2007年11月23日

34 だから、私は、結局すごくしあわせに思ったんだ




結婚おめでとう!

まあ、こういう本はまじめに論じても仕方がない。

ぐだぐだと、居酒屋で青木さやかに居合わせて
なおかつなんだか気が合って、
お互いもういい加減出来上がったところで
げらげら笑いながら聞いて、
翌朝には忘れているような内容の話だからだ。

そういうスタンスで読むと大変面白い。
お疲れさん!これからもがんばれよ、青木!と最後には思う。

26歳で上京してきた青木さやか。
中野で8万円のアパートで、
一緒に上京してきた男性と同棲生活をはじめる。

芸人になるつもりだったが、
だめだったら結婚しようと思っていた。
なのに捨てられてしまい、
依存する相手がいなくなったことに落ち込む。

名古屋にいた頃は自分が一番面白いと思っていたはずなのに、
なかなかテレビに出ることができない。
アナウンサーになった女性へ、嫉妬の心が隠せない。

ギャンブルに依存し、消費者金融で金を借り、
返済日には親に金の無心をする。

ここでパイチという雀荘の話が出てくるが、少し感動的ではある。

苦しいときに助けてくれたその雀荘のご主人が、
癌になって郷里に帰り、
売れっ子になった青木が電話をしたときには亡くなっていた、
というエピソード。

前衛的、芸術的な芝居や笑いにこだわるのではなく、
売れたいと思う青木。
ワタナベプロに所属することになり、
敏腕マネージャーと二人で「青木さやか」像を作り上げていく。

恋愛は相変わらず不調。恋愛マニュアルを手にするが、
世の中マニュアルどおりにはいかない。

両親が離婚したため、15年会っていなかった父親に再会する。

ひきこもり癖があって、
ときどき誰にも会いたくなくなってしまう。
そして、孤独だ。

あー、そうですか、そうですかと読みすすめて、
最後に配偶者との出会い。

ダンサーである彼は、3つ年下。
青木のややこしい性格にも、
「疲れるけど、一緒に乗り越えていけばいい。」と言ってくれる。

文章は中学生程度。内容は日記並。
要するに、中学生の国語の好きな女の子が
書きなぐった日記だと思えばいい。

ただ、夢を追っていてみじめなほど憔悴する様子は
どこか共感できるものがあった。
夢があって、でも自分の境遇は理想どおりではなくて、
汗のにじむ手のひらをこっそり握りしめる。
こんな経験のある大人は、きっとたくさんいると思う。



こちらのブログがあなたのメールBOXに届きます。
平日日刊・メルマガだけの前フリも好評です♪
まぐ2.JPG

★blogランキングに参加しています★



posted by momo at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 世間話、時事ネタ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/68611210

この記事へのトラックバック