2007年09月14日

假屋崎省吾の食卓にあふれる愛




テレビなどにもよく出ている華道家、假屋崎省吾氏の料理本。

なんだよ、華道家だろ?
有名人だからって適当な本出しやがって。

そんな声が(私の心の中から)聞こえてきますが、
読んでみるとなかなかよかったです。

何がよかったかというとこの二点。

・家庭でも作れそうな、地味で堅実で普通の食材を使っていて、
なおかつそれほど難しくない料理。

・母への思いを切々とつづった文章が載せられているのだが、
その個性的な文章によってつくられる假屋崎ワールド。

假屋崎氏はお母様を69歳で亡くしておられます。
ちょうどお母様と住むために新築した家が建ったばかりで、

「新築の家にひとりぽつねんと取り残されたわたくしは、
夜の闇に飲み込まれた小鳥のようでした。」

小鳥?小鳥ぃ?!
もうこの一文が脳天直撃。
假屋崎氏の世界にどーんとひきずりこまれてしまいました。

公務員のご家庭に生まれた假屋崎氏。
ご両親が園芸が好きで、
庭にはたくさんの花があふれていたそうです。

少年の頃の假屋崎氏が好きなテレビは、
NHKの「婦人百科」、「趣味の園芸」、「きょうの料理」。
少し変わった少年だったようです。

花は好きだったものの、それでは食っていけないだろうと
二浪して大学へ。
卒業後もアパレル関係で仕事をしていたそうです。

ですが、花への思いを断ち切れず、それを認め、支え、
背中を押してくれたのが母だったと假屋崎氏は言います。

そんなお母様はお亡くなりになりましたが、

「母の姿は見えなくても、
わたくしは心のなかにいる母と一緒にどこへでも出かけます。
母は今でもわたくしと一緒に歩み続けてくれている。

喜びごとがあるたびに、心配事を乗り越えるたびに、
そう感じるわたくしでございます。」

そう、この本は、料理本の形をした東京タワー
(BYリリー・フランキー)なのだ!

とはいえ、写真も多く、料理もとてもおいしそうである。

豆のサラダ黒ごま豆腐和え、節約てんぷら、鶏すきやき、
さばの甘酢漬けなど、今日の夕飯の参考になるおかずが豊富。

ひじきに高野豆腐とするめ、昆布茶を入れるレシピがあって、
試してみたのですがなかなかおいしかったです。




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posted by momo at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活、ほっこり系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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