本屋さんでうろうろしているときに
思わず手にとってしまった一冊。漫画です。
一話完結なのでどの巻からでも読めそう。
「お探しの漫画、あります。」いうのが売りの金魚屋古書店。
漫画を専門に扱う古本屋だ。
最新刊の6巻で面白かったのは
「古本のお医者さん」と「本が好き」。
「古本のお医者さん」では、古本を修繕する男性が登場する。
日本で最も高い値がついている、
藤子不二雄の「最後の大戦」を手にした彼は、
病気の妻の医療費のためにある決心をする。
彼の葛藤と古本屋の友情を描いた話だが、
古本の修繕の技術など、読んでいて非常におもしろい。
「本が好き」は新刊書店に勤める女性の話。
金魚屋古書店の常連、キンコが
アルバイトすることになった新刊書店には
夏目さんという女性がいた。
仕事に厳しく、皆に煙たがられているが、
書店にかける情熱にはすばらしいものがある。
本屋に入って、なんとなくこの店は本が選びやすいと感じる
ことってないですか?
本屋さんにとって、本を並べることはその店の
「伝統芸」であるのだと夏目さんは言う。
お客さんが興味のある本はどんな本なのか、
何が売れているのか。
本を棚に並べていくことを「差し」と言うのだそうだが、
その差しには書店員の知識の蓄積が現れるのだ。
作家のサイン会が行われる日には、
その作家の関連の本を多く並べ、看板を統一し、
さりげなくイベントを盛り上げるための店内に作り上げる。
そうか、居心地のいい本屋さんというのは
こんな努力のおかげなんだな、と改めて感心させられる。
最後、彼女はその新刊書店を辞めてしまう。
新たに彼女が選んだ仕事場がまたいい。
本好きだったらぜひとも読んでいただきたい一編。
これを読んだら絶対に本屋さんに行きたくなってしまう。
他にも、古書店が地震に見舞われる話、
ボーイズラブ漫画が好きな女の子とホストの恋愛話。
どれも漫画が大好きな人たちが登場する心温まるお話になっている。
あー、本が好きだー!
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