食い逃げされてもバイトは雇うな<上>、とあるので、
下巻を待っていたらまだ出る気配がない。
なので、とりあえず読んでみました。
別に下巻を待つ必要はなかった。
上下巻を分けて展開する、という作りではなく、
いろいろな会計豆知識を分けてシリーズにしますよ、
というようなものでした。
著者自身が、一時間で読めるようにした、あとがきで言っている。
それほど難しい話でもなく、字も大きく、
先ほども申し上げた通りビジネスと数字に関する豆知識という感じ。
古本で、できれば100円くらいで買って通勤電車で読み捨て、と
いうのが一番ふさわしい読み方のように思います。
では、そんな数字豆知識が書かれているのか。
まず、表題の、食い逃げされてもバイトは雇うな、について。
テレビで、一人でやっているラーメン屋を取り上げて、
「出前に出た隙に食い逃げされるかもしれない。
でもアルバイトを雇わないおかしな店だ。」
と言っていたのをきいた。
だが、アルバイト一人の人件費と、
食い逃げされたラーメン代を比べると、人件費のほうが高くつく。
食い逃げのリスクを考慮に入れても、
バイトを雇わないほうが経営者としては当然の判断、ということ。
また、タイトルに数字をうまく使うと
インパクトがあるということも書かれている。
映画ゲド戦記は、宮崎吾郎第一回監督作品、とすることで、
二回目も、三回目もありますよ、という期待を観客にもたせる。
(私は勘弁こうむりたい。)
Web2.0という言い方も、進化の途中を表すようであり、
1.0よりも新しいんです、という強い印象を与える。
タウリン1グラムというと効き目がなさそうだが、
1000ミリグラムと聞くと
なんだかたくさん入っているような気がする。
最後に決算書について、会計士としての読み方を教えてくれる。
読み方と書きましたが、決算書は読むものではない、
と著者は言い切る。
決算書を見て必要なこと、それは「比較」。
売上、利益など、自分が知りたい指標をまず探す。
そして、前年比であったり、他社との比較であったり、
割合を出せば会社の状況はだいたいわかる、
というのが本書の主張。
章ごとにまとめがあり、それがページの無駄ととるか、
そこだけ読んでラッキーとするか、それは各人の自由。
とにかく、気楽に読んでみて、知識が増えて楽しい。
そんな一冊でした。
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