2007年12月08日

適当論





こんな適当な本、見たことない。
いや、高田純次らしい適当さだったらいいんだけど、
これはひどい。

第一章は高田純次と精神科医の和田秀樹の対談。

高田純次は、

「俺に憧れているという人は、俺のことを、ごはんを食べて、
くだらないこと言って、酒飲んで寝ると思ってるんじゃないの?」

と自分のイメージを分析する。

彼は意外に働くのが好きで、
忙しいほうが精神的には楽なのだそうだ。
小さい頃の夢は警察官。
理由は、警察官の息子にいじめられたから。

和田医師の出した、
シゾフレ・メランコ心理テストなるものによる分析は、
バランスのいい人。

第二章、これが最悪。
和田医師が高田純次の発言を分析しているのだが、
こんなの読みたい?

高田純次の話芸はその瞬間だけで消えていくからいいのであって、
こんな深読みする必要なんてあるか?

とはいいつつ、少しだけ、高田語録と和田分析をご紹介。

高田 「俺は100メートルを9秒で走れたよ。バイクで。」

さすが高田純次。もう十分笑える。

そこで和田医師の分析はというと。
100m走るというとすぐに陸上競技を想像しますが、
裏にある前提条件を読めない人はだまされてしまう。
物事を比べる際は前提条件を
きちんと考えられるかどうかがポイントになる。

???

第三章も同じような感じなので割愛して、
第四章で高田純次の独白。彼の半生が語られる。

若い頃はデザイン学校に通って横尾忠則に憧れていた。
妻と出会ったのはサラリーマン時代。
一年ほど同棲して入籍。五年後に子供ができた。

人生で一番うれしかったのは公団住宅の抽選に当たったとき。
それまで風呂のない部屋だったので、
自宅で風呂に入れることがうれしかった。

子供ができてからサラリーマンを辞め、劇団に入った。
夜中から朝方まで肉体労働をしていた。

笑点で初めてテレビに出て、
元気が出るテレビに出演が決まったときは赤飯を炊いた。

お金がないと言う人に言いたいことは、働けということ。
今はホームレスでもやっていけそうな時代だけど、
やっぱり働いた方がいい…。

ああ、この人が適当なだけの人だったらこんなに
テレビには出ないのだろうな、と思う。

しかし本は適当である。
だいたい著者は和田秀樹とするのが妥当な内容。
四章あるうち三章まで和田先生が書いてるんだから。

それもたいがいとってつけたような内容で、
「適当論」というより
高田純次の人気に乗っ取った「やっつけ仕事の見本」という
タイトルがふさわしい。

それはだめでしょ。




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タグ:高田純次
posted by momo at 22:47| Comment(0) | TrackBack(2) | 世間話、時事ネタ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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