週刊プレイボーイの
人生相談コーナーに寄せられた質問と回答集。
その中でも傑作と思われるものを編集した本です。
これは。
文句なしに手元に一冊置いておきたいおすすめ本。
回答者がいい。
柴田錬三郎、松本人志、岡本太郎、アントニオ猪木、
リリーフランキー、開高健、赤塚不二夫、吉本隆明、
遠藤周作、松山千春…。
こんな豪華な顔ぶれで、面白くないわけがない。
みんな、常識を軽く飛び越えていて、
フツウの人生相談では聞かれないような回答が
たくさんある。
若者の悩みに、人生経験豊かな大人の男性が答えていて、
時には叱り飛ばし、時には共感し、時には笑い、
時には切々と諭す。
せっかくなので、いくつかの質問と回答を。
人生は賭けだと思います。
僕はまだ若いのでそんな瞬間はないのですが、
という悩みに、岡本太郎はこう答える。
「二者択一をするとき、いつも危険なほう、
破滅へつながるほうへ賭けてきた。」
ブサイクで、整形手術を考えている若者に、
リリーフランキーは。
「整形してもいいと思う。カツラをかぶっている人が、
カツラをかぶることで安心しているのと同じだから。
でも、ブサイクで得をすることもある。
きれいな子が歌を歌っても、アイドルね、ですんじゃうけど、
ブサイクだと音楽性を高く評価されるよ。」
リリー氏の回答にはもっと、
彼らしいエロ爆発のものもあるんですが、
とりあえずこちらでは割愛いたしますね。
ご了承ください。
アントニオ猪木に、猪木さんは誰かに悩みを相談しますか、
と聞くと、
「ストレスよりおれのほうが早い」。
開高先生、男性はなぜにスケベなんでしょうか、
という質問には一言。
「女がいるからです。」
野坂昭如に、友人に彼女をとられた、と相談してみると、
「もと友人を殺し、旧恋人に首を届け、
『俺たちの分まであわせてシアワセになってくれ』
と言うしかない。」
みんなふざけているようでいて、
その中にきらりと光る名言があり、
その洒脱、達観、諦念、楽観にはなんともいえない味がある。
自分の悩みもたいしたことがないみたいに思える。
これ、自分に10代後半の男の子がいたらぜひ読ませてあげたいなあ。
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