あんまり話題にはなってない本だと思うけど、
ベストセラーである「社長のベンツ」よりは
よほどまともかつ面白い本だと思うのでご紹介。
会社の資金繰りについて書かれた本です。
内容が専門的なので、経理の方や経営者の方でないと
いまひとつぴんとこないかも。
私も、専門的なところは流し読みですが、
会社とお金の流れについての考え方は
とても興味深く読めました。
著者は、会社のお金の流れを「温泉」として捉えている。
最初に「源泉」がある。これが利益余剰金。
それが第一のタンクに貯まり、運転資金になる。
そこからあふれたのが第二のタンクに入り、
設備投資の資金になる。
そこには「温泉」、資本金と「水道水」、借入金が入る。
設備投資は資本と借入でまかなう、ってことですね。
そしてその余剰が、最後のタンクに入り、現預金となる。
お金は、まず運転資金として利用され、設備投資にまわされ、
残ったのが現金による預金、ということ。
図解だととてもわかりやすい。
本のカバーに描かれているので、
興味のある方は上記のリンクからご覧ください。
会社と借入金は切っても切り離せないもの。
家計と借金がそうだと困りますが、
事業資金はたいてい銀行からの借入ですから。
銀行にとって、運転資金は貸しやすいものである。
だから、それを無理して返さず、
現金を手元になるべくためておこうというのが
著書の主張である。
設備投資金として借りる場合は、
それは必ず利益を生むものに投資しなくてはならない。
銀行からお金を借りるときの格付けを
よくするための方法も書かれている。
借りたお金は公的資金から返す。
官の取立ては民間よりも厳しい。
(サラ金なんか甘っちょろいと思えるような
取立てができますからね。)
倒産したときの売掛金の守り方。
自宅を法人所有にしない。
機械類はリースで。
後継者の人生選択の幅を狭めてはならない。
など、中小企業の経営者には参考になることが
たくさん書かれています。
ちなみに、社長の車は4ドアのベンツでなくても
経費にすることができます。
実際にフェラーリの費用が経費として
認められたこともあるのだそうです。
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