もういやなんだよ、ああいう映画。
涙もろく、さらに犬好きの私は
CMを見ているだけで涙腺がゆるんでしまう。
というわけで、本日は映画、マリと子犬の物語の原作、
山古志村のマリと三匹の子犬をご紹介。
こちらは映画とは少し内容が違います。
市役所にお勤めの豊さんの家には、マリという犬がいます。
マリはある日、かわいい三匹の子犬を産みました。
その日の夕方、大きな地震がマリの住む山古志村を襲います。
そう、マリが子供を産んだ日は新潟中越地震の日だったのです。
鎖につながれていたマリ。子供たちを守るために、
必死になって鎖を引きちぎります。
子供たちの安全を確かめたマリは、全壊した家の中へ。
中にはまだおじいさんが残っているのです。
おじいさんはたんすの下敷きになって、
自力で逃げ出すことはできませんでした。
もう死ぬのだろうか。
そう考えたときに、体中に怪我をしたマリが
おじいさんのそばにやってきました。
ガラスで傷を負いながらも、子供とおじいさんのところを
何度も往復するマリ。
あきらめちゃいけない。
マリを見ておじいさんは、
気力をふりしぼってたんすの下からはいだすことができました。
朝が来て、自衛隊の人たちが救助にやってきましたが、
ヘリコプターに犬を乗せることはできません。
おじいさんはあるだけのえさを出して、
マリを置いていかざるを得ませんでした。
残されたマリと子犬。
えさは他のペットに奪われ、狩りにでかけた池は
地震で干上がっている。
少しの食料を見つけては地面に埋めて隠すマリ。
16日後、おじいさんが村に戻ったとき、
マリはすっかりやせ細り、鼻の周りは土で汚れていたそうです。
子犬たちは三匹とも元気。
マリは立派に子供たちを守りぬいたのです。
大きな文字で、シンプルなお話である。
映画と違って人間の子供たちのエピソードはない。
もちろん映画は観ている人が楽しめるように
脚色をしている部分もあって、それが悪いとは決して思わない。
だが、こんなシンプルなストーリーでも十分に感動できる。
この本の売上は、中越地震の復興に使われるそうです。
映画館に行く前にぜひ。
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