2007年08月25日

バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵




知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

さすが夏目漱石である。
理屈通りにいかない人生を、
この文章で見事にあらわしていると三十路の私は納得する。
中学生の頃に聞いたときは大して何の感動も受けなかったけど。

さてさて。

そんな住みにくい人の世には、
理想論だけでない人生の知恵が必要。
きれいごとだけではなく、
なるほど、と思わされる言葉が多い一冊です。

1ページにひとつの言葉と解説。

どこから開いてもいいので、一日のはじめに
気まぐれで言葉を拾ってみてもいいかもしれません。

・八方美人になる。
仲間内の主流を観察し、その場に溶け込むことが大事。
特に下っ端のうちはこのような態度でいることが必要である。

・わかりやすく、はっきりと話す。
難しい言い方をすればいいというものではない。
感じよく、伝わるように人に話そう。

・真実を上手に伝える。
ありのままを知らせることがいいこととは限らない。
誰かが辛い思いをする真実なら、和らげることも必要。

・世間が認めているものにけちをつけない。
ひとり意見を異にすると怪しまれるし、
まちがっていればばかにされる。

・胸のうちをあかさない。
自制して多くを語らないこと。
もらしたこと全てに対して
必ず代償を払うことになるからだ。

・愛情に執着しない。
愛情が深まりすぎると、敬意は薄れていく。
度がすぎれば侮りのもと、というわけである。

・斜陽の姿をさらさない。
何事も引き際が大事。
華のあるうちに引くことが重要だ。

たいていの自己啓発書では、八方美人にならない、
愛情を大切に、などと書かれていることが多い。
しかし、それだけでは大やけどをすることがあるのも人生。

大人向けの名言集です。



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posted by momo at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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