業者が加入する国民年金がある。
年金積み立ての問題点は、
加入者がどれだけ支払ったのかが明確にわからない。
改革を先送りにしたので、
問題が大きくなっている。など。
あと、欧米各国の年金制度に関しても
くわしく説明がされています。
著者は生命保険会社に勤務されていて、
年金の仕組みや歴史に関しては
とても深い知識をお持ちのようです。
なので、そういったことに興味のある方にはとても
役に立つ本ではないでしょうか。
ただなあ、無血革命というほどの明るい提言が、
いまひとつ読み取れなかったのは私の読解力不足でしょうか。
せっかく、
シンクタンクを立ち上げよという提言がなされているが、
読んでみると戦前の「満鉄調査部」の歴史が延々と
書かれていていささかがっくり。
これじゃあやっぱり不安だよ、年金。
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪

