年収15万円で過ごす人もいれば、
一月の小遣いが100万円という人もいるのである。
この日本。すごい話である。
さて、著者は「下流社会」という本を書いた三浦展。
今度は富裕層に切り込んでいきます。
基本的に、富裕層の定義、富裕層のお金の使い方、
世代ごとにことなる消費傾向、
資産の中身など、データが中心の本です。
富裕層向けのマーケティングなどを行っていて、
どんな人たちがいるのか知りたいという方には
大変お手軽、おすすめな一冊。
分析、論評などを読みたい方にはやや物足りないといえます。
本書は、株式会社イー・マーケティングが発行している
富裕層向けの雑誌、「SEVEN HILLS」に
アンケート用紙を折り込むという方式で調査された
結果を基にしている。
富裕層とは、一般的には年収が3000万円以上、
金融資産が1億円以上の人たちをさす。
富裕層の年齢分布は、30代以下が12.4%、40代が34.2%、
50代が30.9%、60代が15.8%、70代以上が6.7%。
職業は医師、会社起業者、経営者が多い。
収入源は、若い年齢のものが給与、報酬所得であるのに対し、
年齢を重ねるにつれ不動産からの地代、賃料が多くなる。
不動産資産は、ビル、店舗、山林など、自宅以外のものが多い。
気になるお小遣いは、年収1億円以上の人は毎月平均172万円。
年収5億円以上の人は228万円。もう言葉が出ません。
その中で、消費を引っ張っているのは若い女性である。
働く女性、高給をとる女性が増え、ファッション、
家事サービスなど、彼女らは旺盛に消費をする。
富裕層の娯楽は、高級レストラン、ホームパーティが主で、
海外旅行などには行かない。
仕事が忙しいので、行けないのである。
しかし、彼らは基本的に勤勉な人間が多く、
仕事を休んで娯楽に興じることにそれほど興味がない。
彼らのアンケートの結果、
富裕層になるために必要なものとして選んだ、
第一位は「努力」であった。
やっぱり皆さん、努力されてるのね。
大型テレビを欲しがるのは若い男性。
車をステイタスと考える人間は意外に少ない。
団塊の世代の富裕層は、家事サービスなど利用したがらない。
主婦がするもの、無料のものと考えている。
若い女性は、安全と安心を求める。
ふう。読んでるだけでおなかいっぱい。
ぜんぜん違う世界というのを、本で知るのもなかなか面白い。
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