新卒で新聞社に入社、
その後外資系コンサルタント会社に転職。
現在はニュースサイトの編集長をされている著者。
彼が新聞社を辞めたのは、
新聞社の企業文化についていけなかったからだそうです。
その企業文化について、大手ばかりではありますが、
実名をあげて詳しく分析、レポートしている本書。
年明けから就職活動を本格的にされる学生さん、
またそのご両親には一読を強くお勧めしたい。
同じ業種、仕事でも企業によって考え方は全く違う。
仕事内容だけでなく、こういう視点があることを、
会社選びの際の参考にしていただければと思うのだ。
会社を選ぶ際のポイント、その1。やりたい仕事ができるか。
やりたい仕事をやりやすい会社というのは、
社内公募制度やFA制度が整っていて、
なおかつ運用されているかというのでわかる。
社内公募制度を利用して、やりたいことを述べても、
「他の部署に行くことは裏切りだ」と
出世の道を絶たれる富士通のような会社もある。
制度だけがあっても、企業文化にマッチしていなければ
かえって弊害になるだけだ。
逆に、「やってみなはれ」の言葉に代表される社風の
サントリーは社員の提案にも好意的に対応してくれる。
その2。働く時間に納得できるか。
サービス残業。おかしな言葉だけれど、
実際にあるのだから仕方がない。
定時って何、仕事時間は無限、という考え方の企業は
主にマスコミ。休日も少ない。
外資系は時間よりも成果を問われるので、
結果的に長時間労働になりがち。
ベネッセ、JTBなどは「残業はもはや文化。」
SE職なども時間外労働は長く、
持ち帰りが当然という考えで仕事をされている様子。
他にも、女性の活用はどうか、福利厚生はどうか、
報酬は高いか、離職率は、など。
図で説明されておりわかりやすい。
実際に働く人の声も聞かれるので真実味が増す。
現在お仕事をされている方も、
気になる業界の本音の姿を知ることができる興味深い一冊。
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