昨日は日本の田舎町を旅してみましたが、
今日はパリを歩いてみようと思います。
著者は、NHKのフランス語講座に出演されている方。
パリ生まれ、パリ育ちの彼女が、
パリの街を区という視点から案内してくれます。
パリは面積105.4平方キロメートルの小さな街。
それなのに、セーヌ川の右岸、左岸でまず大きく区切られ、
(当然人々の意識にも区切りが生まれ)、
反対の岸には絶対に渡らないという人もいるらしいです。
そして、20に分かれた区にもそれぞれの雰囲気、イメージがある。
単なる住所分けの記号ではなく、パリに住む人にとっては、
ステイタス、生活様式、歴史そのものであるのだそうです。
まず、代表的な1区。
ルーヴル美術館があり、パレ・ロワイヤルがある、
パリの観光地が集まっている。
地元の人たちにとっては、レ・アル地区にできた、
フォーラム・デ・アルに出来たショッピングセンターが
よく利用する場所のようです。
bobos(ボボと発音する)という、
ブルジョア階級の人たちに人気があるのは4区。
日曜日にはしまってしまうお店が多いパリですが、
ここのお店は開いているので、ショッピングが楽しめる。
フラン・ブルジョア通りからヴォージュ広場へぶらぶら歩くのが
パリジャンのお気に入りコース。
エレガントでありながら、気取っている雰囲気がない9区は、
かつて芸術家たちが集まった地区です。
ロートレックやユゴーが暮らし、
ゴッホやセザンヌ、ルノワール、ゴーギャンが
無名時代に絵の具を買ったお店がある街。
いまはオペラ座やクリスマスデコレーションが楽しめる区。
うーん。恐るべき一冊。
行ったこともないパリの、
隅っこまで知っている気分になってしまった。
パリへ行く予定のある方、かつて行って、
その風景が懐かしいとお思いの方、ぜひどうぞ。
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