2008年01月11日

その後のツレがうつになりまして。




前作、ツレがうつになりまして。が
発行されたのが2006年3月。
本日ご紹介の本は、ツレさん(著者のご主人)が
うつから回復されている様子を描いています。

(前作の紹介記事はこちら↓
http://wadainohon.seesaa.net/article/29907537.html

漫画。
読みやすく、実際にうつをわずらった方には
非常に評判がいいらしい。

かわいらしい絵で、明るい内容なんだけど
ご本人たちにとって
大変な日々だっただろうということが感じられる。

スーパーサラリーマンで、明るく前向き、
がんばりやさんだった夫。
仕事のストレスからうつ病を発症してしまう。

前作では、うつ病の夫がどんなことをしたか、
うつの患者さんがどんなことを考えているかが
リアルに描かれていた。

今回は、過去を振り返る形で何をしてきたか、
どうすればよかったのかを主に描いている。

まず、うつ病の人に会社を辞めるように言ってはいけない。

彼らの場合は、激務によるストレスが原因だったので、
結果的にツレさんが仕事を辞めたのは正解だったみたい。

だが、患者が会社を辞めたいと言い出すときは、
逃避したいという気持ちからであって、
会社を辞めることを認めると、離婚、自殺まで
考えが発展してしまうことがあるそうだ。

会社の休職制度などを利用して、
なるべく環境を変えないほうがいいらしい。

日記を書いて、自分の考えの癖を理解する方法も
回復には効果がある。

また、「ウチ流 こんなときは こうしてた」と、
闘病生活で気をつけていたことも描かれている。

後ろ向きで愚痴が多くなった夫に、
「病気のせいだよね。薬はちゃんと飲んでる?」ときく妻。

がんばってと励ますよりも、
病気のせいだということを認識させてあげることが大事。

意欲がなく、寝込んでいるときは
「やる気をチャージしている」と解釈してあげる。

病は気からって言うでしょ、などと
追い詰めるような言い方は禁句。

その後、電話をかけられるようになり、
講演会で人前で話すことができるようになる。
順調な回復の様子にはほっとする。

うつになってあきらめたこともたくさんある。
旅行やコンサートに出かけること。人ごみが苦手なのだ。

だけど今、ツレさんは会社を作り、家事をこなしながら
マイペースで仕事をしている。
だらだらすることを覚え、自然に、楽に生きられるようになった。

セクシャルマイノリティーの方の書いた本を取り上げたとき、
彼らのことを「知らない隣人」という書き方をした。

これがいいのか悪いのかは分からないけど、
確かに、自分が知らない、
理解してあげにくい悩みを抱えている隣人はきっといる。

前作がとても評判になったのは、
うつという病気が外からは見えづらいもので、
それをリアルに描いていたからなんだと思う。

上手に言えないんだけど、もし身近にそんな人がいたら、
ほんの少しでも理解できるような努力をしたい。
そんな人間でいたい。

その意味でも、おすすめしちゃうんだな、この本。




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タグ:うつ
posted by momo at 14:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 世間話、時事ネタ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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