2007年09月28日

まんねん貧乏




わーい。こんな楽しい本、久しぶり。
読んでて楽しい。うらやましい。いっそすがすがしい。

帯に書いてある。
「年収15万円。なんとかしのいでいます。」

36歳、女性。独身生活を謳歌したいがために、
結婚をせずに過ごしてきたが、
とうとうニュージーランド人の男性と結婚。

お金を使わない遊びと妄想、昼寝が大好き。
へたくそだけど家具カーテンも作ってしまう。

貯金はする。月々貯めたお金でやりくりし、
キャッシュカードはあまり使わない。
何のためにお金を貯めるかというと、無職になるためだ。

バイトをして、無職になって、
絵を描こうと思いつつ昼寝をして。
そんな生活。

それでも、気が弱いのでNHKの集金が来るとお金を支払ってしまう。
買物に行こうとしていたところに出くわして、
今夜のおかずがなくなってしまうこともある。

ヨーグルトの空き箱に貯金をして、美容院に行こうとする。
意気揚々と、普段はかないスカートをはいて自転車に乗ったところ、
後輪にスカートが巻きついてぼろ布みたいになってしまう。

情けなさ満載である。

バイトもする。

マニュアルだらけのファーストフード店では撃沈。
常連さんには何か一言話しかけたいと思っても、
マニュアル以外のことは話してはいけない。

水商売を始めてみると、ママが気を使って、
「娘に買ったんだけど」と
さりげなく洋服をプレゼントしてくれる。

本は文庫本しか買わない。
増えてきたので整理しようと古本屋に行くと300円で買い取られる。
後日、もったいなくなって再び買いに行き、
450円の値段で買い戻してしまう。

友達から遊びの電話がかかってきても、お金がないので行けない。
おごりときいても、電車代がないから行けない。

お金を使わない遊びだったらできるのである。

靴下を丸めてカーリングをしてみたり、
エアギターに興じてみたり、
派手目のメイクをして踊ったりする。

20代の頃は、こういう遊びにつきあってくれる友達がいた。

でも、大人になると、がんばった分贅沢がしたいものなのかな、
とふと思う。
自分は大人になってはいけない人間だったのだろうか。

いいよなあ。こういうのも。
笑えるけど、まねはできないけど。
お金から自由というのはこういうことかも、と思ったりもする。



????????
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/57692392

この記事へのトラックバック

まんねん貧乏  得能史子
Excerpt: まんねん貧乏/得能 史子 得能史子 ポプラ社 2006  一応本の形はしているものの、絵と文字で綴っているので、漫画かも…。 作者の貧乏っぷりが日常のエピソードとともに描かれている。 このゆるさがなん...
Weblog: 読書・映画・ドラマetc覚書(アメブロ版)
Tracked: 2007-11-04 19:05