手帳くらいのサイズの小さな絵本。
子供さんへはもちろん、大人へのプレゼントにしても素敵です。
今から100年前、ニューヨークに住む少女、バージニアが
ニューヨーク・サンという新聞に一通の手紙を送った。
この手紙に対して、記者は返答を書く。掲載されたのは社説欄だ。
友達に「サンタクロースなんていない」と言われたバージニア。
父親に聞いたら、
「新聞にサンタクロースは本当にいると書いてあれば、
そのとおりだと思うよ。」と父は答える。
バージニアは記者に問う。
どうか本当のことを教えてください。
サンタクロースは、本当にいるんですか?
以下、返答の社説を抜粋してみます。
君の友達は、まちがっていますよ。
その子たちはきっと、何でもうたがう、
うたがい病にかかっているんだと思います。
自分に見えるものだけしか信じない、
自分に分からないことは、何でもうそだと思うんです。
この世に満ち溢れる愛や優しさや、信じる心があるように、
毎日を美しく、楽しくしてくれるように、
サンタは本当にいるのです。
もし、サンタクロースがいなかったら、この世はなんてさびしく、
つまらないでしょう。
もしあなたのような子どもがいなかったら、
さびしくてしょうがないくらいさびしいでしょうね。
もしサンタクロースがいなかったら、
がんばる力をつくってくれる、子どもらしい信じる心や、
詩もロマンスもなくなってしまいます。
ただ目で見たり、手でさわって感じたりするだけで、
よろこびがなくなってしまいます。
子供時代に、きらきら光るひかりが消えて、
まっくらになってしまいます。
信じる心や、詩、愛、そして、ロマンスだけが、
カーテンを開き、その向こうにあるたとえようもなく美しいものや、
よろこびを見せてくれるのです。
その美しいものやよろこびは、全部本当のものでしょうか?
バージニア、これほど確かな、これほどわからないものは、
この世の中には他にないのです。
サンタクロースがいないですって!
とんでもない。ありがたいことに、サンタクロースは、
ちゃんといるんです。
千年たっても、百万年たっても、
子供たちの心をよろこばせつづけてくれるんです。
いいなあ、こういう文章が書ける大人って。
大好きなあの人へ、贈ってみませんか。この本。
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