2007年11月30日

でっちあげ




福岡市のある公立小学校で
いじめ事件が発生した。

いじめの犯人はクラス担任の教師である。
ある男子児童にアメリカ人の曽祖父がいると知った教師は
「血が穢れている」と言い、彼に体罰を加えた。

その体罰は、両頬を強くつかむ、
もしくはぐりぐりと拳を押し付けるアンパンマン、
また、両耳をつかんで体を持ち上げるミッキーマウスなど、
教師が独自の名前をつけた凄惨なもの。

児童はPSTD障害にかかり、
両親は教師に損害賠償を請求する訴えを地方裁判所に起こした。

朝日新聞をはじめとするマスコミがこぞって報道し、
殺人教師なるあだ名をつけた報道機関もあった。

だが、裁判所は両親の訴えを棄却。
事件の真相は意外なものであった。

事の発端は教師、川上が浅川裕二の家を家庭訪問でたずねた日の
何気ない会話である。

その中で、裕二の母和子は
自分の祖父がアメリカ人であることを話した。
帰国子女なので、日本語を習得するまでに苦労があったことも。

川上は世間話として当たり障りのない返答をしただけだった。

それから3週間後、和子が学校に
「子供が血が穢れていると言われ、体罰を加えられている」
と訴えてきた。

穏便にという校長の指示があり、いったんは謝罪する川上。

しかし和子の主張はエスカレートし、
川上のクラスには川上を監視する目的で副担任がおかれ、
ついには半年間の停職を命じられる。

裁判にまで発展したときには、
マスコミの報道により川上は孤立¥無援に近い状態だった。

裁判がすすむにつれ、原告側の主張に違和感が生じてくる。

まず、和子の言うアメリカ人の尊属は浅川家にはいないこと。
和子はアメリカ育ちというが、
地元の小中学校を卒業していること。

また、PSTDといったんは診断された裕二だが、
入院先の病院ではそのそぶりはまるで記録されていなかった。

いたって元気な、やんちゃといってもいいほどの元気ぶりが
日誌に記録されている。

耳から血が出たなどという「体罰による」怪我も認められなかった。

これ、いわゆるクレーマーというやつではないでしょうか。
以前にクレーマーに関する本を読んだことがありますが、
針小棒大に物事を述べるところがクレーマーそのもの。

それならば、きちんと筋道を正して対応するのが正解だと
その本には書いてあった。

父兄の主張におもねり、「穏便に」すませようとした
校長の態度が事件を大きくしたように思える。

そして、真相を知ろうとせず盲目的に教師をたたこうとする
マスコミの姿勢にも背筋が凍る思いがする。

「川上先生はそんなことをしない。」

子どもたちはテレビの報道を見てショックを受けていたそうだ。

一番の被害者は子どもである。




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posted by momo at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 硬派!社会派系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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