21世紀に通用する、
新たなマーケティング指標を作ること。
それがこの調査の目的である。
フジテレビの営業局が、
インターネットを使って約2万人にアンケートを行った。
人口構成比が若めに寄るという弊害はあるが、
個別調査でこの人数にあたるのは不可能であるので、
よしとしてもらいたい。
今回の調査で柱になるのは、
・マニアの定義づけをすること。
・マニアが強く推進するマーケットを確定すること。
108に分けた趣味のジャンルの中から、
「非常にこだわりをもっている」、「かなり〜」、「やや〜」という回答を得たサンプルを有効とする。
そのサンプルから、それらを選んだ人のお金や時間の使い方、
知識程度を調べる。
そして、
「お金と時間を費やし、専門的な知識を持っている人」を
マニアと定義づけする。
中でも、人数、全体金額消費、
累計時間消費の割合が高いものを「特濃」ジャンルとする。
ふんふん。なるほど。
では、さっそく、実例を見てみましょう。
特濃に選ばれたジャンルは、芸術、クラシック音楽、ロック、
舞台鑑賞、アイドル、コスプレ、改造車、楽器、
ウィンタースポーツ、マリンスポーツ、着物、ダンス、
外国語、資格・習い事、お受験、宗教、
ペット、テーマパーク、ギャンブル。
これらの分野では、マニアが動けば業界が動く、といわれる
ほど、マニアの人数も、消費金額や使われる時間も多い。
調査では、それぞれのマニアに共通する人間像も
浮かびあがらせています。
たとえばクラシック音楽のマニアはこんな人たち。
性格は、「理論的に物事を考える」「自立心が高い」と
自分のことを考えている。
「計画的な買物をすることが多い」。
購買する雑誌は、「音楽の友」や「レコード芸術」。
ロックが好きな人たちは、自分のことを
「夢見がちで現実的でない」と考えているようです。
アイドルのマニアたちは、「引っ込み思案」で
「人つき合いが苦手」。
お受験マニアは「自分で料理をすることが多い」。
「買う前に値段を比較する」、「在宅勤務ができればいい」
など、主婦らしい回答が多い。
ギャンブルマニアの人たちは、
「世の中、運やツキが大事」と考えている人が多い。
他にも、こだわりを持つ人の多い趣味の分野、
少ない分野など、現代人の趣味の分布もわかって面白い。
あの趣味を持っている人は、
こんなことに関心があるんだ、とわかれば、
ちょっとした世間話にも役に立ちそう。
マーケティング関連のお仕事の方には
興味深い一冊ではないでしょうか。
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